雷雨の天王山オリエンテーリング〜京都カップ第1戦〜(2000.5.14)


天王山

昨日の鉱物採集に引き続き,京都行きです。といっても,今日の京都は大阪府との府境の天王山です。天下分け目の天王山として有名な山です。その下を通る名神高速道路でも,天王山トンネルは渋滞の名所として有名です。また,天王山のある大山崎町は,サントリーのウイスキー工場でも有名です。

天王山は,長岡京市と接しています。竹林が多いのがうなずけます。しかも,その竹林の中を見ると,たけのこ運搬用のモノレールの線路があり,竹林への立ち入りを禁止する札と柵が設置されています。たけのこって,勝手に生えてくるものという認識しかなかったのですが,農産物としてきちんと栽培されているたけのこもあるんですね。さすが,たけのこの長岡京市です。

  
△・1〜11・◎ コントロール位置説明
△・1〜11・◎
コントロール位置説明

MAS

オリエンテーリング(OL)会場は,大山崎小学校です。いつものように当日申し込みです。昨年までは,MBクラスに出ていたのですが,今年からは少しランクアップしてMASに挑戦です。MAのショートバージョンだそうです。距離は,Bとはあまり違っていません。ポイントの設置のしかたが,Bとは違うのでしょうか。

着替えを済ませると,スタート地点へ移動です。マラソン大会とは違って,OLの場合はスタート地点が受付会場から離れていることが多いのです。今日もスタート地点までは,40分もかかるそうです。その間には,誘導用のテープがあるのですが,それでもさっそくミスコースをする人もいます。スターと地点に行くまでにミスコースして,大丈夫かいなぁとよけいな心配をしてしまいます。

スタート地点まで40分

神社の横を通り,山道を登ります。この道はハイキングコースにもなっているようで,天王山を中心としてコースがいくつかあるようです。この道は,バイクの進入は禁止になっています。道の横には,たけのこ運搬用のモノレールがあります。と,上から荷物を積んだミニキャタピラー車が降りてきました。すごい道です。道の両側には,あいかわらず竹林が続いています。

一汗かくころに,スタート地点です。近くには展望台があり,東方面の展望が開けています。道の横には,天王山の合戦の壁画があります。さすが天王山です。歴史を感じさせます。駅から会場の小学校までの間にも,史跡がいくつかありましたし,街並みもどことなく歴史を感じさせるものがありました。やはり,ここも京都です。

  
京都盆地を望む スタート風景
京都盆地を望む
スタート風景

天王山山頂

スタート地点(△)は,いつもの仕切りです。1分おきのスタートです。プン,プン,プン,プ〜ン!各クラス1人ずつのスタートです。さっそく走り出そうとしますが,その前に現在地の確認です。道なりに進み酒解神社を通り,(1)へ行くことに。ところが,酒解神社手前にショートカットの道があります。それを探してうろうろ。ようやく見つかったのはいいけれど,柵で通行禁止になっています。地図をよ〜く見ると,柵のマークがあります。なんやネン。

大回りをして(1)を目指していると,ナント!「天王山山頂」の表示が出てきました。地図を見ると,山頂まではそれほど距離はありません。せっかく来たのですから,やはり山頂を極めたいもの。時間のロスにはなりますが,さっそく行ってみることに。

山頂は,少し広場のようになっているものの,木立に囲まれ展望はありません。でも,標示はあります。さっそく記念撮影です。ボクの山歴に,これで1座追加です。でも,オリエンテーリング中にこんなことをしていていいんかいなぁと後ろめたい気もしますが,山頂から真北に行けばショートカットになります。偵察に行くと,急な斜面なので,危ない。しかたがないので,下の道に戻ることに。でも,ここでOL参加者2名を発見。彼らもボクと同じように,山頂の記念撮影をしに来たのでしょうか。

  
天王山山頂にて スポートアイデント
天王山山頂にて
スポーツアイデント

第一関門の(3)

元のルートに復帰すると,(1)を目指して谷を下ります。これはすぐにゲット。次は(2)です。ここへは,道がありません。しかたがないので,このまま森を直進です。小さな尾根を越え,谷を下り,尾根を越えると,(2)です。ここもそれほど時間はかかりません。とはいえ,トップランナーたちは,すべてのポイントを3〜5分で回っています。それに対して,今日のボクは5〜18分です。合計で3倍以上の時間がかかっています。トップランナーたちは,どんなふうに地図を読み,どんなふうに走っているのでしょう。

(3)へは,(2)からは2つのルートがあります。遠回りになりますが,地図上にある道に出て道を忠実にたどるというもの。もう一つは,このまま森を突っ切る。道に出るのもイージーなので,地図読みの練習という意味でもこのまま直進ルートを取ることに。が,このルート選択が大きなまちがいのものになってしまいました。大きな谷を越え,尾根の向こうに(3)があるはずですが,尾根はあったものの(3)はない!あちこち探し回ってみるものの,やはりない!同じように探し回っている同好の志もいます。でも,お互いに言葉を交わすことはありません。ここがOLの特異な点です。

いくら探しても(3)はありません。しかたがないので,尾根に出て,道からチェックすることに。尾根に出てみると,ナント!谷が違っていたのです。道の向こうの谷です。越えたと思っていた尾根と道は,越えていなかったのです。なんのこっちゃ。道から西の谷をうろついていると,ようやく(3)を発見。ここだけで17分かかっています。これでは,先が思いやられます。

雷雨!

次の(4)までは長い距離があります。この距離が長いというのは曲者です。特に距離感があまりないボクにとっては。(4)手前の小さなピークがポイントです。そして右手の伸びた尾根。予想通り,(4)はありました。こんなふうに,自分の思っているイメージ通りにポイントがあると気持ちのいいものです。逆に,(3)のように自分のイメージと全然違っていると悲惨です。

(5)(8)は近くにあります。距離的には楽勝ですが,そんなに簡単なはずはありません。(5)は,分岐を過ぎ,右手に伸びる尾根との間の谷です。これまたイメージ通りです。気持ちのいいものです。ところがこの頃になると,遠くで雷の音がしてきました。これはちょっとヤバイかも。

次の(6)は,谷を間違え,うろうろ。谷を一つ行き過ぎたようです。うろうろしていると,雨が降り出してきました。先ほどからの雷もあいかわらず,鳴り響いています。いよいよピンチ!です。ようやく行き過ぎたことに気づき,引き返して(6)を発見。(7)は小径から下の谷です。これもクリーンヒットというほどではありませんが,どうにか発見。このころになると雨は本降り。ポイントのスポーツアイデントは雨でも動くのでしょうか。チップを差し込むだけでチェックができるというすぐれものです。でも,あのパンチがなくなるというのは,OLらしくないという気もします。でも,ボクのようにヘンな所にパンチをしてしまうものにとっては,スポーツアイデントはありがたいものです。

第二関門の(8)

土砂降りの雨の中,(8)を目指します。もと来た道を引き返すのですが,途中で何人ものハイカーに遭遇。みんな,傘をさしたり,レインコートを着たり,雨を予想していたようです。そうかなぁ,1時間ほど前でもあれだけきれいに晴れ上がった空やったんやでぇ。それに,雨を予想しているのにハイキングに来るかなぁ。不可解です。でも,ハイカーたちにとっては,雨にずぶぬれになり,どろどろになりながら山を走り回っている我々のことが不可解でしょう。

(8)のあるあたりは等高線の広がった平らな所です。が,その場所が特定できません。等高線がこみいっているので,地形がわかりません。(5)(4)の中間という感じですが,それでもわかりません。らしき所を偵察してみますが,ない。こうなれば,ハッキリした地点から考え直す方がいいようです。地図を見ると,(4)の先の分岐から派生する尾根の先を探すことにしました。やれやれこれで振り出しに戻ったような気になりますが,これしか方法はありません。団体のハイカーの奇異な視線を浴びながら,尾根を下ります。下りきったところで,谷を見ると…,あった!こんな所にあったんか!この(8)のポイントだけで,18分を消費。本日のワースト記録です。ピ,ピッ!とチェックした後,谷を登ると,なんとすぐに道に出ました。こ,こ,こんな所やったんか!チクショウ!

やはり「OLは奥が深い!」

この後は,それぞれのポイントの距離はありますが,道のすぐ横にありそうなので楽勝でしょう。雷雨も上がりました。でも,油断はできません。(9)は,尾根を下り切った分岐のすぐ右,小さなピークにあります。分岐に気をつけながら尾根道を下ると,分岐発見。右手に小さなピークがあるはずだが…あった。(9)も発見。ピ,ピッ!次は(10)です。これも,このまま道なりに下り,分岐左を注意です。道は急で,先ほどの雨で滑りやすくなっています。トコトコと下りながら,竹やぶの左を注意。右手下に小川が見え始めたところで,左手を偵察です。あった!なぜか斜めに傾いた(10)のポイントがありました。これで後はもう山を下るだけです。

小倉神社を抜け,小川沿いに進むと,(11)のポイントがあると思っていたのですが,それはちと甘い。最後はもう一度,竹林に上り(11)。下ると(◎)でゴ〜ル!やれやれ。今回は,初めての雨中OLとなりました。めがねは曇るし,地図は見えにくいし。でも,暑いぐらいの気温だったので,救われました。そして,今回のOL結論は,またしても「OLは奥が深い!」という定説とでもいえる結論です。


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