またもや…阪名戦「芥川山城」併設大会(2000.7.16)
![]() |
![]() |
|
クマ騒動の摂津峡
先日からクマ騒動で,ニュースにもよく登場している摂津方面。今日の会場は,その摂津です。高槻という都会にありながら,のどかな田園が広がり,緑の山が続いています。その谷あいは,摂津峡と呼ばれ,温泉も湧出しているそうです。バス停から歩いていると,温泉の自動販売機まであります。飲料も可能で,効能もいろいろあります。車で来て,自販機でお湯を買って帰ると,手軽に温泉気分に浸ることができるというわけです。今日のボクの関心は,クマです。オリエンテーリング中にクマに出会ったらどうしよう。やっぱり,デジカメは手放せんなぁ。OL中でも,持ち歩かんとなぁ。せっかくのシャッターチャンスが台無しや。でも,襲われたら困るなぁ。記念撮影だけして,どこかへ行ってくれるとベストなんやけどなぁ。そんなムシのいいことを考えながら会場入りです。
![]() |
![]() |
|
阪名戦
大阪大学と名古屋大学の対抗戦であるこの大会は,一般庶民も参加できるクラスも併設されています。OLの大会自体が少ないので,こういう機会に一般庶民にも開放してくれる大会はありがたいものです。とはいえ,やはり学生中心のこの大会。ふだんのOL大会ですら学生が多いのですが,この大会はさらに多い。しかも,この大会のメインは,リレーOLです。ボクなんかは,初めて見るリレーOLですので,興味津々です。
リレーOLは,一斉スタートです。いつもは時差スタートで,パラパラとスタートするのですが,一斉スタートは迫力があります。マップとコンパスを握り締め,ドドド〜ッと走り去って行きました。でも,これって,集団ができるとOLらしくないんじゃないの?なんて思ってしまいます。誰かにくっついて走る「コバンザメ」走法でも上位は狙えるのではないでしょうか。
楽勝!…が…?
リレーのスタートが終わると,今度は個人のスタートです。生意気にもAクラスにエントリーしたボクは,3番目のスタートです。今回の距離は,2.5kmほどのショートコースです。これなら,少しぐらいロストをしても,制限時間に遅れることはないでしょう。優勝予想タイムは30分ほどです。ということは,ボクの目標は1時間です。コースは摂津峡桜公園周辺ということで,それほど難しくはないかもしれないというボクの予想でしたが,実際に公園に行って見ると,山が大きく,アップダウンも多いように思われます。いつもの「プン,プン,プ〜ン!」という合図でスタート。早速地図を見ます。見ると,7ポイントしかなく,しかもその範囲は比較的狭いのです。な〜んや,今日は楽勝コースか?ショートというだけあって,これなら1時間もかからないんじゃなの?なんて,これが最初の印象です。ところが…。
スタート地点(△)へ行くまでに,もう登りです。スタート地点付近には(7)のポストがあります。これが最後のポストです。まずは,(1)のポストを目指します。スタート地点(△)からは木の階段がずっと続いています。1分前にスタートしたランナーを発見!でも,急な上りなので,早くもゼイゼイ,汗ポタポタです。上り詰めた所は,広場です。道の向こうには,教育キャンプ場があります。この広場の端にポストがあります。が,このポストはAクラスのポストではありません。いったん車道に出て,少し下ります。と,右手にシングルトラック(ST)を発見!予想通り。うろつくランナーを尻目に,早速STへと進みます。尾根を巻き,谷に(1)があるはずです。が,ない!おや〜?もう一つ先の谷かもしれません。回ってみると,ありました。(1)をゲット!
順調,順調
次は(2)です。地図では小径がありますが,夏のこの時期ではわかりにくくなっています。なんとなく道らしいところを進みますが,すぐにヤブってしまいます。もう一度地図を見直すと,(1)と(2)は高圧線直下です。ということは,この高圧線の下を直進すればいいのです。尾根を登り,高圧線直下に出ました。これからは,高圧線を見上げながら,直進です。藪っぽい所が多いですが,小径を行っても同じようなものだったでしょうから,ここは直進あるのみです。藪を抜けると,高圧線鉄塔が見えてきました。やったネ。思惑通り。この鉄塔からは下るだけです。とはいえ,少し谷をうろついたあと,(2)を発見!順調です。尾根道に戻ると,OLパーマネントコースのポスト(17)があります。
![]() |
![]() |
|
(3)へは広い道をひたすら進むだけです。第2キャンプ場?の炊事場の先の谷にあるはずです。行ってみると,草に隠れて(3)のポストがありました。ここまでは順調です。さて,ここからが問題です。(4)へは,ルートは2つ。このまま,水平移動で2つの谷を横切か,それとも引き返して,広い道から尾根を降りるか。後者の方が無難に思えましたが,時間に余裕があるのでここは地図読みの勉強ということで,水平移動ルートを選択することにしました。もしかして,これが命取りになるかもしれないなぁという不吉な予感はあったのですが…。
やはり…
水平移動は,道がありません。足元の見えない草地をそろりそろりと進みます。見ると,他に誰かが通ったあとはありません。誰かが通っているなら,草が倒れているはずです。ということは,このルートを選択したのは,ボクだけ?まぁ,いいかぁ。でも,急な片斜面で歩きにくい。油断をすると滑り落ちそうです。藪を抜け,尾根を越え,ようやく目当ての谷に到着。ここで,目の前にポストがあると,ズバリ!予想通り!ということになるはずですが…,ない!???これまた急な谷に降りて,沢を上り詰めます。クモの巣や木の枝などで,なかなか進めません。もう目の前に見えてくるはずだが…。が,ない!???これは違う谷なのかなぁ。現在地が不明です。こうなると,道から探すしかありません。急な斜面を登り,藪をこぎ,道に出ました。もう一度,トライです。
それでも…
今度は道から尾根を降りることにしました。が,この尾根はあとで確かめると違う尾根でありました。しかしそんなことはまだわからないので,信念を持って尾根を下ります。尾根を下ったところで,谷の向こうにポストが…ない!???ありゃ〜?ここはさっき通った谷。もう少し下なのかなぁと下りていくと,ポストを発見!やれやれこんな所にあったんかぁ。同じような所を2回も通ったりして。もう少し周りに気をつけていたら発見できたのになぁ。早速パ〜ンチ!といこうとしたのですが,ポストの番号が違います。おや?ということは…。これまた違うがな。
仕方がないので,もう一度地図を凝視。見ると,谷の下手には,湿地帯があります。この湿地帯に下りて,谷を上り詰めるという作戦に変更。湿地帯を発見。ヌルヌル箇所を過ぎ,湿地帯を巻きます。と,谷を発見。先ほどの谷よりは広い谷です。あいかわらず,急斜面です。他のランナーたちもチラホラ見かけます。この谷を登り詰めるとあるかもしれない。もうここしかないやろ,というのがその時の思いです。新しい踏み後をたどりながら登ると,ポスト発見!が,番号が問題です。また違う番号やったらガッカリです。ちょうどパンチをしているランナーに「何番のポストですか〜?」「216です」やったね。やれやれ。それにしても,道がないところにあるポストというのは,やっぱり難しいものなんですねぇ。
フラフラ,フラフラ
ようやく(4)をゲットし,次は(5)です。尾根に上って,広い道に戻り,小径から(5)を狙います。が,このあたりになると,今日の猛烈な暑さの上に,先ほどのロストの影響もあってか,フラフラです。広い道から(5)への小径を探しますが,見当たりません。仕方がないので,およその見当で,藪に突入です。下ること数分。何やら人影が。しかもその脇にはポストが。これでしょう,(5)のポストは。行ってみると,予想通り(5)のポストです。
次は(6)です。この先の道を下り,左手の尾根にあるはずです。お堂のある広場を過ぎ,STを下ります。途中で,左手に分岐がありますが,さらに下ります。沢がはっきりしてきた所からは左手に注意しながら下ります。が,ありません。ポストどころか,その周りの岩石帯もありません。おや〜?再び,地図をチェック。よく見ると,(6)の円の中心は,尾根の向こう側です。ありゃ〜。尾根を登り,岩石帯に到着。反対側の尾根をチェックしますが,見当たりません。ここは,急斜面を下りて,岩陰をチェックしなければいけません。と,ありました。やはり,上から簡単に見えないように大きな岩陰にありました。
あとは,(7)をパンチするだけです。(6)からは,沢を下り,道に出て,そのまま直進です。迷うことはありません。が,スタミナ切れでフラフラです。どうにか(7)でパンチ!桜公園まで下ります。結局,1時間以上かかってしまいました。優勝者は40分もかかっていません。どうしてこんなに速く回れるのでしょうか。謎は深まるばかりです。
やはり難しいOL
地図だけを見ると,簡単そうに見える今回のコースですが,道のないところにポストがあり,そのルートを見つけるのが難しかったです。谷だって,地図から予想するよりも明瞭な谷があったりすると,「これで2つ目の谷だ」なんて思っちゃいます。つまり,地図から読み取るイメージが,より地図に近づくとロストはしなくなるのでしょう。でも,人間というのは,「思い込み」というがあります。この思い込みのおかげで,今日もとんだ目にあってしまいました。でも,それだからオリエンテーリングは楽しいのです。と,強がりを言っておきましょう。