チョコッと迷走 OL関西学連定例戦第3戦「甲山」(2000.6.25)


  
△・1〜12・◎ コントロール位置説明
△・1〜12・◎
コントロール位置説明

甲山森林公園

先週の全国一斉OL大会に引き続いてのOL大会です。関西学連の定例戦は,第1戦の「太陽が丘」以来です。今回は,西宮の北「甲山森林公園」で開催です。甲山という名前は,今までに何度も聞いたことがあるのですが,行くのは今回が初めてです。近くには,これまた名前だけは聞いたことのある「仁川ピクニックセンター」があります。森林公園の名前にふさわしい所のようです。

朝から振り出した雨は神戸では降っていず,梅雨空ながらも空もすぐには雨が降りそうな感じではありません。これなら,雨の中でオリエンテーリングをすることもないでしょう。甲陽園駅から歩くこと30分。ようやく,おわんを伏せたようなこんもりとした甲山と森林公園の入口に到着。受付を済ませ,スタートまで時間があるので散歩です。

まずは甲山へ

まずは,神呪寺へ。途中の噴水広場から見た甲山は,見事なまでにおわん型です。神呪寺は,甲山大師とも呼ばれ,そこに至る道は大師道として石の道標にも刻まれ,その大師道の両脇には石仏が点在しています。甲山への登山道は,この神呪寺の奥からと東から登る甲山青年の家ルートと西から登る北山貯水池ルートの3本のルートがあります。神呪寺ルートは最短ですが,当然のことながら傾斜が一番きついルートです。とはいえ,甲山自体300mほどの山ですので,山頂まではそれほど時間はかかりません。九十九折りの登山道を10分ほど歩くと山頂です。途中の道から見た阪神間の展望は素晴らしく,大阪湾や湾岸線まで望むことができます。

山頂は広場になっていますが,木立のために展望はよくありません。二等三角点があり,その横には三角点の説明板もあります。説明によると,甲山は標高309.13m,この三角点は明治34年に設置されたそうです。その三角点の近くには,弥生時代に伝わったという銅戈の記念碑?があり,このあたりは遺跡が多いということです。神呪寺へ下ると,撫仏があり,自分の身体の悪い所と同じ所をさわると効き目があるそうです。ふだんはまったく信心のないボクも,ものは試しと,早速仏様の頭を撫でまわしてやりました。これで,頭がよくなり,その上,髪の毛まで増えるというわけです。ホンマかいなぁ。これで治れば医者はいらんがな。昔の人は,よくもまぁ,こんなにまで自分の都合のいいことを考えついたものです。

  
噴水公園から見た甲山 神呪寺(甲山大師)
噴水公園から見た甲山
神呪寺(甲山大師)

いきなりのアクシデント!…目撃

散歩を終え,いよいよスタートです。いつものように,スタートワクに順番に入っていきます。参加者は,学連の定例戦らしく学生がほとんどです。今回は,E-cardというものを使います。京都カップ天王山で使ったスポーツアイデントというものと同じような機能のようです。パンチがつきもののオリエンテーリングですが,今ではパンチに代わってこれらの電子式パンチ?が増えているようです。これだと,パンチミスがない上,自分のラップタイムが正確に,しかもゴール後すぐにわかるので,とても便利です。でも,パンチの順番までわかってしまい,順番が違うと失格になってしまうそうです。まぁボクにはほとんど関係のないレベルのことですが。

そんなことを考えながら,スタートを待っていると前方でアクシデント発生!スタートしたばかりの女子学生が,石につまづきいきなり転倒。結局,リタイヤし,足を引きずりながら受付の方に帰っていきました。う〜ん,これは心身ともに痛いでしょう。用心,用心。

スタート!

プン,プン,プ〜ン!E-cardをスタートユニットから取り,スタートです。(△)から(1)へは,道がありません。小川を遡上し,(1)を目指します。足跡もたくさんあるので,先発のオリエンティアもこの小川を遡上したのでしょう。それにしても,いきなりこんな所を行かせるようにポストを設置するなんて,今日のルートは難しいのかなぁ。ちょっと不安になりながらも,小川を目印に進みます。と,左手の斜面に(1)を発見!やっぱり,最初のポストを発見するとうれしいし,落ち着きます。

(2)は小川を渡って,右手の斜面です。と,行ってみると,ナント!パンチの番号が違います。違う番号のパンチをすれば,ダメダメ。どうやら,(2)はもっと先のほうのようです。さらに,斜面を進むと,上のほうにポストを発見。今度は番号も間違いありません。E-cardをユニットにはめパンチ!のつもり。(3)は,いったん道に出て,建物の裏の谷です。と,快調に走っていると,道の分岐付近は,広くなっている上に,いくつもの道があるので,どの谷か特定できません。しばらくの間,そのあたりをウロウロ。道を下りて,下からアタックです。が,またもやなし。もう一度よ〜く地図を見ると,トイレの裏の谷のようです。行ってみると,やっぱりありました。なるほど〜!谷が西向きなので,さっき行った谷は方向も違います。こんな細かい所もきちんと見なきゃあね。

順調,が…やはりチョコット迷走

次の(4)へは,少し距離があります。車道を横切り,ほぼ水平移動の道を進みます。と,左手にキャンプ場が。常設テントがあります。この中かな?と行ってみると,違うようです。それではと,さらに進み,フェンスの横の尾根を登ります。が,進んでも,進んでも,ありません。どうやらこの尾根でもなさそうです。はて?ついに迷走か,と思いつつ,引き返し,フェンス沿いを登ります。クモの巣があったりするので,誰も登っていないのでしょうか。ちょっと不安に…。が,ポストを発見!やれやれ,今回のポストの設定が道からかなり外れているようです。

クリーンヒット!(5)をゲット!

(5)へは,かなりの距離です。こんなふうに距離が長くなると,現在地点がわからなくなりがちです。距離感があまりわからないボクにとっては,こんなポストが一番やっかいです。甲山の北側をグルッと回るようにして進みます。途中の分岐で地図を確認。慎重に進みます。またもや,分岐。そして登り。と,山頂への分岐があります。何人ものオリエンティアがうろついています。こんな時,つい自分もうろついてしまいますが,(5)のポストはもっと先のように思われ,さらに進みます。でも,チョット不安です。確認する目標物がないので,等高線が頼りです。いったん水平移動のあと,登り。と,分岐が。よしよし,思ったとおりや。左折し,谷に降りるとポスト発見!思った通りです。こんなふうに見事にポストをクリーンヒットすると快感です。これだから,オリエンテーリングは止められん。

(6)へは,甲山を下り,北山貯水池の脇の道路を進みます。この道は,大師道です。かなりの交通量がありながら,路側帯がほとんどなので危険です。でも,こんな道をロードやMTBで走っている人を何人も目撃しました。都会のライダーは,大変ですねぇ。道のしんどさの上に,車にも気をつけなきゃあいけないんですから。スタッフも常駐しているほどの危険箇所を過ぎ,フェンス沿いに登ります。目指すは,左手の尾根です。と,テープが垂れ下がっています。なんじゃ,これは?たどっていくと,その先に数人のオリエンテァを発見。さらに尾根に上がると(6)のポストが。どうやら,このテープは,先ほどスタッフがいた地点から危険箇所を迂回するように誘導するためのものだったようです。それをボクは無視して進んだというわけです。

再び森林公園へ

次は(7)。これは車道の脇なので簡単でしょう。救護所を過ぎ,車道をどんどん下ります。と,左手に分岐が。あれまぁ,これは行き過ぎ。バック,バック。地図を良く見ると,フェンスの切れ目の谷を下るようになっています。これまた,道もない地点です。らしき地点から木立を抜け,谷を下ります。これって,けっこう難しいですね。ついつい,ボクなんて,道を中心に考えてしまいがちで,ポストだって道の脇にあるものなんて思っちゃいますもの。でも,今日のように公園内のコースだと,道の脇なんていうと,バレバレになっちゃいますし,おもしろくない。だから,こんなふうに道からかなり外れてポストを設置しているのでしょう。そんなことを考えながら谷を下ると,やっぱりあった!なるほど。

(7)からは,小川を下り,道に出,さらに下って,噴水広場に出ます。ここから(8)のポストは簡単です。広場のはずれの谷に入ればいいのです。スタコラ,走ります。広場のはずれの谷に下りると,ここが湧水点ということで,まちがいはないのですが,ポストが見当たりません。と,右手奥にポストを発見。

再び広場に出て,(9)を目指します。(9)は,(3)を見つけるためにウロウロした地点の東の尾根です。早速スタコラサッサ。らしき所に行くと,そこは尾根ではなく,谷です。地図で確認すると,やはり谷です。尾根と谷を見まちがうという初歩的なミスをおかしていたのです。情けない!谷を下っていると,先の方から女性のオリエンテァが下ってきました。何も言わず,さっさと進んでいます。これなんだよねぇ。オリエンテーリングが広まらない原因は。競技中は,誰に会っても,一切話をしない。これでは,さみしいでしょ。せっかく会ったんだから「こんにちは」から始まって,「〇のポストに行ってきました」とか,「どこのポストを探しているのですか」「〇のポストやったらあっちにあった」そんな会話があってもいいじゃないの。明らかに迷走していても,見て見ぬ振りなんだから。冷たいったら,ありゃあしない。

(10)へは,このまま道を進むか,いったん噴水広場に出るか。先を走る女性が,道をそのまま進んだので,ボクは別ルートへ。噴水広場に出て,(10)のある尾根を目指します。広場からすぐの尾根を登ると,左手下にポストを発見。おっと,行き過ぎてしまいました。残るは,あと2つ。

最後の難関?

が,(11)のポストがまたもや道からかなり外れています。これは要注意です。道が大きくカーブした所から,谷を横切りポスト。これが最短距離です。カーブ地点に行ってみると,尾根に道があります。これはいいと,早速進入。が,右手に下りたいのに,シダが密生していて下れません。しかたなく,下れそうなところまで尾根を進むことにしました。どんどん,尾根を進みます。ということは,どんどんポストから離れてしまっています。しばらくすると,右手に下りる道を発見。早速下ることに。案の定,小川があります。でも,その先からは大勢の人の声が聞こえてきます。どうやら受付地点のようです。小川を下ってはいけません。小川を登って,真ん中の尾根を登ります。何人かのオリエンテァを発見。さらに尾根を登ると,(11)が。やはり行き過ぎていました。

さあ,最後の(12)です。これは,もう一つ向こうの尾根を上がればあるはずです。上がると,道に出ました。ゴールへの誘導の途中地点です。でも,ポストは上に見えています。このポストは,E-cardユニットと従来のパンチがあります。(12)からゴールへは,テープ誘導です。そして,ゴ〜ル!

  
パンチとE-cardユニット 石の道標
パンチとE-cardユニット
石の道標

さすがに速い!E−card

ゴールすると,さっそくE-cardを読み取り,レジのレシートのような記録を打ち出してくれました。やはり時間がかかっているのが(4)(5)のポストです。(5)は距離があるので仕方がないとしても,(4)はダメダメ。こんなところで,こんなに時間をかけるんじゃないっつうの。でも,こんなことがきちんとわかるのは,E-cardやスポーツアイデントのおかげです。マイナースポーツのオリエンテーリングですが,それでも確実に技術革新の波はやってきています。ありがたいことです。

今回は,ちょこっとロストはあったものの,以前のように何十分もロストするということはありませんでした。チョッピリ技術が上がったのかなぁとうぬぼれています。次はどのOL大会に出ようかなぁ。


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