'99ミュージックフェスタinAIOI(1999.9.19)


数日前, 新聞で見た「第2回マリンフェスィバル」に行ってきました。相生市の青年商工会議所創立35周年記念事業ということで,ポート公園ペーロン護岸の特設会場で行われたのですが,この会場がとっても素晴らしかったです。真夏を思わせる灼熱の太陽が沈みかけ,周りが次第に暗闇に包まれ,ステージの上空には半月も出ています。海からの風も心地よいものです。そして何より,野外ステージという気楽さがフェスティバルをより楽しいものにしていたようです。

18時開演ということで,大急ぎで行ったのですが,行った先のペーロン城は何もありません。おかしいなぁ〜と思い,湾を見渡すと少し先に紅白の幕を張ったステージが見えました。市役所に駐車し,大急ぎで行くと, 相生のJAZZバンド「スイング・バーディー」の演奏が始まったところでした。アマチュアバンドということですが,どうしてなかなか。ビッグバンドならではの楽しさがあり,初めてジャズを聞く人も十分楽しめたのではないでしょうか。JAZZって,もともとは自分たちの楽しみで演奏していたもので,プロやアマの区別なんてなかったはずです。そんなことを感じさせる楽しいステージでした。

さていよいよ「小曾根実quartette+1」の登場です。さすがに洗練された音と遊び心が満載のステージです。でも考えてみると,音って不思議です。一つひとつは単なる「音」なのに,その音が連続するとこんなにも人を心地よい気分にしてくれるのですから。工場の19:30サイレンだってBなのを使って演奏しちゃうんだから。その遊び心が楽しい!しかも今回はバイオリンを入れています。JAZZにバイオリン?!でも,バラードはもちろんのこと,テンポの速い曲にも合っているから不思議です。

ボーカルを交えながらスタンダードナンバーが続き,300?人近く集まった会場もすっかりリラックスした雰囲気になり,ノリがよくなってきました。小曾根実さんのおしゃべりも一役買っているのは確かです。でもクラシックのコンサートだとこういうわけにはいきませんよね。ただただ演奏するだけというのがふつうです。観衆のおしゃべりなんて論外です。でも,実際におしゃべりなんてされると腹が立つのも事実ですが。やっぱりクラシックはクラシックなりの雰囲気が大事だし, JAZZはJAZZなりの雰囲気が大事ということでしょうか。

アンコールでは会場はノリノリ。爽やかな秋の夜風に吹かれながら,満足満足。遠路はるばる?やって来た甲斐がありました。昨年も小曾根実さんに来てもらったとか。きっと主催者の中にJAZZの好きな人が多いのでしょう。しかも,その演奏会を野外でするというところがいいです。どこかのホールですれば,天気を気にする必要はないし,設備だってそれほど面倒ではないはずです。それでも,屋外, 特に護岸を利用しての演奏会は,周りのロケーションと相まってとても雰囲気のいいものになっていました。こんな演奏会を,年に一度でも気軽に聞くことができる相生市民は幸せです。最後に主催者のみなさん,ありがとうございました。

 


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