2輪×2&4輪 北陸・飛騨ツーリング (2010.8.5〜7)
今年も暑い夏がやってきました。暑い夏がやってきました。夏といえば,ツーリングというのが娘とのお約束?今年も,バイク2台と軽自動車1台でツーリングです。今回は,有料道路無料化の最長区間である舞鶴自動車道を使って,北陸から飛騨を回ることにしました。今回の見どころは,小浜湾の蘇洞門と東尋坊,そして郡上八幡の食品サンプルと鍾乳洞の見学です。
8月5日(木)
いつになく,早起きの娘にビックリしながら,8時過ぎに出発。加古川左岸を北上し,小野バイパス,デカンショ街道(いまや黒豆街道?)を通り,舞鶴道西紀ICへ。7月に京丹後市へ行く時にも利用した道です。平日ということもあって,通行量は少なく,楽チンです。ただ,サービスエリアに着くと,強烈な蒸し暑さと真夏の太陽で融けそうです。熱中症対策のために水分をしっかり補給し,舞鶴道終点の西小浜へGO!この舞鶴道は,部分的に片側1車線になっているところが何箇所かあり,要注意です。
ところで,今回の有料道路の無料化は,「社会実験」ということですが,いったい何の実験なのでしょう。「実験」というからには,いくつかの予想があるはずなのですが,そういう報道は見たことがありません。実験といいながらも,結果として起こった出来事については後付けでいろいろな解釈をするのでしょうか。もちろん,それぞれの立場に都合のいい根拠をもってきたりして。ムダなETCにバカ高い通行料金,おまけにガソリン税をはじめとする自動車関連の税金,そして得体のしれない道路公団。高速道路をインフラの一部として国が認めていないからこそ有料にできるのでしょう。にもかかわらず,無料化に反対し,平日2000円にも反対し,あげくは土日の1000円のために100km以上の渋滞に巻き込まれながら盆休みを謳歌する?日本人って,ホントに○○な国民です。といっているオイラも一応日本国民ですがね。
渋滞もなく,舞鶴道終点の西小浜へ。蘇洞門めぐりの船の乗り場へ向かいます。乗り場は小浜フイッシャーマンズワーフという施設にあります。ここは,遊覧船乗り場だけでなくお土産の売店などもあり,道路の反対側には市場もあって,小浜の観光スポットのようです。ここから1時間の遊覧の始まりです。お目当ての蘇洞門は小浜湾の入口付近にあるので,そこへ行くまでに15分ほどかかります。ということで,蘇洞門と呼ばれるエリア自体は,船だsと10分ほどで通り過ぎてしまうほどで,それほど広くはありません。それでも,海岸線には変化に富んだ自然の造形美が見られ,見応えがあります。とりわけ,ここの遊覧の目玉は,大門小門と呼ばれるポイントで上陸できるところです。記念撮影に良し,近くでじっくりと観察するのも良し。カヤックがあれば,次の便が来るまでのんびりツーリングも楽しそうです。
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蘇洞門めぐりを終えて,寄港する際に見えるのが,小浜原発です。いまや,家庭で消費される電気の半分以上は,原発からの電気だということですが,それでもやっぱり「原発」という言葉にはあまりいい印象はありません。今,目の前に広がる日本海がきれいだからこそ,なおさらです。小浜原発の向こうに青葉山がかすんでみえています。
寄港後,フィッシャーマンズワーフでランチです。といっても,そこで売っている寿司を買って食べるだけですが,これがなかなかのレベルです。小浜名物の焼きさば寿司やノドグロやメバルなど,回る?寿司屋では見られないネタがたくさんあります。もちろん,その珍しいネタをゲット。テーブルがセットされているので,その場で賞味できるのもいいところです。ヘタな寿司屋に行くより,安くてかなりおいしい!ここは小浜でイチオシかもね。もしかすると,干物も焼いてくれるのかな?
おなかがいっぱいになったところで,次はエンゼルラインを通って久須夜ヶ岳へ向かいます。が,ここでハプニング発生。娘のバイクのカギが真っ二つ。以前から歪んでいたのですが,その歪みを直そうカギをひねったところボキッ!幸い,小浜の町で合鍵を作ることができたのですが,これが山の中だと大変だったことでしょう。不幸中の幸いということで,気を取り直してエンゼルラインへ。ヨットマリーナを過ぎ,徐々に高度を上げ始めると料金所跡です。ここから先は,夜間は通行止めになるようです。かつては有料だったであろうこの道は,平日とはいえ,たまに車やバイクとすれ違うだけ。こんな道を有料にしていたところで,料金徴収員の人件費も出ないでしょう。徐々に高度を上げるにつれて,当然のことながら展望が開けてきます。左手には小浜湾と小浜の町並み,右手の展望が開けると越前海岸が一望できます。途中に展望ポイントがあったり,大神岩があったりしますが,今はとりあえず山頂に向かって快走です。右に左にコーナーリングを楽しみながら山頂の駐車場へ。三角点は,電波塔のあるピークにあるようです。期待していた展望はというと,下界が白くモヤっているのでスッキリとは見えません。
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エンゼルラインを気持ちよく下り,敦賀に向かいます。メインルートのR27は遠回りになるうえに,景色が期待できません。しかも,それなりに交通量が多そうだし,暑そう。それにひかえ,海岸線を通るR162は日本海が見えて,気持ち良さそうです。ところがこの道,予想以上に整備されており,そのうえ交通量が少ないので走りやすい。しかも,適度にアップダウンやカーブがあり,変化に富んでいるので,バイクでのんびり走ると楽しい。じつは,このR162と並行して山の中を走る林道があるのですが,今回は山道嫌いの娘に従って,そちらはパス。でも,ちょっとそそられる道です。
気持ちのいいR162からR27へ。こちらは,予想通り,交通量が多くて,暑い!うるさい!空気が悪い!最悪三条件がそろったルートで,敦賀入り。敦賀からはR8となりますが,最悪三条件は変わらず。左手に敦賀湾が見え,新日本海フェリー乗り場の案内があります。ここから北海道へ行くのかぁと,北海道ツーリングのプチ予習。(行ければの話ですが)「R8」は桁数の少ない国道ですが,道は細く,海岸線にそって曲がりくねっているので,巡航速度が上がりません。トラックが前を走った日にゃあ,排気ガスと騒音と低速で最悪です。そんなR8とようやく別れ,河野からは越前海岸へ。まだまだ夏の日は照りつけてきますが,のんびり走れるのがうれしい。集落ごとにある海水浴場は人出は少なく,落ち着いた雰囲気がgoodです。そして目の前にいきなり「かれい崎荘」の文字が目に飛び込んできました。本日のお宿に到着です。本日の走行距離約260km
かれい崎荘は,国民宿舎ということですが,料理プランが多く,客のニーズに細かく対応しています。また,施設自体は古さは否めないものの,清掃が行き届き,部屋から日本海が一望できるという点もお気に入り。風呂は温泉で,露天風呂も完備ということで,その露天風呂からの夕日が見事だとか。本日の日の入りは7時すぎということなので,それまでに風呂と夕食を済ませなきゃあ。さっそく,温泉へ。ところが,夕日が見えるということは,太陽がまともに照りつけるということで,風呂の湯も熱けりゃあ,太陽も熱い。露天風呂で日焼けしそう。家では毎日水風呂に入っている身には,なかなかの修業です。
そして,お楽しみの夕食です。サザエの刺身やアワビ(実はトコブシ?)の陶板焼きなど食べきれないほどの料理です。いつもは文句たれのかーちゃんも大満足のご様子です。これで一泊2食で1万円ですから,国民宿舎ならではのハイコストパフォーマンスです。国民宿舎を見直しちゃいましたよ。いつものように早飯早飲で夕食を済ませ,日本海に沈む夕日を見に行きましょう。この日は,めったにないほどの好条件で夕陽を見ることができるということで,期待に胸をふくらませながら夕陽を待ちます。徐々に水平線に沈む夕陽と空の色が見事なコンビネーションを醸し出しています。真一文字にのびる水平線に沈む夕日は,シンプルな構図ゆえにその美しさが引き立ちます。そして,夕日が沈み切ってからの刻々と変化する空の色,いつの間にかやってきたイカ釣り船の漁火は夕暮れの日本海を見事に演出しています。
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8月6日(金)
爆睡のち目覚めパッチリ。いつもは寝坊の娘も早寝のおかげで,露天風呂へ。純和風の朝食をとり,8時過ぎには出発です。まだ空気は明け方の冷気が残り,バイクで風を切ると気持ちいい。しかも,日本海を左手に見ながらとなると,ついつい脇見をしてしまいます。小さな漁村に入ると,そこは昭和の時代に戻ったようで,懐かしさすら感じられます。と,ここで気になったのが,その昭和の時代に起こった惨事,越前海岸のトンネル崩落事故です。どこがその現場かわからないほどに現在は修復されていますが,あとで調べると,洞窟観音のあったあたりだとか。そういえば,海岸線に沿って柵があったよなぁ。大きな岩がゴロゴロあったよなぁ。黙祷〜!
昭和の惨事を感じさせないきれいな玉川トンネルを過ぎると,ロックシェードが続きます。やはり,このあたりはガケの崩落が多いようです。やがて呼鳥門トンネルへ。旧道の呼鳥門はすぐそこです。見事な洞門ですが,その下を車道が通っていたとなると,かなり危険です。崩落防止のためにネットで巻かれていますが,門そのものが崩落しかねない状態です。こんな洞門が自然に出来たなんて,さすがは日本海です。
県道の新設中に発見された洞穴である。大きさは,高さが約15m,幅約30mある。日本海に張り出した礫岩の断崖基部が,太古の昔から長い年月をかけて風と波の浸食作用によりくり抜かれてできた洞穴である。荒々しい岩肌,海の青さ,洞穴をとおして山肌に自生する「越前水仙」や「菜の花」などが見事にマッチし,越前海岸を代表する景勝のひとつになっている。また,この洞穴はここを訪れる人々の心に「大自然に対する畏敬の念」を抱かせる迫力で迫ってくる。付近は,シベリアからの飛来する渡り鳥のコースに当たり,すぐ近くにある「鳥糞岩」は名の示すように渡り鳥などの糞で白くなる。なお,この洞穴は,平成14年3月まで国道305号の天然トンネルとして利用されてきた。1958年(昭和33年)に県道として道路が開通したとき,第37代福井県知事・羽根盛一氏が「渡り鳥を呼ぶ門」ということで「呼鳥門」と命名した。
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その後も奇岩や柱状節理(ミニ東尋坊)を眺めながら北上。やがて,日本海が見えなくなると,東尋坊まであと少しです。福井のテクポートを抜け,九頭竜川を越え,海岸線を進みます。ほどなく,大きな看板が目立つ東尋坊へ。駐車場にバイクと車をとめ,今回2度目の遊覧船へ。自殺とサスペンスドラマで有名な東尋坊を海から眺めようという魂胆です。それにしても,まだ朝だというのに思いっ切り暑い!車に用意した冷たい飲み物がおいしいが,飲んだとたんに汗になって出ているようで,いくらでも飲めそうです。土産屋が軒を連ねる通りを過ぎると,柱状節理の向こうに青い日本海が広がっています。早速,遊覧船のチケットを買い求め,乗り場へ。乗り場といっても,岩崖に辛うじてつけられたものです。出航時刻は決まっていないようで,客がそこそこ集まれば適当な時刻に出発するようです。
東尋坊は,エリアはそれほど広くないようで,北は雄島,南はタワーの下までの2kmほどです。それでも,柱状節理の発達した岩崖は,海から見ても迫力満点です。その岩崖の上に立って海を覗き込むとスリル満点。ちなみに東尋坊の由来は,粗暴を理由に仲間の僧たちによってこの断崖から海へ投げ込まれた僧の名前から付けられたとか。そういえば,この岩壁の上から海に飛び込む人がいたそうな,自殺じゃなくてね。飛び込みの選手でもムリなんじゃないのかなぁ。
その東尋坊を遊覧船でめぐりましょう。岩崖の下から出発,まずは雄島を目指します。周囲2kmほどの小島ですが,海岸線は柱状節理の岩場で囲まれています。船から見ると,白い灯台が見え,木々の間からは赤い鳥居が見えるので神社もあるようです。島へ続く橋があるので,歩いても行けそうです。その雄島をあとに,東尋坊に引き返していると,海岸の崖には節理はあまり見えません。夫婦岩から大池に向かいます。大池は,発達した柱状節理の岩崖で,船から見上げると崖の上にいる人が今にも落ちてきそうです。大池をあとに,乗り場を過ぎ南下。東尋坊タワー付近の海岸線を進みます。ここも奇岩あちこちにあり,ライオン岩,ろうそく岩などの案内が船内放送で流れてきます。ライオン岩は,ライオンの後ろ姿に似ているから。ろうそく岩は,夕陽がその岩の上に位置するとちょうどろうそくの灯がともったように見えるんだそうです。
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暑さで早々に東尋坊をあとに,勝山に向かいます。とりあえずは,福井市を目指し,そこから北陸道の福井北ICの前を通って,R416で勝山へ。地図は見なくても,道路案内だけで行けるでしょう。ところがこの道路案内が,幸か不幸か,交通量の少ない道を案内してくれているようで,楽チンです。さすがに,福井市内は交通量が増え,信号も多いのでスムーズに走れませんでしたが。福井北ICから九頭竜川に沿って上るR416に入ると,再び車の流れはスムーズになり,気持ちよく走行。京福電鉄を右手に見ながら,勝山を目指します。やがて,正面の山(法恩寺山?)にスキー場が見えると,勝山はすぐそこです。昼食は勝山でおろしそばをいただきましょう。ガイドブックでは,平泉寺前のまつやがお勧めだとか。勝山城を見て,左折。平泉寺に向かうと,その門前にまつやはありました。早速,冷たい水をがぶ飲み。一息ついたあと,おろしそばをいただきます。ところがこのおろしそば,シコシコした食感ではなく,もっちりとした食感です。おろしそばって,こんなんだったっけ?ずいぶん前に食べたので,今やなんの記憶も記録もありませんが。このもっちり感は,娘やかーちゃんにもイマイチだったようです。
食後は,世界遺産を目指しているという平泉寺を見物することにします。静かな境内に入ると,本殿まで長〜い石畳の道が続いています。この石畳の道は,日本の道百選に選ばれた道だそうです。脇には,杉の大木が林立し,その根元には苔がびっしり。夏の暑さと少雨のために苔の緑が色褪せているのが残念です。林の中にはお堂があちこちにありますが,そのどれもが歴史を感じさせるというか,朽ちかけているというか。本社も塗装がはがれ,白っぽくなった木地がむきだしです。これで世界遺産,登録なるか?ちなみに,東尋坊の名前の由来となった僧は,この平泉寺の僧だったとか。
御本社 寛政7年(1795)の造営
御祭神 伊弉冊尊。現社殿は越前藩主松平重富公による再建で総欅の入母屋造榑葺。昇り竜・下り竜の丸彫,,壁面の浮彫などの彫刻も秀逸で,奥越には珍しい華麗な建物である。
御本社を中心に右に別山社,左に越南知社を配するのは,白山山頂の三山のそれぞれの神を祀っているからであり,このように白山三社の神々を勧進することは当社創建以来の姿と思われる。今は失われているが,中世から近世には,さらに金釼社と加宝社が加えられ,五社が整然と立ち並ぶさまは壮観であったと思われる。
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世界遺産候補の見学を終えると,今度は食後のデザートです。福井でもジャージ牛は健在のようで,その牛乳で作ったソフトクリームを食します。汗だくの身体にしみわたる冷た〜いソフトクリーム。ジャージ牛乳でなくても,美味しくいただけそうです。
勝山をあとに,R157で大野へ。このあたりは,町の中を走るので,暑さは倍増。お昼に飲んだ冷た〜い水とソフトクリームの水分は,全身から一気に放出です。R158に入り,市街地を抜けると,ようやく木陰が出てきてやれやれです。R158はオイラの予想に反して,道幅は広く,適度なカーブのある快適路です。気持ちよく走り続けると,恐竜が雄叫びをあげている道の駅に到着。ここは,JR越美北線の終着駅九頭竜湖駅でもあります。つまり,ここは道の駅とJRの駅が同居しているというわけです。ここでたっぷり水分補給をし,先に進みます。やがて,目の前に巨大なロックフィルダムが出現。九頭竜ダムです。ダムからは九頭竜湖がはじまり,静かな湖面が広がっています。九頭竜湖で有名なのが夢の架け橋です。この橋は,瀬戸大橋の試作として作られたそうです。
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前方に見える吊場視は,箱ケ瀬橋です。昭和43年ダムの完成と共に奥地資源搬出のためにかけられたもので,当時いつか実現するであろう本四架橋(瀬戸大橋)の試作橋として我が国橋梁工学の粋を集めてかけられたものです。パラレルワイヤースピニング工法(平衡線ケーブル方式)で,完成後,数十日間各種測定を行い,そのデーターが今完成をして居る瀬戸大橋に使われて居ります。全長266米で加重の制限がありません。この橋は九頭竜ダムのシンボルとして架橋以来多くの人々に親しまれて居ります。
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広い九頭竜湖を過ぎ,快調にバイクを走らせ,油坂道路へ。ここは自動車道ですが,無料開放されている区間です。旧道を通らなくてすむので,山道嫌いの娘にはラッキーです。長いトンネルを抜けると,そこは岐阜県。一気に下り切ると,白鳥町です。このあたりは,スキー場が多いらしく,案内板があちこちにあります。スキーシーズンなら渋滞しそうな道ですが,今日は順調。進むにつれて,標高が下がり,気温と湿度が上がってきます。最後にループ橋を下り切ると,R156です。今日の宿泊地である白川郷へは,このR156を北上するだけです。
交通量は少なく,車の流れはハイペースです。上空は雲が多くなっていますが,太陽がさえぎられているのでちょうどいい感じです。徐々に高度も上がっているので,湿度も下がっています。リゾート地らしい華やかさのあるひるがの高原を抜け,御母衣湖へ。白川郷まであと10kmほどです。と,いきなり雷鳴が轟き,滝のような大粒の雨!先ほどから涼しくなってきたはずだわさ。にわか雨でしょうが,あと10kmほどなので,いつ止むかわからない雨の雨宿りをするのも時間のムダなので,カッパを着込んで出発。カッパのおかげでほとんど濡れることなく,白川郷着。本日の走行距離約250km
雨の中を本日の宿泊所である合掌民宿文六へ。世界遺産である白川郷の合掌造りの家に泊まれるので興味津々。縁側で濡れたカッパを脱ぎ,お部屋へ。板戸と障子に囲まれた部屋は,いかにも民宿といった感じです。合掌造りであれ,中に入ってしまえば同じですよね。近くに温泉があるのですが,まだ雨が降っているのでここのお風呂に入ることに。民宿の人の話によると,こんなにわか雨はこの夏になって初めてだとか。梅雨が明けてから今日まで雨が全然降らなかったので,,少しは降ってほしいと思っていたところだったそうな。今日からしばらくの間は夕立が続くのではないだろうかという話です。それなら今日からでなくて,明日から始めればよかったのになぁと思ってしまいました。
汗を流し,着替えを済ませ,お楽しみの夕食です。残念ながら囲炉裏は使われておらず,普通の座卓で夕食となりました。でも,考えてみれば,囲炉裏で薪を燃やしながら食事を摂るなんて,夏場にできることではないわいな。メニューは,イワナの塩焼きをはじめとした山の幸がいっぱい。白飯も美味しい。これが飛騨地方の郷土料理なのでしょう。酒飲みたちには,おかずが足りなかったみたいですが。
8月7日(土)
今日も早起き。6時前には布団を畳み,白川のお散歩に出かけるとしましょう。まずは,車で展望台へ。朝早くからカメラを構えた人たちがいます。なかには,夜の早い白川郷の風習のおかげで,早起きをしてしまったという人もいるでしょう。城跡が展望台になっています。白川郷が一望できるので,パンフレットにある写真もここから撮られたものが多いようです。朝もやがかかり,東の山の端から朝日が流れてくる景色は絵になります。写真好きの知人が飛騨に何度も足を運んでいるというのもうなづけます。集落に戻ると,まだ開店していない店のたたずまいからは,時代が逆行したような雰囲気がしてきます。
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散歩を終え,お楽しみの朝ご飯です。我が家ではみんなお気に入りの朴葉みそを白ご飯にのっけて食べると,飛騨の味そのものといった感じがします。これだけでご飯が何杯でも食べれちゃう。朝食を終え,出発です。準備をしていると,同宿の家族のお父さんが話しかけてきました。「ボクもエストレアに長い間乗ってたんですよ。昔のシートが分かれているタイプですが。今はシャドーですけどね」やはり,エストレアは人気があるんですねぇ。娘,にっこり。さて,出発!
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今日は,せせらぎ街道(R472)から郡上八幡入り。サンプル屋さんで実演を見て,鍾乳洞へ。それから高速道路で一気に帰ろうという予定です。せせらぎ街道へは,いくつかのルーツがありますが,昨日通ったR156以外は,山道です。ということで,山道嫌いの娘の意見でR156を南下。荘川からR257経由で行くことにします。昨日,豪雨の中を走りぬけた御母衣ダムで記念撮影。このダムも,九頭竜ダムと同じロックフィルダムです。御母衣湖を左手に,ロックシェードや小さなカーブを抜け,ひたすら南下。昨日,ちょっと気になっていた橋をちょいと見物。この橋も,九頭竜湖の夢の架け橋同様つり橋です。橋の中央で飛び跳ねると少しですが振動があるのでおもしろい。ただ,この橋を渡って対岸に行ったところで,何があるというわけではなさそうです。いったい,何のために作ったのでしょう。
県指定天然記念物 牛丸ジュラ紀化石
指定理由 荘川村牛丸地区の庄川河床(ここから西に約200m)には,中生代・ジュラ紀中期の地層が露出しており,そこから保存のよい貝化石が密集して大量に算出する。これらの化石や堆積状況からは,ジュラ紀当時の環境や地形,生物の生態を知ることができるため,学術的価値がたいへん高いので,末永く保存されるように天然記念物の指定を受けた。 指定年月日:昭和34年11月16日
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荘川からR158に入ります。交通量は少なく,快適に走れます。ただ,朝ということもあってか,風を切ると寒いほどの気温です。天気予報では,今日も酷暑になるということでしたが,今のところはそんな心配は無用です。山間のなだらかなワインディングロードをのんびりと走っていると何とも言えない快感です。これが,自転車だったらもっと楽しいかもねぇなんて思いながら。時おり,すれ違うバイク集団ものんびり走っているようです。やがて,松ノ木峠へ。標高は1000mを越えているとか。どうりで涼しいを通り越して,寒いはずだわさ。
小鳥峠を越えると,人家が多くなり,せせらぎ街道との分岐点が近付いていることを感じます。高山西ICを過ぎ,清見の集落を抜けてせせらぎ街道へ。すぐに人家は途絶え,山間をゆるやかにぬう川沿いの道になります。道路地図にも「緑豊かな植林地帯を走る清流沿いの快走路続く」とありますが,まったくその通りの道です。しかも,酷暑のこの時期に寒いほどの爽やかさ。 バイクで来てよかったなぁ。だからでしょうか,このせせらぎ街道だけでも,すれ違ったバイクは30台以上はあった感じです。ただ,かーちゃんたちはのんびり過ぎて眠くなったとか。
おおくら滝の看板を見て,いきなり停止。案内を見ると,車で10分ほどの所に東屋があり,そこからは白山をはじめ御岳や乗鞍岳も見えるとか。滝も遠望できるということなので,ちょっと寄り道をしましょう。細い山道を上り,お目当ての東屋へ。北を見ると,白くモヤっているのでなにがなんだか。樹林の中に白く流れ落ちるおおくら滝は確認できましたが。
再び,バイクに乗り,郡上八幡へ。今度は,五平餅の看板発見!五平餅好きの我々は,早速オジャマすることに。エゴマの入った味噌は,これまでの五平餅とは一味違います。この一味違うというのがビミョ〜です。一味違っておいしいのか,まずいのか。あーちゃんはあまりお気に召さなかったようです。このあと訪れた鍾乳洞でも五平餅を食し,やっとご満足のよう。たかが五平餅,されど五平餅なんですねぇ。
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長いトンネルを抜け,飛騨から美濃に入ると,標高がどんどん下がり,しだいに蒸し暑さが増してきます。朝のあの爽やかさは何処へ?灼熱の太陽は容赦なく照りつけ,アスファルトの照り返しもあってか,一気に気温が上がったようです。そんな暑さのなか,郡上八幡へ。ここで昼食となりすが,目指すは「魚寅」です。順番待ちを耐え忍び,ようやく着席です。川魚料理が有名ということなので,うな丼,うな重,あまご定食を注文することにします。うなぎは皮の方はパリッと焼き上げられ,天然のためか臭みもなくおいしい。あまご定食はというと,塩焼きのあまごが2匹,甘露煮のあまごが1匹,合計3匹ものあまごがお膳に鎮座しています。美味しくいただき,満腹,満足。
次は,サンプル工場の見学です。幸い,近くに「サンプルヴィレッジいわさき」があるのでそこへ行ってみましょう。入場料300円が必要ですが,お土産付きということで,それほど高いという気はしません。中に入ると,係のおじさんは,実際に目の前で説明をしながらエビのてんぷらを作ってくれます。まず,衣になるロウを湯の中に浮かべ,そこへあらかじめ作ったエビを乗せ,湯の中に引き込むと,エビの周りに衣がきれいにくっつくのです。見た目,サンプルとは思えません。次にレタス。こちらは,白いロウを浮かべその続きに緑のロウをたらし,白いロウの方が湯の中に引っ張り込むと,大きなレタスの葉が一枚出来上がり。それをザックリとたたむと,レタス一玉の出来上がり。包丁で切っても,切り口までもがレタスです。ところが,このサンプル,今では合成樹脂でできているのだそうです。食品サンプルの創始者である岩崎さんの出身地が郡上八幡だったこともあって,郡上八幡では食品サンプルこの工場が多いのだとか。それにしても,こんなに精巧な食品サンプルを作るのは,やはり日本人だけなんでしょうねぇ。そもそも,外国だと,食品サンプルを作っても,その通りの料理が出てこなかったりして?だから,外国では食品サンプルがないのかも。
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今回のツーリングで最後の見どころ。大滝鍾乳洞へ行きましょう。R156から広域林道でしばらく走り,ようやく到着。山中に突如現れた一大観光地です。お土産屋さんはもちろん,バーベQ場,釣り堀,合掌造りの建物まであります。ここで入場券を買い,山の中腹を登るケーブルカーに乗ります。それほど長い距離ではありませんが,足の弱い人にはありがたい施設でしょうが,めったに乗れないケーブルカーに乗れるというだけでうれしくなっちゃいます。
どこの鍾乳洞でも同じですが,入ったとたん凍えるほどの冷気が身を包みます。ところが,汗だくのオイラにはちょうどいい自然のクーラーです。薄暗い鍾乳洞の中は,いろいろな形の鍾乳石が例によっていろいろに命名されています。その横には,これまた例によって「学術上貴重なものなのでさわらないで下さい」の注意書きもあります。思わず,そんなに貴重なものなら手が届くようにするなよ!とツッコミたくなります。そもそも,観光コースになってしまっている鍾乳洞って,学術上どんな価値があるのでしょうか?学術上の価値はわからないまでも,これらの鍾乳石が自然に出来た造形物であるということには感心させられます。特に,この鍾乳洞のメインである大滝は,なかなか見事です。滝としては,それほど水量があるわけではなく,落差もほどほどですが,この滝が鍾乳洞の中にあるというがいいですねえ。約30分の見物を終えて外へ出ると,蒸し暑いし,メガネは曇るしで,帰りもケーブルカーに乗りたかったよ〜。大滝鍾乳洞はよかったけど,もう一つの鍾乳洞である縄文鍾乳洞にも入りたかったなぁ。ライト一つで迷路の鍾乳洞を探検するというアドベンチャーな企画だそうで,ちょっとそそられますよね。時間がなくて残念。
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大滝
地底の滝では日本一の規模を誇るこの滝は高さ約30m,その水源はまだ探検されていないが約4kmさかのぼっていると思われます。滝の位置は地表より60m下にあり,大滝鍾乳洞のシンボルとなっています。
本日の予定はこれにて終了。あとは,近くにある郡上八幡ICから高速道をひたすら帰るだけです。東海北陸自動車道はトンネルが多い。でも,暑い夏場は,太陽がさえぎられて涼しく感じられるのでいいかも。名古屋に近づくにつれて交通量が多くなるので,バイク2台+車1台の集団走行は要注意です。珍しく高速道で走行車線を走り,名神道へ。ここでも,名鉄トラックの後ろにつけ,のんびり80km走行です。信号のない明姫幹線を走っているようで楽チンです。暑さも思ったほどではなく,これなら何kmでも走り続けれそう。赤く空を染める夕陽を見ながら,今回のツーリングの余韻に浸ります。栗東付近で渋滞に巻き込まれましたが,京滋バイパスに迂回。山崎から再び名神道に合流し,吹田からは中国道へ。山陽道に入ると,交通量は一気に減ります。ポジションをあれこれ変え,空気抵抗の実験をしながら加古川北ICへ。本日の走行距離約430km
今回のツーリングも,心配だった天気は白川郷付近の豪雨だけで,あとは暑いほどの快晴でした。見どころ,味わいどころ,走りどころ満載,しかも世界遺産に宿泊できるという貴重な?体験まででき,大満足のツーリングでした。今回で3回目になる夏のツーリングですが,近場で残るルートは紀南地方です。来夏のツーリングは和歌山・奈良ですかな。