芦津の森シャワークライミング (2010.8.29)


いつまでも続く今夏の猛暑。こんなに暑いと水が恋しくなるのは人の常。予定していたカヤック&ラフティングが中止になったものの,運良く,鳥取自然塾主催?のシャワークライミングが開催されるというので,急遽参加申し込み。今回のシャワークライミングは,初心者対象でそれほど危険性はなく,クライミングというほどのものではさなさそうです。これなら,かーちゃんも参加できそうということで,夫婦で参加することに。

智頭町役場に13時集合ということで,時間があるので,智頭町の探索。観光協会?前の駐車場に車をとめ,カメラを片手に出かけます。駐車場の脇には,ミニドームがありますが,実はこれはトイレ。町内マップをもらい,うろつくことに。道を適当に進んでいると,左手に古めかしい洋館が出現。中町公民館です。脇には,本陣跡の石柱があります。この洋館は,今でも使われているというのがいいですねぇ。さらに進むと,T字路へ。右手には,「もみの木亭」の看板があります。が,見ると,これまた築100年は経っていそうな町屋です。このあたりは,宿場町の面影を今もなお残している風情のある街並みが続きます。もみの木亭では,柿の葉寿司が食べられるとか。道の駅で早目の昼食を摂ったのが悔やまれます。

  
中町公民館 もみの木亭
中町公民館
もみの木亭

脇を見ると,「西河克己映画記念館」の案内があります。どうやら,もみの木亭のお庭にあるようです。おそるおそる入ってみると,ガラス戸越しに畳の間が見えます。映画記念館は,庭園の向こうにあります。こちらも,白い洋館です。入ってみると,古い映画のポスターが壁一面に貼られています。入口正面には,古い撮影機が据え付けられています映画記念館の解説らしいものはなく,2階も映画のポスターがあちこちに貼られているだけです。「伊豆の踊り子」だって,吉永小百合主演のポスターがあれば,山口百恵主演のポスターもあります。石原裕次郎出演の映画ポスターもあります。これらの映画は,西河克己さんがの監督された映画だそうですが,これらを見て懐かしがるのは団塊の世代より上の世代だけでしょう。若者たちにとっては,卑弥呼同様に単なる歴史上の人物?

  
西河克己映画記念館 西河克己映画記念館館内
西河克己映画記念館
西河克己映画記念館館内
  
杉玉 米原家住宅
杉玉
米原家住宅

もみの木亭のある町屋の続きには,これまた古い町や米原家住宅があります。こちらは,現在も住まいされているようで,非公開となっています。さらに進むと,国指定重要文化財の「石谷家住宅」が見えてきます。こちらは,公開されていますが,有料ですので,もちろん,パス。向かいにある消防団の建物(消防屯所)の方が気になります。この建物って,今も使われているのでしょうか?

  
蔵 消防屯所
消防屯所

灼熱の中の智頭宿見物を終え,集合地の役場へ。ヘルメットやライフジャケットを積んだ軽トラックがとまっています。その脇には,数人のスタッフとその元締め?のH谷川さんの顔も見えます。今回は,10名の参加者だとか。程よい人数でシャワークライミングが楽しめそうです。役場をあとに,芦津の森に向かいます。国道から離れ,徐々に山の中へ。道は細くなっていますが,舗装されています。途中にみたき園という料理屋?があり,駐車場には車がたくさん止まっています。避暑を兼ねて,美味しいものを食べに来た人たちでしょう。芦津の森はまだまだです。さらに道は曲がりくねり,山肌をぬうようにして高度を稼いでいます。トンネルを抜け,三滝ダムへ。ダム湖つきあたりの駐車場で車をとめます。ここにはトイレがあり,このあたりの休憩ポイントの一つになっているようです。

ヘルメットにライフジャケット,シャワクラ用の靴で準備OK!山に入るというよりは,カヤックをする格好に近い。しばらくして,今回の参加者が勢ぞろいです。若者グループとファミリー,そしてオラたち夫婦。全員,シャワークライミングは初めてだとか。みなさん,ワクワクドキドキの様子。もちろん,オラたち夫婦もワクワクドキドキ。60歳近くになっても,初めて体験することがあるというのは嬉しいこと,心躍ることです。

まずは,山道を進み,出発地点のつり橋を目指します。まずは,緑のシャワーを浴びます。爽やかな空気に包まれ,下界の灼熱地獄がウソのようです。このあたりで標高850mほど。気温自体は3〜4度低いだけですが,湿度が低く,木々の恩恵を実感します。やがて,つり橋へ。ワイヤーで吊られた橋は,残念ながら全くスリルはありません。そのつり橋の下に降りて,いよいよ沢歩きの開始です。まずは,浅瀬から徐々に。水は冷たいものの,澄んできれい!足,腰,胸と水に浸かり,やがては,肩まで浸かり「いい湯加減やねぇ」水は冷たいことは冷たいですが,ラッシュガードの上にライジャケを着けているので,それほど冷たくは感じません。こりゃあ,気持ちいいガヤ。

  
スタート地点のつり橋に到着 シャワークライミング開始!
スタート地点のつり橋に到着
シャワークライミング開始!

ガイドさんたちは,流れに逆らってどんどん進みます。慣れない沢歩きに,足元がよたつきながらついていく様は,まるでカルガモの親子のようです。足元がはっきりと見えないので,深みにはまることもありますが,それはそれで楽しいものです。それにしても,レンタルのシャワークライミング用の靴の威力はすごい!普通の靴とは違って,底が厚いフェルトでできているので,濡れた岩でもコケのあるところでも,あまり滑りません。さすがそれ専用の靴だけのことはあります。ちなみに,靴の上から軍足をはくという手もあるそうで,これも効果があるとか。いずれにしても,ゴム底の靴ではうまく歩けないでしょう。

  
飛び込みポイント 倒木の上からピョ〜ン!
飛び込みポイント
倒木の上からピョ〜ン!

最初は,足元を確かめながら歩いていたものの,しだいに大胆になり,少々の深みや流れでもヘッチャラ。わざわざ流れの強いルートをとったりして,シャワクラを楽しみます。今日のコースには滝はないので,登るのだってお手軽です。と,突然,目の前に堰堤が出現。その手前に倒木があります。ガイドさんがまず先陣を切って,その倒木から飛び込み!オオ〜ッ!こりゃあ,自然の飛び込み台だわさ。やってみましょう。おそるおそる木を登り,意を決してドボ〜ン!こりゃあ,爽快!しばらく,代わる代わる飛び込みに興じます。こんなのもシャワクラの楽しみの一つなんでしょうねぇ。

飛び込みを心行くまで楽しんだあとは,さらに沢を登ります。堰堤を越えると,砂地の沢がしばらく続きます。このあたりは,水が濁り,ちょっとねぇ。やがて,岩だらけの沢になり,シャワークライミングの再開です。少し進むと2mほどの段差が出現。ここをロープを使ってクリアしてみましょう。流れに逆らいながら登るのは大変です。しかも,ロープは動くのでバランスがとりにくい。バランスを崩し,シャワーの直撃を受ける。すごい水圧です。これっぽっちの段差でこれだけの水圧ですから,滝の直登をする人って大変なんでしょうねぇ。バランスを取り直して,段差をクリア。この段差は,登るだけでなく,左手からは,滑り台で下ることができるとか。ただし,ちょっとお尻が痛いかもなんて。滑ってみたものの,滑り台というほどのものではなく,ちょっと残念。中には,上から飛び込んでいる人もいます。これもありですが,先ほどの倒木の飛び込み台ほどのスリルはありませんでした。それでも,一か所で,いろいろな遊び方ができるというのもシャワクラの楽しみの一つなのでしょう。

  
堰堤からもピョ〜ン! 激流の中で…
堰堤からもピョ〜ン!
激流の中で…
  
ロープを使って激流を登る ゴール地点の堰堤
ロープを使って激流を登る
ゴール地点の堰堤

あとは,どんどん進みます。もちろん,オイラは,できるだけ流れのきつい所を選んでルートを作ります。すると,あとに続く人たちも同じように流れのきつい所を登ってきます。やっぱり,人間というものは,刺激を求めたがるものなんですねぇ。深みにはまり,急流に押し流されながら,ゴール地点の堰堤へ。この堰堤から落ちてくる水の下で修業をしましょう。とはいうものの,実際に行ってみると,これまたすごい水の力です。ヘルメットがずれ,サングラスが落ちそうです。こりゃあ1時間もこの水に当たっていると,頭のてっぺんに穴が開きそうです。でも,楽しい。

  
堰堤の裏見の滝 堰堤の滝に打たれて修行中
堰堤の裏見の滝
堰堤の滝に打たれて修行中

楽しかったシャワクラを終え,沢から上がると,あとは山道を戻るだけです。すっかり冷え切った身体には,少々の歩きはヘッチャラです。かえって,身体が温まっていいかも。水のシャワーの後は,緑のシャワーを浴びて,気持ちよく駐車場へ。スタッフのみなさん,そしてH谷川さん,ありがとうございました。H谷川さんが「やった者勝ち」って言われていましたが,まったくその通り!次回は,場所を変えてのシャワクラを楽しみにしていますよ。


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