お花見カヌーin鳥取袋川 (2010.4.3)


昨年は日本海シーカヤックとダウンリバーで,カヌー(カヤック)を大いに楽しみました。今年もカヤックで海や川,池を徘徊しようということで,まず最初に参加したのが今回の「お花見カヌー」です。初心者でも大丈夫というレベルなので,初心者そのもののオイラは一安心。しかも,昼からということなので,朝はゆっくり出発できます。気になるのはただ一つ。天気予報では,寒の戻りがあり,この日の鳥取の予想最高気温が12度とか。濡れたうえにこの気温はかなりこたえそうです。いっぱい着込んで,車で出発。

バイクで行くことも考えたのですが,この寒さの中で長時間のライディングはかなり厳しいものがあります。あっさり,軟弱に車でGO!ところがこの選択が吉と出たのです。佐用町あたりから曇りはじめた空は,鳥取道に入ったあたりで雨模様に。時間とともに,雨脚は強まり,気温は3度!いつ雪になってもおかしくない天候です。いや〜,車でよかった。

鳥取市内に入っても雨は小降りになりましたが,黒い雲が空をおおっています。念のため,主催者のH谷川さんに電話を入れると,予定通りお花見カヌーは行われるとのこと。よかった。集合時間は昼からということで,時間があります。ちょっと風が強いですが,浦富海岸に行ってみましょう。雨が止んでれば,自然歩道を少し歩くのもいいかも。

浦富海岸の遊覧船乗り場に行くと,カヤックを積んだ車が数台。この強風の中,海に出るつもりなのでしょうか。自然歩道の入口は,港の奥です。一夜干しのカレイが並んでいるのを見ながら,自然歩道入口へ。車をとめ,自然歩道へ出発です。海からの風は強いものの,南斜面についた自然歩道はあまり風はありません。このころになると,天候は回復し,暖かい春の日差しが降り注いでいます。まずは祠?のある小ピークへ。途中の千貫松島とおしろい崖の眺めは,なかなかスリルに富んでいます。強風にあおられてか,大波がド〜ン!と地響きを立てています。こんな中をカヤックだなんて,初心者のオイラにはとても無理です。遊覧船乗り場にいたカヤックの人たちは,こんな波でヘッチャラなんでしょうか。

  
浦富海岸 観音浦 浦富海岸 灯台
浦富海岸 観音浦
浦富海岸 灯台

小ピークを下り,展望台へ。ここは,人家がすぐ脇にせまり,集落から直接来ることができそうです。展望台には,ベンチや案内板があり,節理の発達した岩壁などを見ることができます。あいかわらず,強風は吹きつけていますが,温まった体にはちょうどいい風です。ここからも小さなアップダウンが続き,荒々しい日本海の姿を堪能することができます。海食洞や海食洞門,海食棚など,様々な景観を楽しみながら,自然歩道は続きます。灯台を過ぎ,展望台まできたところで時間切れ。帰りは山道を選択。海は全く見えなくなり,荒れた耕作地の中を通り,出てきたのが車道脇。車に戻り,いよいよお花見カヌーだ。

昼食をすませ,時間通りに集合場所へ。すでにカヤックを積んだ車がスタンバイ。主催者のH谷川さんから声をかけられ,無事合流。車をゴール地点に回して,いよいよカヤックで出発です。出発地点は,幅が2mほどの川?疎水?で,水の流れはゆるやかです。しかも,今回乗っているカヤックは,直進性と安定性があるので,勝手にクルクル回るということはありません。これなら,初心者のオイラだって楽勝です。聞けば,このカヤックで海にも行くとか。細長いシーカヤックでなくても,これだけ安定性があれば,海だって大丈夫そうです。今からナイトカヌーが楽しみです。

  
お花見カヌーへ出発! 桜の回廊
お花見カヌーへ出発!
桜の回廊

川の水は話に聞いていたほどの汚れはありませんが,ゴミがあちこちに。その中で鮮やかに咲く菜の花が,春を感じさせてくれます。背中には暖かい春の日差しが降り注ぎ,心配していた寒さはまったく感じられません。しかも,のんびりペースなのでパドルを上にあげる必要がありません。ということは,パドルを伝った水が腕や足を濡らすこともありません。しかも,道路から見るのとは違ったアングルで川岸の花々を楽しむことができるのです。2時間以上もの時間と労力とガソリンを使って来た甲斐は十分にあります。

やがて,川岸に満開の桜が見え始めます。両岸から覆い被さるように桜の花が咲き,時おり風に運ばれてくる桜の花びらが日本を感じさせてくれます。やなり,日本の春は桜が一番似合うのでしょうか。

  
菜の花もあざやかです 橋をくぐると桜と菜の花
菜の花もあざやかです
橋をくぐると桜と菜の花

川幅が徐々に広くなるにつれて,両岸の桜並木にたくさんの人が見られるようになってきました。桜を見ていた人たちが,我々のカヤックを見てビックリ。写真を撮る人までいたりして。両岸の人出を横目に,まったりカヌーツーリングです。頭上に広がる桜の花を愛でるというのは,これまでにない経験です。このイベントを企画してくださったH谷川さんには,ホント感謝です。もちろん,スタッフの御二方にも感謝です。

  
まだまだ桜並木は続きます 川に張り出した桜の花
まだまだ桜並木は続きます
川に張り出した桜の花

川の流れにまかせてカヤックはのんびりと進みます。と,岸にうごめく黒い影。ヌートリアです。よく見ると,あちこちにいます。ネズミの仲間で,繁殖力が旺盛なんだそうです。何年か前の円山川の決壊もこのヌートリアの巣穴が原因だったとか。なかには,猫よりも大きいヌートリアもいます。ちなみに,この巨大ネズミのヌートリアですが,実は食べるととってもおいしいんだそうです。日本に持ち込まれた当時は,毛皮は防寒用に,肉は食用にされていたそうです。でも,実際の姿を見ると食べる気がしません。

  
ゴールが近づいてきました
ゴールが近づいてきました

桜並木を過ぎると,ゴールは間近です。菜の花も少なくなり,雑草とゴミの目立つ川岸を過ぎると,ゴール地点へ。距離にして4kmたらずの川を2時間でのんびり川下り。お花見を楽しみ,ヌートリアを間近に見,暖かい春の日差しをいっぱいに浴びた今回のツーリング。本当に楽しかったです。遠路はるばる来た甲斐があるというものです。このあと,池でのお花見やナイトカヌーも企画されているとか。予定があえば,ぜひ参加させてください。


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