ロゲインシリーズ2009 第9戦 閑谷大会 (2009.12.6)


コース地図はこちら(377KB)

11月の箕面ロゲイン大会に続いてのロゲイン大会参加です。会場は,史跡閑谷学校!に隣接する野外活動施設のようです。史跡にそんな施設が隣接しているというのは不思議な気がしますが,閑谷学校はもともと庶民のために作られた学校で,今でいう公教育の一端を担っていたそうです。だから,今もって公教育の一端を担っているというのは納得のいくところでしょうか。

12月とはいえ,それほどの冷え込みはなく,バイクツーリング気分で会場入りです。すでに駐車場には,車がいっぱいとまっています。参加者らしき人たちもチラホラ。それにしても,ロゲインとはどういう意味なのでしょう。気になって,電子辞書で調べてみると「ロゲイン(Rogaine)=《薬・商標》ミノキシジル配合の発毛促進剤。」とあります。これは素晴らしい!この大会に参加していると毛が生える!って,そんなわけはないよなぁ。次にネットで検索すると日本ロゲイニング協会のHPを発見。そこにロゲインの解説があります。

ロゲイン(ROGAINE)とは、ロゲイニング(ROGAINING)とも呼ばれ、オーストラリア発祥の大規模スコアオリエンテーリングのような競技です。
主にオーストラリア、アメリカ、カナダなどで盛んに行われ、チェコでも世界選手権が開催されるなど盛んなようです。しかしながら、競技が行われている国は非常に少なく、日本では2002年に長野県菅平高原にて開催されたのが最初と思われます。
競技は、先にも書いたように、大規模なオリエンテーリングと考えてもらえれば、おおよそのイメージはつかんでもらえるでしょう。ただし、大規模さは、並ではありません。いわゆるフルロゲイン(マラソンで言えば42.195km)は、制限時間が24時間です。この24時間に地図上に示されたコントロールに付与された得点をどれだけ多く集めるかが勝敗の鍵となります。地図の範囲も広大で、フルになると新聞1面ぐらいある大きな地形図(2万〜3万分の1スケール)に万遍なくコントロールが配置されています。各コントロールには、異なる得点が付けられており、順位は獲得した得点順となるため、どのコントロールを取るか作戦を立てることが重要となります。なお、優勝者でも時間内に全てのコントロールを取ることは難しいです。
このような事柄を書くと、ロゲインは屈強の身体を持った者のみが参加できる競技に思われがちなのですが、実際はそうでもあり ません。ハーフロゲイン(12時間)、クォーターロゲイン(6時間)なども開催されておりますし、
日本国内では3時間や2時間というお手軽なミニ版も数多 く開催されています。
クラスは「ジュニア」(20歳以下)、「一般」「ベテラン」(40歳以上)、「スーパーベテラン」(55歳以上)と年齢による区分及び男性、女性、混合と性別による区分に分かれています。クラスは分かれていても、コントロール配置や渡される競技地図は全クラス共通です。
1分、1秒を争って走る上級ロゲイナーから、お弁当持参の宝探しハイキングレベルまで幅広く参加者がいることもこの競技の特徴です。

なんと!3時間のロゲインは,「お手軽なミニ版」だとか。汗だく,どろどろ,足は引き攣り,よれよれの状態でゴールした箕面ロゲインがミニ版!?ロゲインとは,OLのようですが,実はとんでもないスポーツ?遊び?のようです。

受け付けを済ませ,着替えにとりかかります。が,天気は曇り。これから晴れるとロンTでも暑そうですが,曇りのままだと少し寒そう。ウインドブレーカーまでは要らないだろうということで,ロンTに半Tを重ね着することに。ウエストバックには,ポカリとゼリーとカメラを入れ,スタンバイOK!時間があるので,今日はスタッフをつとめる吉備路OLCのみなさんと少しおしゃべり。「150点を取ってよ!」という言葉に後押しされ,ついその気になってしまいました。

集合時刻になり,F田さんから諸注意がアナウンスされたのち,お待ちかねの地図配布です。見ると,最高得点の150点は,エリアの最遠ポイントにあります。その150点ポイントまでのルートを見ると,道路走りが大半のようです。これはOLとは程遠く,マラソン大会の趣です。だからといって,近場の山中のポイントを見ると100点が少ない。でも,こちらの方が山の中を走るのでOLらしい。さて,どうスッペ?OLらしい近場の山中からゲットするルートより,やっぱり「150点」でしょ!ということで,それから,時間を見ながら,山中のポイントをゲットしましょう。それにしても,ポストの設置場所が全部道の脇のようです。ポストの難易度は初心者クラスということでしたが,まったくその通りのようです。でも,ミスっちゃうんだよなぁ,これが。

スタートエリアを見渡すと,北に向かっている人たち。南に向かっている人たち。まだ,ルート設定が決まらないのか,地図を見ている人たち。通常のOL大会ではあり得ない光景です。その参加者たちの出立ちはというと,箕面ロゲイン同様にトレイルランニングスタイルが主です。ここ閑谷でも,OLerスタイルは極少数です。15分後にスタートする家族の部は,ハイキングスタイルが多いようですが。

  
ただ今 作戦会議中 スタート!
ただ今 作戦会議中
スタート!

家族の部の参加者のカウントダウンに見送られてスタート(△)。ほとんどの人は,南に向かってスタートするものの,早速東に向かう人たち。人それぞれ,ルートは違うようです。そのルートが,労多くして功少なしか,はたまたその逆となるか,これって人生の縮図を見るようで,なかなか興味深い。

とにかく,最高ポイントの150点を目指すオイラは,まずは130点に向かいます。閑谷学校の敷地を出て,ひたすら車道を南下。これから先,3時間もあるので急いでは体力がもちません。ジョギング気分でスタコラサッサ。前にも後ろにもRogainerがランニング。まるで,マラソン大会です。そんなことを考えながら走っていると,「ロゲインって,こんなに走るものなんですかぁ?」と言う声。同じことを考えている人はいるものです。そうですよね。山道が中心だった箕面ロゲインとは,ずいぶん趣が違いますよね。もちろん,このルートを選択したからなんですがね。

石門の字が見えるポイントに到着。どれが石門やらわかりませんが,本日最初のポストで130点をゲット。それにしても,今回のEカードの台はぶら下げ式なので,クルクル動くのでやりづらい。カードの向きがしっかりと合わせられません。まぁ,これもロゲインなのでしょう。

  
130点ポイント ゲット! マラソン大会だギャ!
130点ポイント ゲット!
マラソン大会だギャ!

次は,78点ですが,またもや車道をランニングです。前にも後ろにもランナーが続いています。ほんと,マラソン大会やねぇ。初めてロゲインに参加した人が,マラソン大会とどこが違うのかと思ってしまうのもムリからぬことでしょう。頭上に見える山陽道をくぐり,側道に入ります。山陽道の北にも側道らしい道はありますが,どこまで続いているのか不明です。実際,地図にも書かれていない道なのでダメなのでしょう。側道は勾配がきつく,走るどころではありません。だらだらと登り,陸橋を渡ると,これまた急な勾配の道を下りきったところに78ポイントはあるようです。下りだけは元気良く走り,谷へ。左手に78があるはずですが,見当たりません。地図をよく見ると,その手前の切り開きのようです。ということは,少し行き過ぎ。引き返してそれらしい切り開きに行くと,78のポストが見えました。駆け寄り,ピッ!これで本日2つ目のポイントをゲット!2つで200点以上をゲットしたのですから,なかなかの高得点率かも。快調な滑り出しです。

次の103は,このまま側道を行くだけです。側道は処理場?の手前で南にかわり,集落に向かって下っていきます。下りきったところで,集落の北の道へ。山陽道をくぐり,北に出ると103のポストがある…はずですが,無い!?見ると,正面のため池の堰堤のふもとに103が見えています。急いで駆け寄り,103をゲット!

次へも車道を進むだけです。山陽道から離れ,新しい道の歩道を進み,集落の中へ。その集落を抜けると,小さな尾根が見えてきます。79はこの尾根の上かな?尾根を直登するよりふもとの道から一気に登る方が早そう。ふもとの道を進むと,前から数人のRogainerがやってきます。少し進むと尾根へ登る踏み跡を発見。ここから尾根に登りましょう。短いけれど,急な上りを登り終え,尾根へ。ところが,祠らしいものは見当たりません。それどころか,道すら不明瞭です。やれやれ,行き過ぎてしまったようです。ヤブっぽい尾根道を下るものの,祠らしいものはありそうにありません。どうやら,先ほどのふもとの道を行けばよかったようです。尾根を下り,ふもとに戻り,あぜ道を進みます。行く手にお堂が見え,その手前に79はありました。なんのこっちゃ!?

  
プチ迷走の後 79ポイント
プチ迷走の後 79ポイント

次の80は近くにあります。先ほどのRogainerたちのように,来た道を戻ってもいいでしょうが,それではおもしろくありません。ここは,植生界をたどり,耕作地を抜けてショートカットだ!予想通り,お堂の下からあぜ道は続き,耕作地へ。稲刈りの終わった田んぼを横切り,車道へ復帰。そのまま車道を進むと,左手に林道が見えてきます。その入り口付近に給水所があります。せっかくの御好意なので,一口ゴクリ。うまい!再び,車道に戻り,80を目指しますが,作業所の中に入ってしまったようで???地図をよく見ると,先ほどの林道の脇にあるようです。給水ポイントに戻り,その先にある80を探します。ありました、ありました。なんとマヌケなんでしょうねぇ。給水所のスタッフにしてみれば,目の前にあるポイントに目もくれず,あらぬ方向へ走り去って行ったのですから。笑止千万といったところでしょう。

101へは,林道の先から山道へ突入です。分岐点には鳥居があり,101への道は薄暗い森の中の道にかわります。以前は林道だったようですが,いまや廃道状態の道です。沢を渡り,さらに西へ。北へ南へ山道はあるようですが,さっぱりわかりませんし,その道を行くことはないので無視。廃林道を道なりに進み,尾根直下の斜面へ。後ろからやってきたトレイルランナーっぽいRogainerが足取り軽く斜面を登って行きます。その後ろをよれよれになってついて登ります。登りきった尾根にはポストはありません,地図を見ると「ピーク」とあるので,先に進むと,ありました!101のポイントをゲット!

次の77へは,高低差の少ない尾根道&山道です。ようやく,OLらしくなってきた感じです。わき道らしいものもなく,ひたすら北上するだけです。さほど展望のよくない尾根道ですが,MTBで走ったら楽しいやろなぁと無い物ねだり。落ち葉の積もった山道を気持ちよくランニング。突き当りまで行けば尾根に出るだろうという気楽な予想で進みます。やがて,道は西に向き,右手に谷が見え始めると,Rogainerたちの声が聞こえてきます。そして,峠着。ここから西に戻って山中のポイントを取るという選択もありますが,オイラの目指すのは最高得点の150点!なので,右手の谷に下ります。77へは,予想以上に下っているのでビックリ。やがて,数人のRogainerたちが見え,77のポイントへ。

次は,102だぁ!77から谷を下り始めると,たくさんいたRogainerたちの姿はまったく見えなくなってしまいました。谷沿いの道も,廃林道です。沢を渡り,岩場を過ぎ,谷をどんどん下ります。まだもう少し距離があるだろうと思っていたところに巡視路の標識が。102へは鉄塔もあることですし,巡視路だろうという見込みで,ここからは巡視路を進むことにします。さすがは巡視路だけあって,歩きやすい。落ち葉の積もった山道は,MTBでも極楽ダウンヒルが楽しめそう。谷道から尾根道にかわると,急勾配になり,お馴染みのプラ階段の登場です。何人かのRogainerに出会ったので,150点からここにやって来る人もいるようです。一つ目の鉄塔を過ぎ,2つ目の鉄塔を目指します。それほど高低差のない尾根道は気持ちのいいものです。気持ちよく,2つ目の鉄塔へ。102のポイントは鉄塔にあるのではなく,鉄塔を少し下った所です。プラ階段を下り,思いのほか下ったところで,102をゲット!きれいに残った炭焼き釜跡がありました。

  
102への快適巡視路 炭焼き釜跡にあった102
102への快適巡視路
炭焼き釜跡にあった102

いよいよ,最高ポイントへGO!です。地図を見ると,このまま巡視路をたどり,車道へ出るようです。下り基調でしょうから,時間はそれほどかからないでしょう…というのは甘かった!下り基調ですが,思ったよりもアップダウンがあり,なかなか車道に近づけません。途中の鞍部では,あらぬ方向へ走り去るRogainer1人。彼は何処へ?巡視路を忠実にたどり,最後の鉄塔に到着。眼下に吉永の町並みが見えると,ようやく巡視路はおしまいです。降り立ったところには,巡視路の標識はありません。巡視路とはいえ,この巡視路はMTBで走るのはツライなぁとよけいな妄想。車道に降りると,150点ポイントまではまたもやマラソンです。町並みが途切れ,川沿いの道になると,橋を目指して走るだけです。それにしても,舗装路のランニングはツライ。足がピクピクつりかけています。そしてようやく橋のたもとへ。橋を渡ると右手にある金谷首塚の脇に150点がありました。喜び勇んでゲット!それにしても,102ポイントから25分もかかっています。このペースで走れば,帰るだけで精一杯です。やっぱり,150点の道はきびし〜い!

  
最後の鉄塔から見る吉永の町 最高ポイント150点 ゲット!
最後の鉄塔から見る吉永の町
最高ポイント150点 ゲット!

再び,車道をランニング。地図を見ると,車道走りはまだまだ続きます。もう,バテバテだギャ。走っているか,歩いているのかわからないほどのスピードでよたよたと進みます。左手の山塊をチェックしながら,橋を探します。工場前の橋を渡り,山の麓を進みます。この辺りまでRogainerに出会うことはまったくありませんでした。集落を抜け,工場と人家の間を通ると,石碑の脇に36を発見。150点から20分以上走ったのに36点かぁ。かなりがっかり。時計を見ると,残り時間は30分ほどです。このまま車道を走って帰るのが一番早そうですが,山の中をショートカットするのも悪くないでしょう。ということで,時間が心配ですが,とりあえずは43を目指しましょう。

  
石碑の脇に36ポイント
石碑の脇に36ポイント

スタート時点の思惑では,この辺りに着いた時に1時間ほどの余裕があるハズでしたが,30分ではポイントを取るためにうろつくことはできません。山越えの途中にある43・42・44の3つを取るのが精一杯でしょう。ということで,まずは,43に向けてGO!工場の脇を過ぎ,墓地を抜けると,新しくできた林道に出ます。地図では43はすぐそこに思えたのですが,これがなかなか大変です。急な階段を登らなきゃいけません。もう限界に達した足はピクピクと悲鳴を上げています。よれよれになりながら,やっと43へ。展望台の脇にあるのですが,展望を楽しむ余裕はありません。次は,42ダァ。

急な階段を下り,新しくできた林道へ下ります。林道の終点で遊歩道に入ります。丸太でできた階段は,遊歩道であることを示していますが,今や利用する人が少ないのでしょうか,道は荒れ気味です。その道の脇に42を発見。

44へは,遊歩道を進むだけと思いきや,遊歩道はしだいにヤブっぽくなり,ついにはヤブに。地図をよく見ると,44へは尾根を登らなきゃあいけません。行き過ぎちゃったよ。もう!時間がないというのに!引き返して,尾根を登ります。この道が巡視路なんだな。ようやく鉄塔に出たものの,上りはまだまだ続きます。今や,体力だけでなく,制限時間との戦いでもあります。やっとのことで尾根に出ます。展望はよくなったものの,その展望を楽しむ余裕はなく,展望台への分岐点を左折。展望台に向かって,ツライ上り返し。開けたピークに44を発見。

もうあとは,ゴールに帰るだけです。遊歩道に戻り,鞍部から尾根を南下するのが近道です。ただ,地図では道がハッキリしない感じなので,ちょっと不安な気はしますが,この道を行くしかありません。しかも,ここでミスると確実にタイムオーバーです。慎重に脇道をチェックしながら鞍部から登り返します。ピーク手前で林に突入。少し下ると,明瞭な道が現れてきます。これがこのまま続けば楽勝だギャ。と思ったのは束の間。すぐに道は消え,樹間をぬいながらの下りです。下りきったところからは,また道が現れてやれやれ。と,前を見ると,家族連れが歩いています。小学校低学年ぐらいの子どもたちが元気に歩いているではありませんか。しかも下りになると走りだしています。木の葉で滑るのも楽しそうです。最後は,トンネルの上に降りたち,さてどうする?ルート選択をあやまると段差が数mもあるところに出てしまうので,ここは慎重に下るルートを考える必要があります。よく見ると,トンネルの右側ならなんとか降りれそうです。急な斜面を横切り,段差を下り,ようやくトンネル脇に降り立ちます。トンネルからは何人ものRogainerが走って出てきます。もう制限時間まで数分しかありません。最後の力をふりしぼり,ひきつる足をかばいながらラストスパート。そして,やっとゴ〜ル!(◎)制限時間まで残り2分30秒になっていました。

  
タイムアップ寸前にゴ〜ル!
タイムアップ寸前にゴ〜ル!

それにしても,疲れた。この疲れは,OLの疲れではなく,久しぶりに味わうマラソン大会の疲れです。時間にして1時間半は車道を走っていたことになるのですから,マラソン大会といってもいいかもしれません。ロゲインとは,やはりOLとは似て非なるものなんですねぇ。このロゲイン大会を運営してくださった吉備路OLCのみなさん,岡山県青少年教育センター閑谷学校のスタッフのみなさん,ありがとうございました。豚汁,美味しかったです。おかげで今回のロゲインも大いに楽しむことができました。


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