白い雪と青い空 そしてハンガーノックの氷ノ山(2009.3.末日)


桜の花が満開になろうかというこの時期に,冬の寒さがぶり返し,但馬地方は不順な天候が続いています。ようやく,天気がよくなるだろうというこの日。急遽休みを取って氷ノ山へ。もちろん,雪遊びの準備は怠りません。3時間ほどのドライブの末,氷ノ山へ。スキー場の営業はとっくに終わっているので,人影はまばらです。リフトのイスだって撤収されています。でも,ゲレンデを見ると雪で真っ白です。もちろん,積雪量は多くはないでしょうが,もしかすると滑ることができるかも。

オイラの車しかとまっていない駐車場で準備をすませ,ゲレンデへ。やはり,雪の量はそれほど多くはありませんが,それでもスキーの跡があり,直滑降ならなんとか滑ることができそうです。ハイカーの足跡もあり,先週末に何人かのハイカーが歩いたようです。その足跡をたどるようにして,ゲレンデを登ります。リフト下の急斜面ではスノボーのシュプールらしきもの,スノーモビル?の跡らしいものもあります。

  
氷ノ山わかさスキー場 ゲレンデを見下ろす
氷ノ山わかさスキー場
ゲレンデを見下ろす

急斜面を登りきると,なだらかな広い斜面です。正面には,チャレンジコースの激斜面が雪に覆われています。アイスバーンになっていないことを祈るのみです。その激斜面はリフトの中間駅付近から始まります。意外にも,雪はそれほど締まっていないので,スノボーの靴でもキックステップができます。とはいえ,激斜面であることに変わりはなく,身体の中からヒートアップ。一気に汗ばんできます。激斜面をスイッチバックをしながら徐々に高度を稼ぎます。

汗だくになったころ,ようやくリフト最上部へ。なぜか,思ったよりも体力の消耗が激しい。ここは無理をせず,一休み。いつの間にか頭上には青空が広がっています。見ると,雪で白くなった大山がはるかなたに見えます。ゲレンデを見下ろすと,アルパインゲレンデもイヌワシゲレンデもまだ滑れそうなほと真っ白です。

  
大山 扇ノ山
大山
扇ノ山

展望を楽しんだあとは,やせ尾根の急な上りです。先人たちの足跡がはっきりしているので楽チン,…のハズがなぜか足が重い。やっぱり,日頃の運動不足か,はたまた寄る年波に勝てずといったところか。オイラの苦手な雪道だけに余計に疲労感が増します。植林を抜け,展望のきく尾根に出ると,いつものように扇ノ山,青ヶ丸,仏ノ尾,そして氷ノ山山頂が出迎えてくれます。この素晴らしいパノラマを見るだけでも,ここへ来る価値はあります。

展望を楽しみながら一休みのあとは,再び,尾根歩きです。登りきると,ブナの林が広がっています。ここからは,あまり傾斜のない広い尾根です。見ると,あちこちにササが出ているので,スキー場とは逆に,このあたりはいつもより雪融けが早いようです。その雪も,表面は凍っているのに中はベチャベチャ,ザラメ雪になりきれないモナカ雪?といえそうなヘンな雪です。こんな雪で滑れるんかいなぁ。脇の木を見ると,樹氷がわずかに残っています。さすがは氷ノ山です。

  
三ノ丸にも根性ブナ 青空に映える氷ノ山
三ノ丸にも根性ブナ
青空に映える氷ノ山

重い足取りで尾根を進み,ようやく,三ノ丸展望台へ。北側に回ると,柱や壁には樹氷がビッシリ。今日の日差しは春を思わせるものですが,恐るべし氷ノ山です。早速,陽だまりでランチです。雪の融けた地面に腰を下ろし,やれやれ。温かいうどんと弁当でお腹いっぱい。食後のコーヒーを飲むと,なぜか強烈な睡魔が襲ってきました。日向ぼっこをしながらお昼寝もいいでしょう。リュックを枕にうとうと。一眠りをすると,元気回復。朝の疲れは,おそらくハンガーノックだったのでしょう。とすれば,30年ほど前の信州ツーリング以来です。チョット貴重な体験だったかも。

  
わずかに残った樹氷 樹氷だらけの三ノ丸展望台
わずかに残った樹氷
樹氷だらけの三ノ丸展望台

元気になったところで,三ノ丸からひと滑りです。いつものように,東斜面を滑り降りるのですが,これがなかなか大変!ちっとも板が回りません。モナカのような雪のせいでしょう。この様子だと,山頂まで行っても楽しく滑るということは無理なようです。しかも,山頂直下の斜面は,かなりササが目立っています。今日は三ノ丸で引き返すことにしましょう。山頂に行かないのは,チョット悔しかったりもしますが…。

  
たおやかな稜線の氷ノ山 今年もシュプールを残して
たおやかな稜線の氷ノ山
今年もシュプールを残して

三ノ丸をあとに,広い尾根を下ります。途中で,板をソリにして滑ったりもしましたが,滑走はできませんでした。ブナ林からはやせ尾根へ。しっかりと踏み跡があるので,歩きやすい。そして,スキー場最上部へ。激斜面の下りは,スイッチバックで下ります。下り終わって振り返ると,激斜面にジグザグにシュプールがついています。中間駅付近からは,傾斜が緩やかになっているので直滑降です。ヘタにターンをするとこけてしまいますし,雪がえぐれて下の地面が見えそうです。ほとんど傾斜のない地点は歩き,再び,直滑降。途中の急斜面でもできるだけターンをせず,雪をえぐらないように滑ります。急斜面を終え,あとは緩やかな斜面です。ここも直滑降で下ります。下の方では,2人の子どもがスノーボートで雪遊びをしています。なんとものどかな光景です。

  
ブナ林を抜けてやせ尾根へ 氷ノ山わかさスキー場のゲレンデを振り返る
ブナ林を抜けてやせ尾根へ
氷ノ山わかさスキー場のゲレンデへ

今日は,三ノ丸までしか行けませんでしたし,東斜面も気持ちよく滑ることができませんでした。それでも,今春も大パノラマを楽しめたのでよしとしましょう。やっぱり,氷ノ山はいいッスねぇ。

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