新緑の海をスーパーダウンヒルU 氷ノ山 (2007.5.27)
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今週もスーパーダウンヒル!
先週,扇ノ山での新緑スーパーダウンヒルに気をよくして,今週も新緑スーパーダウンヒルです。コースは,我らが氷ノ山。山頂から三の丸を経て,坂の谷登山口までのコースは,下りの乗車率95%!殿下コース分岐点までは,展望のいい尾根道。殿下コース分岐点からは,ブナ林の中を気持ちよく下る,超極楽ダウンヒルコースです。とはいえ,以前は年に何回も来ていた坂の谷コースですが,最近は御無沙汰。3年ぶりです。
まずは,いつものように坂の谷登山コースと林道の分岐点に車をとめ,MTBで出発。林道は未舗装ですが,それほど勾配はないので,楽に登れます。それにしても,車が多い。追い越していく車,すれ違う車,林道脇でとまっている車。そのほとんどが,ハイカーじゃなく,山菜採りの人たちのものなのでしょう。春の氷ノ山は,山菜採りのメッカです。
殿下コース登山口まで来ると,数名のハイカーが山登りの準備をしています。もちろん,ここにも山菜採りの一行はスタンバイ。新しくできたエコトイレは健在のようです。林道脇では,テーブルを広げて,ピクニックをしている人もいます。さわやなか空気とあざやかな緑の中でのんびりするのも気持ちがいいでしょうねぇと思いながらも,MTBを走らせるオイラはすっかり汗ばんでいます。
殿下コース登山口から少し走ると,下りになります。ここから横行渓谷との分岐点までは下りっぱなしです。ダートのうえに前から車が来る可能性があるので,それほどスピードは出せません。それでも,氷ノ山の中腹の雄大な景色を眺めながらのダート走行は楽しい。そして,横行渓谷との分岐点へ。ここから大段ヶ平までは上りですが,しばらくは舗装路となります。その舗装が切れ,再びダートになると,ほどなくして大段ヶ平登山口です。駐車場を見ると,車がいっぱい。そのほとんどが,登山じゃなく,山菜採りなのでしょう。
大段ヶ平コースから
新緑の鮮やかな緑が森一面を染めあげています。その緑のトンネルと登りはじめたそのとき,うしろから2人連れの中年が声をかけてきます。「ここは,バイクや自転車は禁止やで」まさかとは思っていましたが,やはりここにもバイクとMTBの区別がつなかい馬や鹿の類がいます。「バイクというのはオートバイのことで,MTBのことではないんですよ。それに自転車禁止とも書いていないでしょ?」と馬や鹿にもわかるように優しく教えてあげる。きっとこんな馬や鹿の類は,歩道を通る乳母車を見ても「車」とつくから「車道を通れ」って言うのでしょうねぇ。そんなことを言うより,国定公園である氷ノ山山系で山菜を採ることの方が明らかに違法行為です。馬や鹿の類は知らないでしょうが,自然公園法ってのがあるんだよ。
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納得したのか,あきらめたのか,返事がなかったので,サッサと先に進みます。MTBに乗ったり,押したり。意外にも大屋町避難小屋までは,乗車率は60%ほど。ブナ林の中の道なので,新緑が眩しいほどです。ハイカーには時おり出会う程度で,思ったほどの人出ではないようです。しかも,ハイカーの多くは,山菜採りが目的のようです。これなら山頂はそれほどの混雑ではないかも。でも,この時期だと,野外活動で氷ノ山に登らされる子どもたちの集団に出会う可能性は大です。でもでも,時間的には,11時過ぎには着けそうなので,ピークのお昼には少し早いので,まだ登ってきていないかも。
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そんなことを考えながら,ひたすらMTBを押しと担ぎで登ります。ほどなく,尾根が合流し,目の前に神大ヒュッテが見えてきます。ここには,数組のハイカーが休憩中。ヒュッテを修理?している人もいます。ところで,この神大ヒュッテなるものは,いったい何に使われているでしょう。避難小屋のようですが,だれでも入れるというわけではありません。神戸大学の登山部の人たちだけが使えるのかもしれませんが,そんなに利用頻度が高いのでしょうか。
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神大ヒュッテをあとに,山頂目指してもうひと踏ん張りです。ここからは,それほどの勾配はなく,木道があったりもするので,歩きやすい道です。林の中にスギの大木が目立ち初め,やがて古千本と呼ばれるポイントに到着。このあたりだけはスギ林です。積雪期は,このスギ林の中をぬって爽快ダウンヒルが楽しめますが,雪のないこの時期は,ロープがなくても足を踏み入れる気がしません。
古千本を過ぎると,右手に鉢伏山とその中腹に広がる高原が見え始めます。眼下には山麓の民宿街が見えるので,かなりの高度感があります。もしかすると,山頂から見るよりも大パノラマが楽しめるかも。木道を過ぎ,荒れた山道を上ると,頭上に山頂小屋が見えてきます。当たり前のことですが,その北斜面には雪は残っていません。やはり,昨冬はかなりの暖冬であったことを実感。そして,山頂へ。
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ガスが…寒い!
山頂に着いて見ると,ランチタイムには少し早いためか,それほどの人出ではありません。風があるので,避難小屋でランチタイムにしましょう。と,入ってみると,4〜5組のハイカーで大賑わいです。独り身のオイラは,階段脇のスペースに座り,早速ランチタイムです。いつものようにざるぞば&弁当を食し,食後のコーヒーを味わいながら避難小屋の外にでてみてビックリ!なんと,ガスが流れ,寒い!鳥取県側から湧き出てくるガスは,しばらくは続きそうです。そのガスの中から,「ヤッホー」と叫ぶ子どもたちの声。いかん!山頂がサル山状態になっちゃう。その前にさっさと下山しましょう。
食後のコーヒーを楽しみ,下山にとりかかります。流れるガスの中に三ノ丸を見ながら,山頂直下のダウンヒルです。一ヶ所,ドロップオフがありますが,それ以外はMTB乗車可能です。やっぱり氷ノ山は,MTBやねぇ。気分をよくして,山頂直下のダウンヒルを楽しみ,上り返しへ。三ノ丸までは,上り返しが何ヶ所かありますが,距離が短いのでNoProblem。以前は下るのに躊躇したドロップオフも,今日は全くヘッチャラ。スキルが上がったのか,歳のせいで恐怖心すら感じなくなったのか。
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スーパーダウンヒルだギャ〜!
三ノ丸の展望台に上って山頂を振り返ると,ガスにおおわれています。今までにあまり見たことのない光景なので,ちょっとイイ感じ。でも,それにしても寒い!三ノ丸は,ガスこそ流れてきていませんが,風が強く,青空もあまり見えません。いよいよ,スーパーダウンヒルの始まりです。これまでのアップダウンの尾根道とは違い,坂ノ谷登山口まで一気のダウンヒルです。
まずは,三ノ丸避難小屋の前を通り,わかさ氷ノ山スキー場への分岐点を左へ。正面に奥播州の山々を眺めながらのダウンヒルです。このコースも,以前は乗れないポイントがあったのですが,今日はNoProblem。スキルアップしたのやら,ボケたのやら。いずれにしても,極楽ダウンヒルであることには間違いない!やっぱり,氷ノ山はMTBやなぁ。
殿下コースとの分岐点を過ぎると,唯一の乗車不能ポイントです。この小さな沢は,いくらスキルアップしても,オイラには絶対に無理です。MTBを担いで沢を渡り,ダウンヒルの再開です。ここからは,ブナ林の中を下ります。新緑の鮮やかなブナ林は,清涼感がいっぱいです。…,「清涼感」といえば,先日亡くなったZARDの坂井泉水さんの歌声を思い出します。1990年ごろから活動を始めた坂井泉水さんの歌を聞くと,その時々の思い出がよみがえります。その坂井さんが不慮の事故で亡くなるとは…。松岡大臣の自殺よりも衝撃的に思えてしまいました。ただ,それよりももっと衝撃的だったのが,坂井さんが闘病中だったことと御歳が40歳!だったこと。
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熊の水飲み場を過ぎると,ブナの大木が目立ちます。そのブナの新芽が,あたりを柔らかな緑に染めあげています。気持ちよくMTBで快走。ところどころで写真を撮りますが,とてもじゃないがこの雰囲気を写しだせるものではありません。デジタル一眼なら表現できるのでしょうかねぇ。人は自然に抱かれて生きていることを実感します。
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気持ちよくブナの林を駆け下ると,やがて植林に入ります。この植林を抜ければ,スーパーダウンヒルはフィナーレを迎えます。雪で幹の曲がった針葉樹の間を抜け,木の根に気をつけてグリップを確かめながら下ると,薄暗い林の向こうに明るい林道が見えてきます。バイク止めの杭を抜けフィニッシュ!先週の扇ノ山に続き,今週も新緑の中のスーパーダウンヒルを大いに楽しむことができ,メデタシ,メデタシです。これから,低山が夏草とクモの巣でおおわれますが,氷ノ山山系は問題なし。一年を通して我々に遊び場を提供してくれるこの山域に感謝,感謝です。