今年も御岳はごきげんだぜェ〜! Ciao御岳&開田高原Mia (2006.3.18〜20)
我が家の春の恒例イベント「スノボー&スキーツアー」を,今年は月末ではなく,飛び石連休を利用して開催しました。3月末は,月末と年度末の〆が重なり,休みがとりにくいからです。といっても,結局は,一人は参加できなかったのですが…。
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5時間ほどのドライブでCiao御岳に到着。下界では雪のかけらもなかったのに,ここは銀世界です。来場者が多いので,下の駐車場にとめることになりました。これにはビックリ。でも,今までは平日に来ることが多かったので,休日ならこれぐらいは当たり前かもしれません。車から出ると,はるか向こうに,乗鞍岳の広大な山塊が出迎えてくれます。いつ見てもすばらしい景色です。
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ゲレンデは,期待通りの雪質で,まったくベトついていません。3月の中旬だというのに,兵庫県のトップシーズン並みの雪質とは!いつものことながら日本の広さを実感します。ただ,コース脇に残っている未圧雪エリアは,雪が硬くて滑りにくい。
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ランチは持参したラーメンです。ガスコンロで沸かすのですが,気温が低いのでなかなかパワーが出ません。この日のためにプロパンがたくさん入ったガスを用意したのですが,それでも低温と強風のためになかなかお湯が沸きません。雪山ではガスよりも石油の方がいいという話を聞いたことがありますが,納得できます。昼過ぎから雪が降り出してきたものの,それほど強い降りにはならず,ゴンドラの最終まで滑ってしまいました。
次は,車でアドベンチャーです。Ciaoから宿泊地である濁河温泉までは狭くて急な山道です。しかも,路面は圧雪&アイスバーンです。この道がネックとなり,冬場は濁河温泉に行くのを躊躇する人もいるとか。4WD&スタッドレスといえども油断できません。慎重にグリップを確かめながら走り,旅館御岳へ。
今年で4年目の御岳ですが,泊まりはいつも旅館御岳です。ツアー客を受け入れるような大きな旅館ですが,料理もおいしく,露天風呂も楽しい。天気がよければ天体観測だってできるのです。我が家のお気に入りのひとつです。この旅館がスキー場に隣接していたら言うことなしなんだけどねぇ。
料理は懐石風です。和食なのですが,今回はグラタンが初めて登場。う〜ん,和食にグラタン?味はともかくとして,取り合わせがチョット微妙。この夕食でおいしかったのが「美女餅」!近くの郷土料理のようですが,餅米ではなくふつうの米をついて作った餅なんだそうで,煮崩れがせず,食感もしっかりしたものがあります。しかも形は丸い棒状のものを半分に切った形です。その美女餅が入った鍋が「美女鍋」だそうです。近くに美女高原や美女峠という地名もあるのですが,その由来は?
この餅に類したもので,東北では「きりたんぽ」,飛騨地方では「棒餅」あるいは「朝鮮餅」等各々の名称を用いられております。
当地方には戦前より多くの朝鮮の方々が在住されており,正月餅あるいは祝事には必ずこの餅を食用されました。その製造にあたっては,村内外よりご婦人方が我が家に集まり,白米(うるち)を石臼で曳き,その粉を熱湯で練り上げ,棒状に仕上げ出来上がりでしたが,一日がかりで一斗前後しかできませんでした。それが次第に機械で製粉,成形出来るようになりましたが,それでも数人がかりで一日二斗位しか出来ませんでした。ところが,ある年の十二月末の夕暮れ近くに,子供を背にした美婦人が「私にも棒餅を作って下さい」と二斗の米を差し出しました。しかし先客の注文分もあり,まだ時間がかかるので思案していましたところ,その婦人が「こう云う方法で作ってみては」と,いとも簡単な方法を発案してくれ,あまり良い餅ではありませんでしたが,短時間で出来上がり「はいありがとう」と持ち去りました。直ちに何処から来られたのかと外に出てみましたが,もう後姿も見られませんでした。今,心静かに思い起こせば,この婦人が「美女ヶ池」の守り主の化身ではなかったかと,不思議を信じ尊び「美女餅」の名を以って供養名と致しました。それ以来,その製造方法に研究を重ね,数台の機械を犠牲にし,十余年の苦労の末,今日の「美女餅」の製造に辿り着きました。
以来45年間,朝日町の特産品の一つとして御愛食頂いております。なお,お召し上がりの一部をご紹介させていただきますので,参考にしてください。 (美女餅製造元 有限会社ひだ美女餅工房のHPより)
旅館のロビーからは,ミニかまくらが3つ見えます。そのいずれにも「さるぼぼ」人形がお座りしています。ライトアップされ,きれいです。ロビーにはさるぼぼのぬいぐるみもあります。もちろん記念撮影です。それにしても「さるぼぼ」って変な名前やなぁ。
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さるぼぼの由来
飛騨は山深く,奈良時代は「下々の下国」と呼ばれたほどの国じゃった。山が襞のように重なって見えるから飛騨となったという事を聞いた事がある。言葉合わせかもしれんがの。
気候は寒いし,土地は無い上に痩せとるし,そんな風じゃから租(年貢)が出せんもんで,都に男は雑徭(宮大工)として駆り出され(これが後に飛騨の匠として,町屋造りや屋台などに大きな影響を与えたんじゃ),少ない人口がまた減って大変じゃったようじゃ。おっと話がそれたの。
それで,残った女子供者が細々暮らしてたんじゃが,そんなくらしじゃから,ええ人形なんか買ってもらえん。買おうにも昔はおもちゃ屋さんなんて無かったわな。
ワシら女の子は,おっかさんやばばさまの作ってくれた人形さで,遊んだんや。ま,日本中似たり寄ったりじゃったやろうけどな。土人形や木彫り人形。布なんかの人形は,残り切れのはぎ合わせでも,そりゃ嬉しかったやろうな。柔らかいしな。
それが,いつの頃からか,しんしょうがようなった(生活が楽になった)頃やろうけど,新(あら)の赤い布で作るようになったんや。何でかって言うと,昔は流行り病が多くて,特に天然痘がいたって恐かったもんで,赤い布は天然痘予防になるっちゅうて,人形さ赤い布で作ったんやと。会津の赤ベコや,熊本にも赤うて「あっかんべ〜」する首の人形あるってな?同じ考えやろな?
そしたら,その赤っけえ人形さ,まるでさるの赤だんべ(なんちゅうても分らんさな)「猿の赤ちゃん」みたいやっつうて,「さるぼぼ」って言うようになったんやさ。「ぼぼさ」って言うんが飛騨では赤ちゃんの事を意味するんやでな。
さるぼぼは,こんな風にして出来たらしいんや。 (HP「飛騨のさるぼぼ」より)
おなかが一杯になったところで,お楽しみの渓谷露天風呂です。谷底の露天風呂へは,160段の階段を下らなければなりません。途中には,巨大ツララができていて,滑りやすい。初めて来た時は,そのツララが通路にまではみ出し,危険この上なし。今は,通路も改良され,歩きやすくなりました。それでも,寒いのは変わりません。でもこの寒さがあるから露天風呂がさらにありがたくなるのです。雪を見ながらの温泉はええもんや。結局,この露天風呂には2日間で3回入ってしまいました。朝も良し,夜も良し。
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2日目のCiaoは,新雪が10cmほど積もり,絶好のコンディションです。ただ,雪が断続的に降り続き,ガスで視界があまりききません。乗鞍岳を中心とした雄大な大パノラマが見られないのが残念です。この日は,昼まではトリックの練習をしていた子どもたちが,昼からはプチバックカントリーを始めました。コースのロープの無いところから林に入り,新雪のツリーランを楽しもうというわけです。狭い木立をすり抜けて滑るのは,なかなか難しい。しかも,斜度を考えないと失速してしまいます。ここがスノボーのつらいところ。スキーなら,少々の上りだってスケーティングで登れるのですが,スノボーが滑るのは下りだけです。それでも,新雪&超テクニカルコースということで,楽しめます。ところが,ところが,この林の中はコース外。滑走禁止エリアです。ゴンドラ終了時には,パトロールに笛を吹かれてしまいました。(^_^;)
気持ちよく滑り終え,旅館に帰る準備です。かなり寒さが厳しくなったようなので車の温度計を見ると,−10℃!今までに見たことのない数字です。途中の山道ではさらに下がり−12℃!昼間だというのに,なんという気温!恐るべし,御岳!標高2000mはダテじゃない。慎重にアドベンチャールートを走って,旅館に到着。早速,露天風呂だぁ。この日は,美女鍋に代わってかも鍋が登場。他は,昨夜と同じような種類の料理が並びましたが,まったく同じだったのがグラタン。昨夜同様,ちょっとビミョ〜。残念ながらこの夜も天体観測はできず。昨年も,天体観測ができなかったので,かーちゃんはかなり残念がっていました。天体観測をするには,天候の安定した夏とか秋がいいのかもしれません。
翌朝も新雪が10cmほど積もっていました。近くにある濁河温泉スキー場は新雪の斜面です。圧雪をするのは初心者コースだけのようなので,パウダー食いまくり状態です。しかも,お客は見当たらず。貸し切り状態でパウダー食い放題にちょっと食指が動きますが,予定通り開田高原Miaスキー場へ。
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このスキー場は,Ciaoからの帰り道にあり,温泉も近いので便利です。ただ問題なのは,ゴンドラがないこと。御岳にある4つのスキー場で,ゴンドラがないのはこのMiaだけです。しかも,なぜか風が強く,天候がコロコロとよく変わります。晴れたり,曇ったり,雪が降ったり,強風が吹きつけたり。リフトが長いだけに寒さもハンパじゃありません。リフトの上で凍死しそうです。しかも,夕方になると下のゲレンデはバリバリのアイスバーンに。まるでスケート場です。だからでしょうか,ここは混雑とは無縁です。1〜2月のハイシーズンだと少しは混むのでしょうかねぇ。とはいえ,このスキー場は比較的新しくできたスキー場で,どの施設もきれいです。駐車場にあるプレハブの更衣室にだって,暖房はあるし,トイレの便器も暖房便座のウォッシュレットです。そういえば,ゲレンデ中腹にあるレストハウスのぜんざいがおいしかったなぁ。餅も2個入り!しかも,300円とリーズナブル!リフトの運転が終わるころには,展望が開け,中央アルプスが見えるようになってきました。ここも展望は◎です。
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スノボーが終われば,温泉モードへ突入です。車で5分ほどのところに「御嶽明神温泉やまゆり荘」があります。泉質は,濁河温泉と同じ色なので同じかも。しかも,浴槽のまわりに付く結晶?も同じです。この日は,男湯の室内風呂が使えないということで男湯は無料!もともと,室内風呂に入るつもりのないおいらにとってはラッキーです。ただ,残念なのは,昨年までは露天風呂につかりながら見えた御岳が見えなくなっていることです。フェンスがなぜか高くなり,御岳が隠れてしまっているのです。タダだから文句は言えない?
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温泉でスノボー三昧の3日間の疲れを取り,さっぱりすっきり。あとは,蕎麦です。このあたりは,開田高原そばが有名だというのに,これまで一回も食したことがありません。温泉に入り,帰るころには蕎麦屋は営業終了。R19に出て,ようやく1軒見つけたのが一度。そのそば屋も曜日によっては閉まっていることがあり,昨年などは中津川まで戻りビックリドンキーで夕食となってしまいました。これはかなり悲しい。今回は,昨年の二の舞にならないように,車の中から店をチェック。がしかし,R19まではそれらしい店はなし。残るは,数年前に入った金○○そばのみ。と思っていると,左手に開店しているそば屋を発見。ここがよかった!しこしこと歯ごたえのあるそば。天丼もおいしい。馬刺しも食し,満腹,満腹。これからは,この店をチェックやね。
ということで,今回もお楽しみの多い御岳ツアーとなり,メデタシ,メデタシ。