2004 Jリーグ1st V神戸(2004.3.13〜5.5)


V神戸vsJ市原(3.13)

シーズンオフには,経営者が代わり,新生V神戸の開幕戦です。新しい経営者の三木谷氏は,ITバブルの数少ない成功者とかで,V神戸の運営資金は豊富だとか。何億円もかけて,トルコのイルハンを獲得したり,J磐田の藤田にオファーを出したりと,金に物を言わせての有力選手獲得を企てていました。なんだか,プロ野球の○人のようで,あまりいい気がしませんでしたが,結局,今シーズンの補強はイルハンだけです。肝心のボランチは,シジクレイの穴が埋まらず,未だに試行錯誤といった状態。開幕を迎える今日も,ボランチには小島と坪内のコンバートコンビです。しかも,右DFには朴康造が入っています。こちらも急造DFです。開幕早々,どういうこっちゃ?

三木谷社長の狙い通り,神戸Wスタジアムは,3万人の観客で埋まり,まるでW杯の再現状態です。16時キックオフの試合に,13時半から並ぶなんて,これまでのV神戸の試合では有り得ないことです。これまでなら,キックオフ寸前に入っても,真ん中の席は十分に確保できたのですが,今日は席の確保すら難しそうです。前売りチケットは完売。でも,ぼくのようにシーズンチケットを買った者の席はどうなっているのでしょう。指定席はともかく,自由席だと席数だけチケットを売り,そのうえにシーズンチケットでの入場者を入れたのでしょうか。だとすると,シーズンチケットでの入場者数分の座れない人がいたはずです。実際はどうだったのでしょうかねぇ。

オープニングセレモニーがこれまたバブリーです。ダンスあり,マスゲームあり,そしてお待ちかねの?あやや(松浦亜弥)の登場です。歌はうたいませんでしたが,V神戸の選手紹介に華をそえていました。3万人の中にあやや目当ての人もいたかもしれませんね。そしてさらには,試合ボールを運ぶのは,元X−JAPANのYOSHIKIです。突然の登場に,スタジアムは騒然。オープニングだけをとっても,これまでのV神戸らしさ=貧乏チームの情けなさはまったくありません。まさに「新生V神戸」です。新しくビジネスをしようと思うと,それまでのイメージを払拭し,新しい経営者の色を出すのは当然ですが,それにしてもこの金のかけ方がバブリーです。こんなことに金をかけて,ちょっと心配。

  
オープニングセレモニー その1 オープニングセレモニー その2 中央のオレンジがあやや
オープニングセレモニー その1
オープニングセレモニー その2

ただ,三木谷社長は,これまでのV神戸を大改革しようということで,チームの練習環境の整備やユース・ジュニアの選手の育成にも力を入れるようです。これからの数年間は,観客動員数を増やし,チームの環境整備に力を入れ,チームとしての総合力のアップを図るというつもりのようなので,長期的な展望をもったチーム運営が期待できそうです。これまでは,そのような姿勢をもっても,先立つ物がないので,結局はその場しのぎのチーム運営になってしまっていたようです。白黒のチームカラーまでも変えるというのは,ちょっと?ですが,それもチームの大改革の一つなのでしょう。それにしても,赤系というのはちょっとなぁ。他にも同じようなチームカラーのチームは多いしなぁ。

  
オープニングセレモニー 選手紹介 BIANCO NERO
オープニングセレモニー 選手紹介
BIANCO NERO

派手なオープニングが終わり,いよいよキックオフ。いきなり,J市原にボールを支配され,攻め込まれています。やはり,心配していたとおり,右サイドからの攻撃が多い。しかも,J市原は約束事が徹底しています。ボールを取れば,一斉に前を向き,誰かがスペースやDFの裏に走る。ボールを持っているものは,それをチェックし,パスを出す。オシム監督が2年目ということもあり,開幕戦とはいえ,チームとしてよくまとまっています。それに対して,V神戸は,まだまだ連携がとれていません。ボールの周りでは何とかボールが回せるのですが,攻めに意図が見られません。これはちょっと…と思い出した矢先,J市原のFKからあっけなくゴールを許してしまいました。あれだけ派手なオープニングセレモニーをやっておきながら,試合開始6分で失点かい!周りは無言。

その後も,J市原の速いパス回しと動きに翻弄され,攻めの糸口が見えません。頼みのイルハンは,本調子ではないようで,動きに切れがありません。ときおり,トリッキーなプレーを見せるものの,シュートにまではいかず。ボランチの小島と坪内は,積極的な上がりを見せますが,守りに入ると引き過ぎてDFラインに吸収されてしまい,ペナルティーエリア付近ではJ市原が自由にボールを持っています。これでは,シジクレイがDFをしていた時と同じです。ミドルシュートの打ち放題です。

攻めに関しては,ボランチの小島や坪内がよく上がり,攻撃に厚みをつけようという意図が見えています。しかし,右DF朴康造や左DFホージェルは上がる機会が少なく,守備に意識がいっているようです。これでは,サイドからの効果的な攻めが難しい。薮田や主税のドリブル突破に頼るだけでは,シュートにも結びつきません。ちょっとダラけた試合になり,ハーフタイムへ。

  
V神戸のCK イルハン(32)のゴールならず V神戸 北本のゴール!
V神戸のCK イルハン(32)のゴールならず
V神戸 北本のゴール!

後半も,半ば過ぎまではそれまで通りのダラけた試合運び。その雰囲気を一変させたのが,カズに代わって入った播戸です。持ち前のスピードを生かし,スペースにどんどん飛び込む。サイドからもイルハンをターゲットにクロスを上げる。ゴールの予感がしてきます。とはいっても,ゴールは遠い!ボールは持てるものの遠いゴールに3万の観客のフラストレーションが絶頂に達する時,それが歓喜に変わったのです。左からの主税のFKに北本が頭で合わせ,同点ゴ〜ル!

同点ゴールに勢いづいたV神戸は,CK崩れから左サイドに出た播戸からワッタンヘドンピシャのクロス。ワッタンが押し込んで,逆転ゴ〜ル!スタジアムが大歓声に包まれ,新生V神戸の誕生瞬間です。3分の間に一気に逆転にもっていく。これまでのV神戸では考えられない展開です。しかも,運動量豊富なJ市原にひけを取らない運動量。さすが,キャンプで4部練習をこなしてきただけのことはあります。そこで培われたスタミナがここにきて,役に立ったのでしょう。このことは,V神戸にかなりの自信になったのではないでしょうか。

  
逆転勝利のV神戸イレブン
逆転勝利のV神戸イレブン

とはいえ,チームとして完成の域にはまだまだ遠い。ボールを持った時,他の選手の動きが少ない。スペースを狙う動きや相手DFの裏を狙う動きでは,J市原にとうてい及びません。戦術の理解がのぞまれます。とはいえ,今日の試合で目立ったのが,ボランチの小島。本来FWの選手なので,攻撃は得意ですが,それでもゴール前にきっちりと上がっていくのを見ると,ゴールの臭いがします。それから,左DFのホージェル。さすが元セレソン。守備は安定しているし,クロスもきっちりと上げることができる。前半からもっと使って欲しかった。それに対して,不安定だったのが右DFの朴康造。松尾のケガでしかたがないとはいえ,慣れないDFで使うのはどうでしょう。DFからの積極的な上がりを期待しての起用でしょうが,あれだけ崩されると守備に意識がいってしまい,上がるどころではなかったはず。事実,前半はほとんど上がれず,守備の人になっていました。これからも朴康造のDF起用はあるのでしょうか。しかし,その朴康造を的確にカバーリングしていた土屋は,さすがです。昨年は,崩壊の危機にあったDFですが,今年は堅守V神戸が復活しそうです。

V神戸vs大分T(4.3)

リーグ戦の前節は,J市原に2:1の逆転勝ち。ナビスコ杯では,柏Rと0:0の引き分け。公式戦1勝1分で,まずまずの滑り出しです。とはいえ,注目のイルハンは,ひざの故障のために帰国。当分は,帰ってこられないとか。ということは,結局は,今までのV神戸となってしまいました。とはいえ,メンバーはあまり変わっていませんが,ハシェック監督のもと,しっかり走り込んだので,スタミナはバッチリです。今日も,走り負けないで,最後まで積極的なプレーを期待したいものです。

今日の対戦相手の大分Tとは,昨夏,0:8の大敗を喫した相手です。観客の多くが,席を立ち,エントランスから神戸祭りの花火を見ていたとか。その大分Tと対戦ということは,リベンジのチャンス到来です。しかし,その大分Tは,浦和Rに勝つなど,好調のようです。こりゃあ,参ったなぁ。またもや,大敗を喫するのかな?

  
V神戸 選手登場! V神戸 ゴールならず
V神戸 選手登場!
V神戸 ゴールならず

試合は,前半からV神戸が優勢に進めています。CKや大分Tのゴール近くでのFKも多く,チャンスもありますが,決定的な場面が見られません。やっぱり,キッカーが問題なのかもしれません。もっと,いいボールを蹴れる選手はいないのかねぇ。主税では,力不足や。

攻撃の形はまだまだですが,守りはかなり復調しています。CBの土屋や北本が,的確なカバーリングをしたりして,大分Tに決定的な場面を作らせません。また,ボランチの小島の動きは,あいかわらずイイ。運動量が豊富なうえに,チャンスには相手ゴール前に飛び出したり,中盤でのチェックも的確です。昨年までいたシジクレイとはタイプは少し違いますが,その穴はしっかり埋めています。ただ,もう一人のボランチの坪内は,まだまだ,流れの中で攻撃に上がるというのには,戸惑いがあるようですが,守りになると堅実です。となると,やっぱり,不可解なのが朴康造のSBです。慣れてきたとはいえ,まだまだ,不安定な守備。攻撃に参加するチャンスも少なく,朴康造の持ち味が十分に発揮されているとは思えません。やっぱり,MFでの起用でこそ,朴康造の持ち味は生きると思うのですが。

前半終了間際には,大分Tは退場者を出し,10人で戦うことになりました。これで,後半はウ〜ンと楽になります。もう,攻め放題で,昨夏の雪辱ができるかもしれません。ところが,後半が始まっても,ボールは支配できるものの,攻めの形ができません。10人になった大分Tは,守備に重点を置いて戦うので,なかなかゴールに近づけません。ターゲット役に投入したレアンドロンも,思うようなポストプレーができません。薮田に代わって登場したワッタンも,ゴールを演出できません。チャンスらしいチャンスは,ヘッドで相手GKを抜いた時。この時は,DFに跳ね返されてしまいました。逆にピンチだったのが,吉田に左サイドからクロスを上げられ,高松のヘッド!ボールはクロスバーに当たり,やれやれ。いくら前がかりになっていた時とはいえ,カウンター一発で決定的なピンチを迎えるとは,チョット悲しい。

結局,またもや0:0の引き分けに終わってしまいました。これで,今シーズンの公式戦は1勝2分け。2得点1失点。守りはともかくとして,3試合で2ゴールでは,勝ち切れないはずです。問題は攻撃です。イルハンのいないこの2試合は,カズと播戸の2トップですが,これではターゲットがいません。ならば,パスをつなげばいいのですが,これがまたなかなかです。中盤でのダイレクトパスはなく,ボールを持ってからまわりを見渡したり,横パスかバックパスに逃げていたのでは,素早い攻撃ができるはずがありません。ホージェルと朴康造の上がりも少なく,サイドを深くえぐったり,早目のクロスを上げて,大分TのDFを自陣ゴールに向かって守らせる場面がありませんでした。前を向いて守るのですから,跳ね返すのもかんたんでしょう。こんな,攻めでは先が見えています。ハシェック監督,攻撃の練習もしてくれ〜!

V神戸vs東京V(4.14)

なかなか勝ち切れない試合の続くV神戸。今節は,平日開催のナイトゲームです。昨年までだと,こんな日の開催は,5000人にも満たない観客で,スタジアムが閑散としていましたが,今年は違っています。なんと!S自由席は,ほぼ満席状態。イルハンはもういないというのに,この入り。最終的には1万人以上だったとか。閑散とした入りも寂しいものがありますが,こんな日にも満員だとチョット困る。うれし,かなし,複雑な心境です。

V神戸の入場は,それまでの火柱が上がるものではなく,煙がブシュー!本日のゲストは,神戸製鋼の大畑選手です。同じ神戸のスポーツクラブ。これからは,サッカーとラグビーと野球の連合イベントが組まれたりするんでしょうか。

  
V神戸 選手登場!
V神戸 選手登場!

試合前の恒例イベントが終わり,いよいよキックオフ。東京Vは,エムボマを中心に果敢に攻めてきます。守りはCBの土屋と北本が安定しているのでピンチというほどのものではありませんが,攻めがねぇ。中盤でボールを取っても,一気に攻めることがなく,もたもたしている間に相手の守備陣営が整ってしまう。そうなると,いくらサイドからの攻撃を仕掛けても,カズと播戸の2トップでは高さがないので,シュートにもならず。ボールの支配率は低くはないのに,決定的な場面が演出できない。ここ3試合ほど,同じような試合展開です。見ている我々もイライラ。

V神戸のもたついた攻撃にイラついていると,東京Vのセットプレー。なんと,ヘッデングシュートがクロスバー直撃!その直後のCKからフリーになったいた米山に頭で決められてしまいました。セットプレーからの失点も,ここ数試合の課題になっていることです。これまで失点が少ないV神戸ですが,その失点のほとんどがセットプレーからなのです。監督も選手も,修正点としてあげているものの,あいかわらずの失点に唖然。どうなってるんや?非公開練習って,何をしてるのでしょう。

後半に入ると,東京Vが守りに入ったためもあり,圧倒的にV神戸の攻勢です。両サイドからは,ホージェルと朴康造がクロスを上げるものの,精度を欠き,2トップに合いません。攻めても,攻めてもゴールが割れず。攻勢ながらも,こう着状態です。カズと交代で出場のワッタンも,いきなりの空振りをかまし,笑いをとるだけ。たまに投げるロングスローでスタジアムが沸くものの,それも一発芸。

  
V神戸 小島のFKはクロスバー直撃! V神戸 小島のゴ〜ル!
V神戸 小島のFKはクロスバー直撃!
V神戸 小島のゴ〜ル!

時間の経過とともに,敗色が漂い始めます。このまま,終わるのかなぁと思った矢先,主税からの小島へのスルーパスが決まり,小島が落ち着いてゴ〜ル!やれやれです。負けるよりはいいものの,1点のなんと遠いことか。時間,かかりすぎ。もう1点で逆転ですが,ゴールの入るにおいがしません。そして,またもや引き分け。これで,1勝1敗3分けです。この3分けをどう見るか。勝つべき試合を引き分けたのか,負け試合を引き分けたのか。A新潟や大分T,今日の東京Vには勝たなければならないはず。それを引き分けたのですから,やっぱり負けに等しい引き分けでしょう。

それにしても,ハシェック監督の選手起用には?です。不調の坪内に代わって入った吉村は,そのままボランチへ。ふつうに考えるなら,吉村を右DF,朴康造を右サイドに上げ,小島をボランチでしょ。朴−播戸のホットラインに期待でしょ。なのに…。でも,あいかわらず,安定しているのが守備。CBの2人を中心に,DFラインを高く保ち,最後まで落ちない運動量は今期のV神戸の持ち味です。ああ,それなのに,それなのに,攻めはいったいどうなってるの?攻めにチームとしての意図が見えません。ボールを持ってから,さて,どうする〜♪って感じ。これでは,スピードに乗った攻撃はできません。ハシェック監督って,FW出身じゃなかったっけ?

V神戸vs柏R(4.17)

水曜日から中2日のハードスケジュールで,今節は柏R戦です。柏Rとは,3月のナビスコ杯で対戦しているので,新鮮味に欠けます。しかも,今月末の29日にもナビスコ杯で柏Rと対戦するのです。1ヶ月あまりで3度も対戦するなんて,ビックリです。その柏Rですが,ナビスコ杯では,日本代表に選ばれた永田と玉田がいなかったのですが,今日は出場します。そのかわりに,ドゥドゥが出場停止。さて,どうなることやら。

  
試合前 神戸Wスタジアム前で開かれるジュニアのサッカー教室? 柏餅を食って 柏Rを食おうってか?
試合前 神戸Wスタジアム前で開かれるジュニアのサッカー教室?
柏餅を食って 柏Rを食おうってか?

天気もよく,終了が5時なので,自転車で神戸Wスタジアムに行ってもよさそうです。久しぶりにロードを持ち出し,準備完了。2時間もあれば十分ですが,その途中であちこち寄り道するつもりなので,9時半に出発です。ふだんは山の中でMTBに乗ることが多いのですが,やっぱりロードは速い。路面に気を使わなくてもいい。そのかわり,車に気を使わなきゃあいけませんが。途中で,コンテナを積んだトレラーが程よいスピードで走っていたので,引いてもらうことにする。これがまた,スピードは上がるし,楽チンだし。やっぱり,ロードもたのしいよねぇ。

  
V神戸 試合前 V神戸 GK掛川の入場!
V神戸 試合前
V神戸 GK掛川の入場

気分よく,スタジアム入り。開場時刻より早く着いてしまい,しばらくゲート前で待たされる羽目に。そして,入場。早くも5ポイントをゲット。何がもらえるのでしょう。入場の際には,柏餅をいただきました。柏餅を食って,柏Rを食うってか?それなら,新潟A戦の時は,コシヒカリをもらえるのでしょうか。それとも,亀田のおせんべい?でも,いずれにしても,洒落っ気があって,なかなかたのしい趣向です。席に着くと,屋根はフルオープン。初夏を思わせる明るい春の日差しがいっぱいに降り注いでいます。やはり,サッカーは,屋根の下でするものではないですよね。

大林素子さんの始球式で始まったゲームは,V神戸がボールを支配し,終始V神戸が優勢に試合を運んでいます。ただ,いつものことながら,攻めに鋭さがないので,ことごとく柏RのDF陣に跳ね返されてしまっています。両サイドを使った攻撃をしようという意図は見えるのですが,スピードがないので,たやすく見切られています。ちょっと,イヤな雰囲気になってきた半ば過ぎ。藤本のFKを村瀬が受け,播戸へ。フリーの播戸が蹴りこんで待望の先制ゴ〜ル!よし!今日は,いけるぞ〜!今シーズン,初めての先取点です。守りの堅いチームは,先制点が大切ですよね。ところが,その直後から柏Rの反撃が始まりました。リカルジーニョとゼホベルトを中心とした攻撃は,スピードがあります。でも,V神戸もCBの土屋と北本を中心にしっかりと守り,前半を1:0で終了。

  
V神戸先制ゴール 播戸のゴ〜ル! V神戸2点目 ワッタンのゴ〜ル!
V神戸先制ゴール 播戸のゴ〜ル!
V神戸2点目 ワッタンのゴ〜ル!

後半もときどきは柏Rのカウンター攻撃があるものの,ボールの支配率はV神戸です。でもでも,簡単にゴールが決まらないのが,サッカーのおもしろいところ。っていうか,V神戸の悩みの種。この試合に初登場した村瀬も当たり負けず,果敢に勝負を挑んでいますが,まだまだ力不足。自慢のシュート力も不発。次回は,もっと持ち味を発揮してほしいものです。前の試合では途中から入った吉村ですが,この試合ではボランチとして先発出場。昨シーズンは,ボランチにも入ったことはありますが,そのときはあまり誉められた内容ではなかったのですが,前の試合ではボールをよく散らし,守備も無難にこなしていました。この試合でも,積極的に攻め上がったり,カバーに入ったりと,ボランチとしても及第点ではなかったでしょうか。もう一人のボランチ坪内も,ボランチというポジションになれたようで,果敢に攻め上がったり,カバーに入ったり。中盤でもしっかりチェックをしています。

この試合に限らず,中盤でしっかりチェックできるようになったのが今年のV神戸の特徴です。しかも,それが最後まで途切れない。2点目の起点になったのも小島の中盤でのチェックです。中盤で奪ったボールを藤本へ。左サイド深く持ち込んでゴール前へ。播戸のシュートは,相手GKを直撃したもののそのリバウンドをワッタンがごっちゃんゴール!最後まで足の止まらないV神戸へのご褒美のゴールです。これで,勝ちは決まり。シュートがバーやポストに当たった柏Rの運のなさも手伝って,無失点で終了。これからのことを考えると,これも大切なことです。

  
V神戸 この試合が初出場の村瀬と播戸の2トップ V神戸 歓喜の勝利!
V神戸 この試合が初出場の村瀬と播戸
V神戸 歓喜の勝利!

この試合で目立ったのは,朴康造です。なれない右DFをし始めたころは,守備に不安だらけでした。今でも,1対1は決して強いとはいえませんが,それを補うスピードがあります。サイドに素早くチェックに入る。ゴール前もカバーする。その運動量とスピードは,数年前に在籍した崔成勇を思い出させます。持ち味のスルーパスは見られなくなったのは残念ですが,今のポジションもきっちりとこなしている朴康造に拍手です。

V神戸vsFC東京(5.5)

春の大型連休最終日。子どもの日ということで,子ども用レプリカTシャツのプレゼントがあり,パス会員にもストラップのプレゼントがあります。HPでは,指定席が売り切れ,そのうえに大塚愛が歌をうたうということで,3万人の入場者数を見込んでいるとか。そりゃあ,あきまへんがな。いつものように2時間前に会場に行かなくっちゃあ。おまけに,今日はヤフーBBスタジアムでプロ野球もあるとか。時間が遅れれば,駐車場すらなくなってしまいそうです。こんなことは,昨年までは心配しなくてもよかったのですが…。喜んでいいのやら,悲しんでいいのやら。

  
希望の灯
希望の灯

いつものように,試合前のセレモニーは凝っています。今日は,震災10周年ということで,希望の灯から分けた聖火をもって,ユニバー記念競技場の聖火台に点灯です。続いて,大塚愛の楽曲披露。テンポのよいリズムに明るい歌声。「〜わたし,さくらんぼ〜♪」これからサッカーの試合が始まるというのに,ちょっとミスマッチかな?でも,新しいV神戸の応援歌よりはマシです。

  
オープニングアクト オープニングアクト ♪大塚愛♪
オープニングアクト
オープニングアクト ♪大塚愛♪

華やいだ雰囲気の残るスタジアムで,試合開始です。どちらのチームも,前節から4日しかたっていないためか,動きがイマイチです。なんとなく,ダラァ〜とした試合です。V神戸は,レオが初先発ですが,FC東京のジャーンにしっかりおさえられています。播戸は動き回るものの,決定的な場面にならず。両サイドの上がりがないので,攻撃が単調です。ところが,坪内のパスを受けたレオが,一瞬,気の抜けたプレーをした時,まわりが同じように気を抜き,そのすきをついてシュート!それほど強烈ではないシュートは,GK土肥の股間を抜け,ゴールへ。見ているものでさえ,えっ!?と思ったシュートでした。入れられたFC東京の選手は,だまされたような感じだったでしょう。それでも,1点は,1点です。幸先のいい先制点です。

その後も,どっちもどっちといってもいいような内容で前半が終了。後半に入ると,FC東京が攻めに出ます。右サイドの石川も積極的に上がり,チャンスを演出しますが,点にはならず。ところが,CKから今野にヘッドでゴールを決められてしまいました。石川の蹴ったボールは,低く速いボールで,ゴール前の密集地帯を抜けて,今野に合ってしまったようです。それでも,失点は失点。以前から言われていた,セットプレーからの失点というのがまだまだ課題のようです。

  
V神戸 ゴールならず
V神戸 ゴールならず

1:1になってからも,ピリッとしたところがなく,なんとなく攻めているV神戸は,決定的な場面が2回ありましたが,シュートにまでもっていけなかったり,枠をとらえなかったり。つまり,ゴールの臭いがしません。それに対して,FC東京は,両サイドを使うという意図がはっきりとしており,シンプルにボールを回しています。このシンプルなプレーが,V神戸に求められているものではないでしょうか?ドリブルでつっかけていくのも,時にはいいでしょうが,そればかりでは簡単に守りきられてしまいます。V神戸の攻撃が手詰まりになっているのは,いくつかの約束事が徹底できていないのかもしれません。

ゴールの臭いがしないまま時間が過ぎ,中盤でのボールの奪い合いからFC東京がボールを取り,今野がドルブルでゴールに向かい,そのままシュート!GK掛川は,逆サイドの相手を気にしていたのか,足元のボールに反応できずに,ゴ〜ル!なんのこっちゃ?!ガックリ。

逆転されてからは,松尾を投入。が,朴康造は右DFのまま。なんでだろ〜,なんでだろ〜。村瀬が出たときには,松尾が右DFに入ってたのに。ということは,右DFは必ずしも朴康造でなきゃあいけないというわけではないでしょう。なぜ,いつまでも朴康造を右DFに使うのか,永遠のナゾです。しかし,久しぶりに登場の松尾は,まったく役に立たず。これなら,薮田の方がマシ。右サイドからボランチに入った小島は,こちらの方があっているようです,生き生きとボールを扱っています。視野が広く,パスも正確。やっぱり,小島はボランチが合っているようです。両サイドを使った攻撃がでるようになったものの,最後の詰めが甘く,ゴールが奪えません。ゴール正面のFKも,レオが蹴る始末です。もっと,いいキッカーはいないのでしょうか。

結局,1:2のままでタイムアップ。なんともしまらない試合です。1万5000人の入場者があったのですが,その人たちに満足してもらった試合だったのでしょうか。たとえ,負けても,ブーイングの出ない試合もあります。こんな試合を続けていては,観客が遠ざかってしまうのも無理はありません。次節まで,4日しかありません。約束事をしっかりと確認して,チーム全体が意図を持った動きで試合に臨んでほしいものです。

V神戸vs清水S(5.16)

 神戸市電1103号車
 諸元表 車種:半鋼製低床式四輪ボギー電動車
 車両寸法:長さ 12700mm 自重 15トン  幅 2488mm  定員 80人  高さ 3535mm  主電動機 東浄SS−50 38KW×2
 この市電は,昭和29年(1954年),神戸市交通局長田車両工場製としては最後の車両として誕生しました。速度・乗り心地を重点に車両の近代化を図った防振防音電車で当時としては画期的な性能を誇り,皆様に愛され親しまれてまいりました。
昭和46年(1971年)市電の廃止後は,広島市の広島電鉄(株)に移譲され,行先表示器等一部改造を受けて平和14年(2002年)まで活躍していましたが,老朽化による廃車を機に旧神戸市電和田運輸事務所のありました当地へ里帰りしました。

                 平成15年3月 神戸市長 矢田立郎

  
神戸市電 懐かしのユニフォーム
神戸市電
懐かしのユニフォーム

現在,リーグ戦は3連敗中。2勝3分け4敗と,昨年と同じような道をたどりつつあるV神戸です。もう,このあたりで連敗を止めなければ,ずるずると何連敗もしてしまいそうです。そういう意味でも,是非,勝ちが欲しいこの試合。ところが,相手は最近好調の清水Sです。う〜ん,どう考えても,苦戦は必至です。

いつものように華々しいオープニングアクトのあと,女子五輪サッカーの選手たちによる始球式。いよいよ,試合開始です。ところが,まだ身体も温まっていないかと思われる開始早々に,ペナルティーエリア内でレアンドロンを倒した清水SのGK西部が一発退場です。レアンドロンを倒したのは確かですが,あの時のレアンドロンは,ボールとはかなり離れており,とてもシュートのできる体勢ではなかったはず。それなのに,レッドカードとは!?でもでも,おかげでPKをゲットできたし,相手は1人減って10人になってしまうのですから,願ったり叶ったり。このPKを藤本がきっちり決めて,1点目!

  
播戸LのPK ゴ〜ル! 藤本のFk ゴ〜ル!
播戸LのPK ゴ〜ル!
藤本のFK ゴ〜ル!

その後,10人になった清水Sを攻め続け,着々と追加点。2点目は,右サイドを上がった朴康造が相手DFをかわして,播戸に正確なクロスを。フリーの播戸が楽々ヘッドで決め,ゴ〜ル!3点目は,レアンドロンが右から持ち込み,いとも簡単に相手DFをかわし,流し込みゴ〜ル!なんと,これで3点です。前半で3点!今までの決定力不足がウソのような攻撃です。でもでも,これで安心してはいけません。だって,前日には1点リードのC大阪が,10人になったA新潟に逆転負けを喫しているのです。3点なので,まさかとは思いますが,最近のV神戸は3試合連続で2失点です。安心して見ているわけにはいきません。そして,その不安が的中。前半終了間際には,清水Sの攻撃が続き,果てはゴール前の混戦から1失点。なんたって,この時間帯のアラウージャの突破は見事です。V神戸DFを抜き去り,強引にシュートにまでもっていきます。ただし,清水Sの攻撃はアラウージャのみ。後半は,アラウージャを止めさえすれば,失点を防げるでしょう。

後半は,アラウージャ対策をしたようで,アラウージャにほとんどボールが渡らず,決定的な場面もありません。やれやれです。対するV神戸は,レアンドロンがヘッドで落としたボールを,播戸がDFと競り合いながらボレーシュート。これが見事に決まり,4点目!なんと,なんと,清水Sから4点とは!しかも,播戸はこれでハットトリックです。ところがこの日は,これだけで終わりません。5点目は,ペナルティーエリア付近のFKを,藤本が直接ゴール!見事なシュートです。藤本の阿波踊りも出ます。もう,V神戸はお祭り騒ぎ。ときあたかも,今日は神戸祭り。神戸Wスタも神戸祭りです。

  
V神戸5:1清水S
V神戸5:1清水S

ただ,V神戸の大勝を喜んでばかりはおれません。この他にも,決定的な場面が3回もあったのですが,いずれもゴールどころか,シュートにもいけなかったりで,このあたりは課題でしょう。個人的な技術の問題なのか,それともまわりの連携なのか。この試合でよかったのは,レアンドロンです。スピードはさほどあるようには見えないのですが,なぜか,相手を振り切ったり,抜き去ったりして,チャンスメイクやシュートにつなげています。身体にキレがあるというわけでもないのに,不思議なテクの持ち主です。とはいえ,この試合のポイントは,開始早々のPKであることは明白です。開始早々に1点と1人減のハンデに,さすがの清水Sもなす術なしという感じ。1点を狙いに出たところで,逆に失点を重ねてしまい大敗。10人相手の試合に勝って当然という気もしますが,これまでにもV神戸は10人相手になってもなかなか点が入らず,引き分けてしまったこともあります。それを考えると,今日は上出来かな。次節は,アウェーの万博競技場でG大阪と対戦だ〜!


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