御岳雪板遊びの記(2004.3.29〜31)
我が家の春の恒例行事。信州雪遊びツアーに,今年も行ってきました。2年前までは,妙高高原が定番でしたが,昨年から少しでも雪質のいいところへということで御岳になりました。妙高高原は,妙高アルパインホテル(元妙高パインバレープリンスホテル)に泊まり,妙高パインバレースキー場や杉ノ原スキー場に行っていました。ホテルのスキーパックを使うと1万円で2食+リフト一日券付きだったので,超お得でした。リゾートホテルに泊まり,おいしい食事をいただき,雪遊びの仕放題。おまけに,プールも使えました。年によっては,モニタープランということで,同じ内容で6000円だったこともありました。びっくりの超低価格。その時は,思わず,電話で確認をしてしまいました。
妙高パインバレーも杉ノ原もゴンドラがあり,ボードの我が家にとっては楽チンです。特に,杉ノ原はゴンドラの長さが3kmもあり,ロングダウンヒルが楽します。3月末なら雪不足の心配もなく,暖かい春の日差しを浴びながらの雪遊びはいいものです。パインバレーは,例年,3月31日が最終日のようで,大抽選会をしています。我が家も参加して,ゴーグルやジュース1ケース,お菓子,お米などをゲットしたこともあります。
そんな楽しい思い出のある妙高高原ですが,昨年からは雪質のいいところ,つまり,標高の高いところにあるスキー場に行こうということになりました。そこで,候補に上がったのが,標高2000m超のスキー場ということで,御岳山域のスキー場か,アサマ2000,パルコール嬬恋,志賀高原など。それらの中でも,近くて北向き斜面なのがCiao御岳です。標高が高くて北向きなので,これ以上に雪質のいいところはないでしょう。しかも,Ciao御岳にはゴンドラもあります。
ところが,このCiao御岳には宿泊施設がありません。近くて濁河温泉です。ところが,そこまでの道が大変!雪の少なかった今年はそれほどではありませんでしたが,雪の多かった去年は,細く曲がりくねった道には,雪と氷がビッシリ。2輪駆動のスタッドレスでは,ちょっとヤバイかも。そんなアクセスの悪さが幸いしてか,宿泊費は超特価。2泊リフト券2日分付きで1万6000円ほどなのですから。しかも,宿は,団体を受け入れるほどのところですから,そう外れではないハズ。
高速道路で中津川まで行き,そこからR19からR361で長峰峠へ。長峰峠からは,きれいな舗装路を通り,Ciao御岳へ。5時間のドライブでした。3月末なので,路面には雪は無く,夏タイヤでも来れそうです。でも,この山域は3月末でも吹雪になることがあるので,まだまだスタッドレスタイヤは外せません。
Ciao御岳スノーリゾート
メインがゴンドラです。ゴンドラの終点(標高2190m)から3本のコースがあります。イーストコースは,初心者もOKのなだらかコースです。真ん中のセンターコースは,3本のコースの中では一番素直なコースでしょう。最大斜度31度ということですが,それはほんの一瞬だけで,ほとんどがなだらか斜面です。ウエストコースは,最大34度の斜面ですが,これまたほんの一部分だけで,ほとんどがタラタラ。しかも,途中は片斜面になっているので,ずっと斜滑降をしている感じです。結局,一番よく滑ったのがセンターコースです。今年は,この3コースのほかに,リフトを使ったショートコースも滑ってみました。こちらは,短いながらも快適な中斜面が続き,それなりに楽しかったです。平均斜度では,このコースが一番急なようです。このほかに,雪遊びように,テーブルトップやキッカー,レールなどがあります。もちろん,私めには関係のないアイテムですが。このCiao御岳は,初中級者向きのスキー場でしょう。上級者には,急斜面がないだけに物足りないのではないでしょうか。上級者でない私めには,わかりませんが。
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1日目は,雪はよく締まり,期待通りの雪質でした。昨年も思ったのですが,この時期の兵庫県では,雪がなくなり営業終了するスキー場が多いのですが,ここではまだこんなにいい雪質。日本は広いなぁ。しかも,Ciao御岳の素晴らしいのは,雪質だけではありません。正面に広がる大パノラマ。乗鞍岳を中心に,北アルプスの山々が眼下に広がっています。振り返ると,御岳(継子岳2859m)がド〜ンと見えています。これだけの展望のよさは,初めてここを訪れる者にとっては,感動的ですらあります。
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また,ここは夏場は高所トレーニング施設としても有名なようで,かの高橋尚子さんもトレーニングに使っていたところだとか。駐車場の正面には,石のモニュメントもあります。さしずめ,「日本のボルダー」といったところでしょうか。なお,夏場には,このゴンドラを使って御岳登山もできるそうです。
旅館御岳
Ciao御岳から6km。雪と氷の曲がりくねった細い道を行くと,濁河温泉郷があります。その中で一番規模が大きいのが旅館御岳です。旅行者のパンフレットにもよく紹介されている旅館ですが,実はこの温泉郷で団体を受け入れることができる唯一の旅館?屋上には銀色の光る天文台があり,その中には口径310mmの反射望遠鏡があります。昨年は,この望遠鏡で,生まれて初めて土星の輪を見ることができ,感激でした。
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基本的には,一般の旅行者向きの旅館なので,乾燥室はなし。そのかわり,スキー宿によくあるおざなりな感じはありません。食事も何品も出てきて,これで8000円?!と思っちゃいます。ただし,食事は旅館らしく純和風。でも,この純和風というのが新鮮です。飛騨牛の陶板焼きや牛鍋,郷土料理の朴葉みそや刺し身こんにゃく,山菜の揚げ物や煮物,その他いろいろ,もう食べ切れましぇ〜ん。朝ご飯も,食べ切れまへ〜ん。
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満腹になったあとは,お楽しみの渓谷露天風呂です。50m下の渓谷にある露天風呂は,混浴です。館内の温泉にも露天風呂はありますが,こちらの渓谷露天風呂は,160段の階段を降りた末にある秘境です。しかも,その途中には,氷のこびりついた個所があったり,横から氷の柱が流れ出ていたりと,歩くのすら大変です。雪の少ない今年は,その氷も少なく,スリッパでも歩けるほどでした。渓谷露天風呂は,男女別の脱衣所はあるものの,入る湯舟は一緒です。当然,素っ裸で入ってもいいのですが,娘たちも入るので水着着用です。娘たちも水着着用ですが,先客は素っ裸なのそそくさと退散。「ありゃあ〜,今年もフリ○ンのおっちゃんに会ってもた〜」と大笑いの娘たち。雪の斜面や星空を見ながら入る温泉はいいもんだ。
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21時からは,天気がいいと星空観測ができます。屋上の天文台に上がり,セットされた望遠鏡をのぞき込むと,木星が見えていました。その右手斜め上には2つの月,左斜め下にも月が2つ,明るく輝いていました。イオ,エウロパ,ガニメデ,カリストと呼ばれる木星の月なのでしょう。もちろん,望遠鏡をのぞき込まなくても,頭上には標高1800mから見上げる澄んだ空には星がいっぱい。もう,いっぱい過ぎて何がなんだか。
部屋に戻り,羽毛布団にもぐり込むと,早朝からの寝不足と雪遊びのためにいつの間にやら深い眠りへ。でも,枕がちょっと小さい気が。部屋のトイレは,シャワートイレなのはいいのですが。
開田高原マイアスキー場
3日目は,Ciao御岳のリフト券が付いていないので,開田高原マイアスキー場に行ってみることにしました。濁河温泉から1時間。このスキー場も比較的新しいスキー場で,施設も新しく,清潔感があります。このスキー場は,Ciao御岳とは背中合わせの位置関係で,継子岳の東南斜面に作られており,標高は2120m〜1557mで,ciao御岳に比べると,ベースが低い分滑走距離が長くなっています。ただ,ここはゴンドラではなく,高速のロングリフト(4人乗り1655m+2人乗り1241m)が2本直列につながっています。もちろん,雪質のいいのは2本目のリフトを使ったコース,スカイハイコースとブルーダイヤモンドコースです。ただ,昨夜降った雨のために,雪質はあまりよくはありませんでした。これは,どのスキー場でも同じことだったでしょう。どちらのコースも中上級者コースということですが,最大斜度が32度で平均斜度が13度のコースです。急斜面は一部分で,ほとんどが和みの初級者コースです。スカイハイコースには,一部,コブ斜面が残されていますが,それ以外はきれいに圧雪されており,人があまり滑っていない朝の間は極楽コースです。この日は,入場者数は100人もいないほどでしたので,昼過ぎまでコースは荒れることなく,楽しめました。シーズン中もリフト待ちの少ないスキー場なのだそうです。
なお,リフト券はパックを使ったので,一日券4300円+食事券1200円+その他割り引きいろいろ=4800円也でした。しかも,来シーズンの一日券をゲット。50歳以上の人には,シニア券が2500円。3月31日が誕生日の次女には,お食事券1000円分がプレゼントされました。ただ,一日券はICカードになっているので,預かり金として500円が必要でした。同じようなシステムのCiao御岳では,預かり金は1000円でした。しかも,Ciao御岳の改札ではカードを機械にくっつけなければ反応しませんでした。胸ポケットに入れていると,機械に抱きついているようです。あの機械の形が女の人の形だったら,みんな,どうするでしょうねぇ。それでもやっぱり抱きつくのでしょうか。あるいは,それならなおさら抱きつくのでしょうか。マイアスキー場では,そんな心配は要りません。左胸のポケットに入れ,機械に近づくだけで反応してくれます。こっちの方が楽だがぎゃ。
このスキー場の素晴らしいのも展望です。御岳山をバックに,北に乗鞍岳,その右手には野麦峠スキー場のある鉢盛山,東には駒ケ岳のある中央アルプスが見えます。ふもとの開田高原はすっかり春めいています。こんなに雪があるのが不思議な気がします。標高差と斜面の向きによって,こんなにも違うものなんスねぇ。
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この日は,朝から風が強く,ガスっていたりして,かなり寒い。これでも春かいなぁという感じです。実際,昼間に測った温度でも2度しかありませんでした。15時を過ぎると,ゲレンデの雪が凍り,滑りにくいったらありゃしない。疲れもあり,下部の初心者コースでも転けまくり。しかも,雪が固いので,転けると痛い!恐るベし,御岳山。
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御嶽明神温泉やまゆり荘
スキー&スノボーの帰りは,やっぱ温泉です。やまゆり荘は,マイアスキー場から近く,スキー場では割引券ももらえます。600円が500円になるだけですが。(笑)雪遊びの帰りに寄ると夕方になるので,蒸し立てのそばまんじゅうを食せる売店はもうおしまい。開田高原のそばや岩魚も食べることができる御食事処も閉店です。昨年に引き続き,かなり残念です。
温泉は,濁河温泉と同じような褐色の湯です。まわりの岩には,ブツブツの結晶?らしいものがくっついています。何の結晶なのでしょう。ここの露天風呂は広々。館内の浴槽よりもはるかに広い!涼しい春風に吹かれながらのんびりと温泉につかる。板塀の向こうには,逆光に映えた真っ白な御岳山のシルエットが見えています。この開放感と季節感がこの温泉の最大の魅力でしょう。3日間の雪遊び三昧のフィナーレにふさわしい幸せのひとときです。
ということで,今年も春の雪遊びは大いに楽しめた3日間でした。でも,不思議なことがひとつ。帰りに食事ができそうなところがない。R19までの道沿いには,そば屋さんがありますが,営業時間が夕方まで。温泉に入って帰っていると,どの店も営業終了!ウ〜ン,このあたりのスキー&スノボー客は,そばを食べて帰らんのかなぁ。年に一度の御岳山。帰りには美味しいおそばを食したいものです。