VISSEL KOBE 2003 ナビスコカップ(2003.3.15〜4.9)
V神戸vsJ磐田(2003.15)
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2003年,ホーム初戦。今年は,ナビスコカップがリーグ戦開幕に先立って行われています。先週に第1戦があり,今週が第2戦。V神戸は,先週の東京V戦に1:0で勝利。今回は,さくねんのJリーグ王者のJ磐田が相手です。今まで一度も勝ったことのない相手です。ちょっと弱気です。
会場は,神戸ウイングスタジアム(神戸W)ではなく,おなじみの神戸ユニバー記念競技場です。しかも,朝からの雨。いくら人気チームのJ磐田との対戦とはいえ,これでは観客動員数が伸び悩んでしまいます。こんな雨の日こそ,神戸Wでやればいいのにねぇ。
ここ数年,大幅な選手補強をしてきたのですが,今年は大幅な補強はなし。くわえて,望月と平野を放出し,更なる戦力ダウンが予想されます。事実,サッカー雑誌には,V神戸がJ2降格の筆頭に上がっているとか。悔しいですが,最終戦まで残留争いをした昨年より,なお,戦力ダウンが見込まれるので,その予想も納得できてしまいます。ただ,昨年と大きく違うのは,監督が代わったということです。C大阪が優勝争いをした時の監督です。といっても,その翌年には,C大阪のJ2降格のきっかけをつくった監督でもありますが。その副島監督の手腕に頼るしかありません。
とはいえ,今年は坪内,北本,岩丸が年代別の日本代表に選ばれ,選手の力の底上げがあります。ただ,シジクレイと土屋のCBなので,北本の出番がありません。左サイドバックができる坪内は,時々は出番があるでしょうが。この日の左サイドバックは菅原。右バックは吉村です。佐伯と山口のボランチに,アリソン,薮田の両サイド。トップは,オゼアスと播戸です。左サイドバックが松尾や坪内が出られるようになるといいのですが。ただ,V神戸の両サイドバックは,攻め上がることがほとんどないので,正確なクロスなんて必要ないのでしょうか。シーズンオフに話題になった山口の動きに注目です。今日のサブは,カズ,ヤス,坪内,岡野,岩丸です。
雨が上がったばかりのピッチでキックオフ。予想通り?J磐田がボールを支配しています。中盤での速いパス回し。サイドチェンジをまじえた大きな展開。もちろん,選手個人の技量もV神戸を上回っています。ときおり,V神戸のボールになりますが,とりあえず,トップのオゼアスに当てるだけの攻めでは,シュートも打てません。J磐田はボールを散らし,シュートも長短織り交ぜて打ってきます。雨で滑りやすいピッチでは,ロングシュートもGKには扱いにくそうです。前半半ば,J磐田の服部がシュート!GK掛川がはじいたものの,詰めていたゴンがシュート!が,ポスト直撃!会場からはどよめきが上がります。
J磐田に支配されながらも,ノーゴールに抑え,前半がロスタイムに入ると,徐々にV神戸がボールを持てるようになります。播戸の振り向きざまの惜しいシュートがありましたが,結局,スコアレスのままハーフタイムへ。終了間際の攻めしか盛り上がりのない展開だけに,後半に期待が持ちづらい。やっぱり,J磐田との力の差は大きいのでしょうか。
ところが,後半に入ると,形勢は逆転。中盤で速いパスを回して,V神戸を翻弄していたJ磐田に,ミスが目立ち始めました。なんでもないパスミスからボールを失っています。さほどV神戸のプレッシャーが激しくなったわけではないのですが,どうしたのでしょう。アリソンの強烈なFKはゴール横に外れましたが,そのあとのCKからのこぼれ球をシュート!服部にクリアされましたが,V神戸の攻めが目立っています。そして再び,CKからのこぼれ球をオゼアスがけりこみ,ゴ〜ル!J磐田相手に先制ゴールです。すばらし〜い!昨年までのV神戸なら,ゲームを支配している時間にゴールを決めることができず,結局は失点を重ねてしまうというパターンが多かったのですが,こんなに早くゴールが決まるとは。やはり,今年のV神戸は違うのでしょうか。
ところが,その数分後にCKからグラウに押し込まれて同点。数分前の喜びは,なんだったのでしょう。ちょっとむなしい。ところが,ところがです。ここでまた,昨年までのV神戸なら,一気に相手に押し切られてしまっていたのですが,J磐田にゲームの主導権を渡しません。快足岡野を投入し,そのスピードで一気に突破してしまおうというのです。岡野の足を生かすには,後半半ば,相手に疲れが見え始めるころに投入するのがいいようです。この試合でも,岡野は快足を発揮し,タッチラインまで一気に突破。J磐田DFが何とかCKに逃げる場面が出てきました。アリソンの勝ち越しゴールも,CKからのものです。それにしても,オーバーヘッドキック(バイシクルキック)で決めるなんて,これまたすばらし〜い!
このゴールで,J磐田の動きが目に見えて落ち,あとはイケイケのゴールラッシュです。3点目は,岡野が快足を飛ばし,タッチラインぎりぎりから上げたセンタリングにオゼアスのドンピシャヘッドが決まりました。4点目は,山口のCKがオゼアスのヘッドに,これまたドンピシャ!王者J磐田相手のゴールラッシュに,観客は大喜び。中には,このゴールの一つを次の試合にとっておけたらなぁという声も。前半はともかく,後半だけに限れば,これまでのV神戸の試合の中でもベスト3に入るほどのナイスゲームだったでしょう。でも,こんなにもかんたんに崩れてしまうJ磐田の調子にちょっと心配も。やっぱり,王者は王者らしくあって欲しいものです。
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結局,後半ロスタイムにJ磐田に2点目をとられてしまいましたが,4:2の快勝。選手交代も監督の采配が当たり,V神戸の勝ちパターンが見えてきました。これで,播戸がゴールを決めればいうことなしです。後半開始早々の土屋のケガで出場した坪内は無難にCBをこなし,安定した守備力を見せていました。佐伯は中盤でよく効いていました。今年のV神戸は,楽しみです。
日曜日の京都P戦の参敗から3日。今節は,ゲームメーカーのアリソン,ゴールゲッターのオゼアスが出場停止。守りの要の土屋はケガ。いったい,どうなることやら。せめてもの救いは,この試合がナビスコ杯だということです。ナビスコ杯では,予選敗退でも,J2落ちはありません。とはいえ,この試合では,日曜日の京都P戦からの上積みはありそうにありません。日が落ちて,しんしんと冷え込む神戸ユニバー記念競技場に集まる観客はまばらです。なんだか,今日の試合を暗示するようです。神戸ユニバー記念競技場での最後の試合になるかもしれないというのに,ちょっとさみしい。
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案の定,会場に入ると,観客はまばら。5000人いるかどうか,という雰囲気です。いつものようにバックスタンド中央に座り,観戦です。キックオフ。いきなり,播戸が中央倒され,FKをゲット。ペナルティーエリアから少し離れているので,直接シュートはむずかしいかもしれません。ところが,シジクレイがキック!さほど強くないグラウンダーのシュートは,浦和Rの壁を抜け,ゴール右隅に決まりました。あまりのあっけなさに,一瞬,唖然。まわりの観客も,あれが入るんか!?とあきれています。でも,1点は1点。待望の先制点が入ったのです。これで,一安心。やはり,浦和Rはたいしたことはないなぁ。
先制してからは,互角の戦いです。ところが,中盤でのミスが,どちらのチームも多い。なんだか,だらけた雰囲気です。V神戸は,いつものようにオゼアスにロングボールをけるわけにはいきません。ボールを回そうとしていますが,パスがつながりません。両サイドからの上がりはあまり見られず,攻めの形がありません。対する,浦和Rは,両サイド,特に右サイドの山田の上がりが効果的で,何度となくV神戸の左サイドを突破しています。西谷と菅原の左サイドでは,山田を抑えきれないようです。CBの北本も,再三,カバーリングにいっています。これでは,そのうちに,山田からのクロスに合わされてしまいそうです。
しだいしだいに,守勢に回ったV神戸は,DFラインが下がってしまい,ペナルティーエリア付近で,細かいパスを回されることが多くなってきました。ハイボールには強いシジクレイですが,足元が弱い。特に,細かくパスを回されると,つききれなくなってしまいます。それを知ってか,浦和Rは細かくパスを回し,中央で永井と田中のワンツーが決まり,永井がゴール前に抜け出し,難なくシュート。ボールは,ゴールに吸い込まれてしまいました。これで1:1です。かなりヤバイ!
後半が始まりましたが,あいかわらず,攻め手のないV神戸は横パス,バックパスが多く,ときおり,カズと播戸めがけてボールをけりこみますが,当然,ヘッドでは勝てず。ポストプレーもできず,ただボールを取られるだけ。ただ,浦和Rもミスが多いので,中盤でボールをもらえることも度々。これがJ1の試合?って思ってしまいます。
後半7分,再三再四,左サイドを破られている菅原に代わって坪内の登場です。ところが,後半8分,中盤でのパスミスに乗じた浦和Rは,田中が確実にゴールを決め,2点目。これで万事休すです。というのは,この試合では,V神戸に点が入る雰囲気がなかったからです。後半途中から,カズに代わって岡野,山口に代わって朴康造が出場しましたが,岡野を生かすようなパスは出ず,朴はたいした働きもできませんでした。失点が2点だったのは,浦和Rの決定力のなさに助けられたようなものです。嗚呼,これでは今季のV神戸の順位が見えてきそうだ。VAMOS KOBE!
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またもや,雨。が,今年からはこの雨もノープロブレム。だって,神戸ウイングスタジアムは屋根付きだもん。快適,快適。ところが,この快適な神戸ウイングスタジアムをホームにする我がV神戸は,最近,またもや決定力不足に悩んでいます。攻めても攻めきれず,相手のカウンター攻撃に失点。先日のリーグ戦,V仙台戦では,29本のシュートを打ちながら,1ゴール。まるで,昨年までのV神戸に戻ったみたいです。シーズン開幕のころのV神戸に戻ってくれ〜!今日は,東京V相手なので,復調のきっかけになりそうです。
ところが,その願いもむなしく,先制点は東京V。前半終盤にCKから,見事にロペスにヘッドを決められてしまいました。開始早々に,山口や播戸のシュートがありましたが,ゴールにならず。でもこれで,この試合は楽勝という気になり,いつ点が入るか,そんな楽しみをもっていたのですが,時間の経過とともに,東京Vに押され気味。左サイドの平野から正確なクロスが入り,あるいは復帰なった三浦からの大きな展開で東京Vに攻めの形ができてきました。そして,ついにロペスのゴールとなったわけで,ムードはあまりよくありません。
後半は,V神戸が押し気味でしたが,東京Vはエンボマが登場。G大阪のころのようなダイナミックな動きは見られませんでしたが,それでもテクニックはさすがです。ラモンへのヒールの1・2で,V神戸DFは完全に置き去りにされてしまいました。2点目が入った時は,またもやという感じです。
30分に岡野登場。場内は一気に盛り上がります。やはり,岡野のスピードへの期待は絶大です。見ていても,ワクワクします。その岡野が登場してすぐ,いきなりのシュート!なんと,ボールはゴール右隅に。何ともあっけない1点です。今まであれだけ攻めても入らなかったのに,岡野のグラウンダーのシュート1本でゴール!これで会場は一気に最高潮へ。神戸WスタいっぱいにV神戸への応援が響きわたります。あとは押せ押せ。オゼアスとシジクレイの2タワー。播戸と岡野,アリソンが動く。右サイドからは坪内が上げる。左サイドからは,西谷が上げる。エンボマは北本が完璧にマーク。2点目は時間との戦いです。
ロスタイム4分。まだまだいける!そして,最後の1プレー。左サイドからゴール前に上がったボールを,早後はオゼアスがボレーシュート!見事,東京Vのゴールネットを揺らし,2点目。直後にタイムアップのホイッスル。
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それにしても,V神戸は,どうして,2点を入れられないと目が覚めないのでしょうか。盛り上がったのは,最後の15分間だけです。これでは,雨の中,集まった観客に申し訳ないでしょ。