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いよいよ,2002Jリーグ1stステージ,V神戸のホーム開幕戦です。会場は,いつもの神戸ユニバー記念競技場です。今年のV神戸は,大幅な補強をして,スターティングメンバーも新しい顔が何人も登場しています。まず,ボランチのアタリバ,左サイドに西谷,トップには城と播戸の2人です。前評判では,3トップの迫力ある攻撃で,ダークホースとさえ目されています。開幕戦の清水S戦では,ノーゴールでしたが,今日のJ市原戦は,大いに期待しましょう。
見慣れた白黒の縦じまのユニフォームが登場。ホーム開幕戦にサポーターも大いに気合いが入ります。ところが,見慣れない姿の選手がチラホラ。土屋と城は丸刈り。C大阪では長髪だった西谷も,短く刈っています。なんだかヘンな感じです。J市原は,黄色と緑が基調のいつもユニフォームです。J市原といえば,今年からワッタンがレンタルで移籍しています。この試合で元気な姿を見せてもらいたものですが,サブにも入っていないので無理でしょう。
奥谷さんのホイッスルで,試合開始。ボールは,V神戸が支配することが多いのですが,なかなか,J市原のペナルティエリア内に入ることができません。3トップとはいえ,カズが引き気味の2+1トップです。城は,真ん中にかまえていればいいのですが,播戸と交代に両サイドに開くことが多くなっています。これには,?です。ポストプレーをするなら,ゴール前でかまえている方がいい。その城のまわりを播戸がうろつく方が,お互いの持ち味が出ると思いますが。
お互いに決定的場面がなく,かつ,中盤でのパスミスが多く,なんとなくダルイ試合展開です。目立つのは,岡野の快足です。ふつうなら追いつけそうにないエンドライン付近のボールにも追いつき,クロスを上げています。これには,客席から歓声が上がります。西谷も積極的に攻撃を仕掛けますが,スピードあるドリブルが見られません。中央付近でのパス交換をしますが,コンビネーションが合わない場面が多く,見ていてもイライラがつのります。
J市原は,サイド攻撃を仕掛けます。ターゲットは,もちろん,崔龍洙です。時には,中盤で崔龍洙がボールを持つことがありますが,すぐにサイドにはたき,再び,ゴール前の崔龍洙へ。J市原は,攻撃がシンプルだけに,スピードがあります。当然,細かいパス回しでミスをする場面は少なくなっています。V神戸にすると,崔龍洙さえ抑えれば失点は防げそうです。
ところが,その崔龍洙にやられてしまいました。39分,左サイドから上がったクロスに,崔龍洙がノーマークでごっちゃんゴール。後ろから出てきた崔龍洙にふいをつかれたような北本が呆然。何とも情けない失点です。J市原にすると,ファインゴールです。30分頃から,J市原のボール支配率が高くなり,チョット気にはなっていたのですが,まさかゴールをわられるとは…。
0:1のまま,前半を終了。後半もメンバーは変わらず。序盤は,V神戸の攻勢が続きます。岡野は快足を飛ばし,時には土屋も果敢にオーバーラップを仕掛けます。CKでは,アタリバのオーバーヘッドキックも飛び出すものの,なかなかJ市原ゴールをわることができません。J市原も崔龍洙を中心に攻撃しますが,キレと迫力がありません。
V神戸は,丈が真ん中でポストプレーをしようとしますが,他の選手とは,あまりにもコンビネーションが悪い。ボールもなかなかキープできません。残念ながら,これでは,Wカップ日本代表に選ばれることはないでしょう。時間の経過とともに,J市原が引き気味に守りだしました。ねらいは,崔龍洙のカウンター攻撃一発です。セットプレーさえ気をつければ,2点目を奪われることはないでしょう。問題は,V神戸の攻撃です。が,あいかわらず,イライラのつのる攻撃です。
と,J市原のいきなりのカウンターです。要チェックの崔龍洙がシュート!ゴールポストに当たり,かろうじてクリア。やれやれです。後半の半ばすぎには,平野,ダニエル,吉村と投入。ダニエルが入ると,攻撃のリズムが出てきました。やはり,トップ下は,カズよりダニエルに軍配が上がりそうです。平野,吉村は,積極的にサイドを駆け上がり,攻撃参加です。こうなると,ゴールも時間の問題です。ところが,J市原も懸命のデフェンスです。
時間は刻々と過ぎていき,ついにタイムアップ。結局,2試合連続のノーゴール。もちろん,開幕連敗。迫力満点の3トップはどうなったんや!これやったら,昨年と同じやないか!あいかわらずの詰めの甘さは,どうしようもないのでしょうか。特に,今日は,相性のいいJ市原戦です。昨年のベストゲームともいえるJ市原との対戦にもかかわらず,この様では,先が思いやられます。誰かゴールを決めてくれ〜!
連敗で幕を開けた2002年1stステージ。2試合とも1点差,しかもシュート数などでは相手を上回っているにもかかわらず,結局はツメの甘さでノーゴール。シーズン開幕前に評判になった3トップの迫力ある攻撃が結果に結びついていません。3試合目のこの試合あたりには,結果を出してほしいものです。とはいえ,今日は,G大阪のホーム万博競技場です。しかも,G大阪は,開幕連勝と波に乗っています。今回も苦戦が予想されます。
今日の試合会場である万博競技場に来るのは,2回目です。今日は,帰省している息子と観戦です。せっかく,遠路はるばる帰ってきた息子にとっては,V神戸が勝つところ見たいものです。もちろん,ホーム戦は全試合見ているボクだって,V神戸の勝利を願っての観戦です。しかも,今日はボクの誕生日。誕生祝いにV神戸に勝利をプレゼントしてくれ〜!
会場の万博競技場は,神戸からも近いのでV神戸サポーターも大挙してやってきています。もしかすると,G大阪のサポーターよりも多いのではないかとも思われるほどの入りです。試合前から,盛んに応援をし,気合いが入っています。
試合開始。早速,G大阪のスピードあふれるサイド攻撃が始まり,ちょっとヤバイ。吉原がキーパーとの1対1をはずし,やれやれです。この時間を耐えれば,V神戸が反撃に転じることができるでしょう。と,左サイドにいた城から,カズ,そして播戸へ。相手DFを前に,ちょっとボールをずらしたところで思い切ってシュート。コースがよかったので,ボールはすんなりとG大阪GKの都築の左を抜け,ゴ〜ル!待望の初ゴールです。いままで2試合,あれほど入らなかったゴールが,いとも簡単に決まってしまいました。なんだか,拍子抜けです。
さらにゴールは続きます。その,5分後,G大阪のペナルティーエリア付近で,FKです。こんな時にFKの名手がいないのはツライ。望月がFKを蹴りますが,これが何とも力のないボール。G大阪の壁に当たり,跳ね返されてしまいました。そのボールを最初に蹴ったのが西谷です。西谷の思い切ったシュートは,G大阪DFの間を抜け,ゴールへ。2点目もあっけなく決まってしまいました。これまでの2試合のノーゴールがウソのようです。これで,調子に乗れます。逆に,G大阪は,思いがけない失点にビックリだったことでしょう。やっぱりサッカー,何が起こるかわかりません。でも,西谷といい,播戸といい,ゴールへの意識が前に出ているからこそ,シュートが打てるのでしょう。
しだいに,ペースはV神戸のものになり,優勢に試合を進めています。G大阪の攻撃の中心は,マルセリーニョです。小柄ながら,テクニックとスピードが抜群です。前節の京都P戦では,アウトサイドのキックがゴールに結びついています。今日も,右足のアウトサイドキックが正確です。本来のポジションは,トップ下のはずですが,両サイドに開いていることが多いようです。それにしても,元ブラジル代表というだけあって,フェイントといい,スピードといい,V神戸DF1対1なら,必ず抜き去ってしまいます。1トップのマグロンは,190cmを越す長身です。さすがのシジクレイもヘディングで負けそうです。ところが,そのマグロンに,ほとんどいいボールが入らず,190cmの高さは宝の持ち腐れです。
結局,2:0のまま前半を終了。後半も,前半同様,G大阪の猛攻で開始です。2点を追うG大阪は,とりあえず,1点を返そうとマルセリーニョを中心に,V神戸ゴール前に迫ります。スピードとテクニックのあるマルセリーニョは,右サイドからマグロンの頭をめがけて,右足アウトサイドでクロスを上げてきます。そのクロスをV神戸DF陣が跳ね返し,再び,マルセリーニョが上げるというパターンが,3度目の正直で,見事,フリーのマグロンの頭に命中。楽々とヘディングシュートを決められてしまいました。後半開始,わずか5分のことです。これから先,40分もあります。この調子で攻められては,2点差なんて,すぐに逆転されてしまいそうです。
ところが,G大阪の攻撃は続きます。攻撃の中心は,マルセリーニョです。彼がペナルティーエリアの外でドリブルをするだけで要注意ですが,そのドリブルがペナルティーエリア内に持ち込まれると,危険です。反則でしか止めることができないからです。ペナルティーエリア内ので反則は,PKです。幸い,マルセリーニョは,強引にドリブルをせず,ゴール前にボールを出すので,助かります。もし,彼が意識してペナルティーエリア内でドリブルをすれば,PKの一つぐらいは与えていたかもしれません。それにしてもこのマルセリーニョは,スピード系の多いG大阪にふさわしい選手です。これから先の活躍に目が離せません。
1点差に追い上げられたV神戸としては,息の根を止める3点目をゲットしたいものです。あいかわらず,G大阪の攻勢が続く中,時折,カウンター攻撃に出ます。岡野が快足をとばして,右サイドを駆け上がります。西谷と代わった平野は,左サイドから精度の高いクロスをあげます。久しぶりの平野の活躍です。城のクロスバーに当たるヘディングシュートには,大きな溜息が。播戸からダニエルに代わると,それまで下がり目でゲームを作っていたカズが上がり,正真正銘の3トップです。ダニエルがゲームメーカーです。昨年まで,V神戸の試合を作っていたダニエルだけに,積極的に動き,攻撃を組み立てています。30分,城が頭で落としたボールにカズが反応し,G大阪のGK都築をかわして,ゴ〜ル!待望の追加点です。こうなると,あとは,城のゴールだけです。V神戸サポーターからは,城コールが沸き上がります。城にもゴールをあげてもらい,3トップ揃い踏みの全員ゴールといってほしいと思うのが,人の常です。
ところが,世の中はそう甘くはありません。G大阪の攻撃が激しくなり,FKやCKの連続です。掛川の大活躍です。攻めているG大阪ですが,最後のツメが甘く,ゴールをわることはできません。久しぶりの新井場のサイドからのクロスもゴールに結びつかず,タイムアップ。スピードのあるG大阪相手に1失点で終えたことは,DFの健闘といえます。今日のゴールは,多少,ラッキーな面もありましたが,播戸のように,ゴールに向かう姿勢があったからこその結果です。これからの巻き返しに期待です。
延長で競り負けた前節。審判の判定が問題になったようですが,試合を見ていないボクにはわかりません。でも,試合が終わってしまってから,あれこれ言ったって,手遅れです。試合の結果が変わるわけはありません。審判のレベルは,以前から問題になっていたことで,それを今さら…という感じです。きっちり勝てばいいのです。
とはいえ,今日は王者J磐田と対戦です。これまで,1回も勝ったことのない相手です。引き分けが精一杯。昨年までなら,試合を見ていても,絶対勝てる気のしない相手です。でも,今年はV神戸のメンバーも大幅に入れ替わっています。もしかすると,ひょっとすると…という気もしないでもありません。でも,1stステージの成績は1勝3敗。なんだか,昨年までと同じペースです。
J磐田は,服部が復活したものの,名波はまだ本調子ではないようです。先発メンバーに名前はありません。とはいえ,J磐田は名波だけのチームではありません。メンバーのほとんどが日本代表です。レベルが違います。試合が始まるころには,雨が降り出し,波乱の予感も。しかし,試合が始まると,V神戸はまったくボールに触れません。中盤のルーズボールは,ほとんどJ磐田が拾っています。パス回しも,無理がなく,V神戸としては最終ラインで踏ん張るしかありません。トップの城や播戸にボールが渡らず,攻め手がありません。ところが,J磐田も,攻めているには攻めているのですが,フィニッシュが決まりません。それだけ,V神戸のDFが踏ん張っているともいえます。南米帰りの高原も目立った動きがありません。
前半が半分以上過ぎ,30分ごろからは,V神戸のサイド攻撃が出始めました。特に,右サイドからゴール前のカズに出した時は,ビックチャンスでした。前半,V神戸唯一のゴールチャンスです。しかし,その後も時々はサイドからの攻撃がありましたが,ゴールには結びつかず。対するJ磐田も,攻めながらもゴールが決まらず。決定的なチャンスもなく,前半が終了。なんだか,凡戦という感じです。
後半,名波が登場。藤田が交代というのですから,J磐田の選手層の厚さを感じます。名波が入ると,ロングボールが多くなります。それも単に長いボールを蹴るというのではなく,相手DFの裏を狙うとか,サイドを換えるとか,要するに1本で決定的な局面を設定できるパスが出せるのです。しかも,この日の名波は,復帰初戦。気合いの入り方がいつも以上です。あまり見たことのないダイビングヘッドまで披露。一瞬,中山と見まちがってしまうほどです。そんな名波ですが,あまり強く当たってケガをさせてしまってはいけません。W杯が心配です。でも,名波には厳しくいかなければ,自由にプレーをされてしまいます。この試合に限っていえば,名波の活躍もいたしかゆしといったところです。
しばらくして,V神戸は播戸の代わりに西谷の登場です。カズが2トップに上がり,西谷がトップ下のようです。これなら,ダニエルの方がよかったやろと思ってしまいます。ところが,このあとも?の選手交代があります。監督の采配に疑問が残ります。たしかに,この試合の播戸は,あまりボールに触れず,シュートすら打てない状態でした。でも,あのゴールに向かう姿勢とスピードは,FWとしの資格十分でしょう。その後,城に代えてダニエルの登場です。もうこうなると,カズの1トップです。点が取れそうな気がしません。J磐田は,西に代えてスピードのある川口です。後半半ば過ぎ,みんなの疲れが出るころに,スピードのある川口にかき回されては,たまりません。イヤ〜な選手の登場です。
後半30分を過ぎるころから,V神戸がボールを持つことができ,土屋が積極的に上がっています。ただ,岡野へのパスが少なく,得意の俊足を生かす場面が少ないのが残念です。G大阪戦では,途中出場ながらいいクロスを上げていた平野が,今日はイマイチです。ですが,J磐田も最後の詰めが甘く,なかなかゴールが決まりません。そして,後半が終了。前節に続き,延長戦に突入です。
延長戦が始まると,やはりJ磐田の攻勢が続きます。右に展開したボールを福西が蹴りこみ,ゴ〜ル!何ともあっけないVゴールです。これで,4敗目。勝点は3しかありません。もう,最下位がすぐそこです。また今年もかぁとウンザリ。やっぱり,最大の問題は監督でしょう。いくら善戦したって,勝点に結びつかなければ,負けは負けです。次節は,最下位の東京Vが相手です。ここで,しっかり勝点3をとらなきゃあ,今年も降格争いに参加してしまいそうです。
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リーグ戦がW杯で中断。その中断時期をぬって,今年のナビスコ杯が行われます。今年は,予選リーグから決勝トーナメントに進出する方式です。とはいえ,この時期はW杯の準備のため,日本代表の選手はナビスコ杯に出場することができません。ということは,いつもはリザーブの選手が活躍できるチャンスですし,リーグ戦では下位に低迷しているチームにも勝機があります。メディアの注目度の低いナビスコ杯ですが,別の見方をすれば,けっこう楽しめます。
ナビスコ杯第1戦は,東京Vです。昨年,辛くもJ1残留を決めたものの,今季も最下位に低迷。ブラジル人コンビもなかなか思うような結果が残せていません。かたや,V神戸は大型補強の成果が出ず,リーグ戦では下位に低迷。このナビスコ杯で,得点力をアップし,7月からのリーグ戦再開につなげてほしいものです。とはいえ,日本代表の合宿があるというのに,両チームから誰も招集されず,ベストメンバーで戦えるというのは,喜ぶべきことか,憂うべきことか。
会場は,W杯のために新設されたウイングスタジアムです。例年,ナビスコ杯は観客が少な目ですが,今日はウイングスタジアムということもあって,1万人ほどの入りです。せっかく,これだけの人が集まってくれているのですから,今日こそはスパッとゴールを決めてほしいものです。リーグ戦では,4試合連続の延長戦。そのうち,3試合がVゴール負けと,最悪です。しかも,リーグ戦では,圧倒的に攻め込まれているわけではなく,むしろどの試合もV神戸が優勢に試合を進めているのにもかかわらず,結果は1勝1分5敗という情けない成績です。要は,決定力です。今季,補強した播戸と城の活躍しだいです。いつまでもカズに頼らない攻撃をしてほしいものです。
試合開始早々,V神戸の攻勢が続きます。圧倒的にボールを支配し続けていますが,なかなかシュートまで持ち込めません。時折,東京Vはエジウソンを中心にカウンター攻撃を狙ってきますが,ほとんどシュートの形になりません。V神戸は,ダニエル,アタリバの惜しいシュートがありましたが,依然ノーゴール。決定力のなさに,イライラがつのります。いくら東京Vが,引いて守っているとはいえ,これでは勝ち目がありません。イヤ〜な雰囲気が漂い始めたその時,V神戸のGKのクリアーボールが東京Vのエジウソンに当たり,そのままゴール!何とも情けないゴールを決められてしまいました。観客も呆然です。あれだけ攻めて,ゴールは時間の問題と思われた矢先に,逆にゴールを決められてしまいました。イヤなパターンです。J市原戦で,攻め続けながらたった一発で決められてしまったのが思い出されます。
後半,辛うじてダニエルのゴールで追いついたものの,決定力不足は重症です。トップの播戸と城にボールがなかなか出ません。特に,播戸には2人もマークがつき,前を向いてボールを持つことすらできません。城は,中盤にまで下がることもあり,ポストプレーどころではありません。俊足の岡野は,いいボールが出ないので,その快足を使う場面がありません。西谷にいたっては,パスミスの連続で,ヤル気があるのでしょうか。久しぶりの登場の佐伯は,試合勘が戻らないのか,あまりいい動きがありません。吉村,シジクレイ,土屋のDFは,今日もしっかり守っています。時折見せる,土屋のオーバーラップは,効果的です。
守りに関しては,さほど心配はいりませんが,攻撃は?です。この日は,20本のシュートを打ちながら,結局は1点のみ。同じく1点の東京Vのシュートは,7本です。バーに当たったり,ポストに当たったりする不運があるものの,基本的な攻撃の形が見えません。中盤でボールを持っても,次に出すパスが小さいので,簡単に守りきられてしまいます。サイドチェンジで大きな展開をすれば,楽に攻めることができそうですが,なかなかそうはいかないようです。しかも,ボールを持ってからまわりを見るので,パスのタイミングが遅れ,相手に囲まれてしまいます。そこで苦し紛れに出したパスをカットされ,カウンターを食らうという最悪のパターです。これでは,攻撃の形どころか,リズムやテンポが生まれず,もたもたした攻撃になってしまうのも無理はありません。
それにしても,こんなことはふだん練習していることではないでしょうか。こんな戦術的なことの責任は,監督にあるのでしょう。監督就任以来,低迷の続くV神戸ですが,なぜかその責任を追及されることがありません。今年からK札幌を指揮している柱谷監督は,成績の責任を問われているそうです。就任したばかりの新人監督ですら,その責任を問われているというのに,V神戸の川勝監督はどうしてその責任を問われることがないのでしょう。今年,監督の代わった阪神は快進撃を続けています。監督が代わっただけで,戦力的にはさほど変わっていないにもかかわらず,あの成績です。やっぱり,監督が代わるということは,時には大切だと思うんだけどなぁ。選手の補強より,効果的だと思いますがねぇ。
今季,大型補強にもかかわらず,なかなか結果の出ないV神戸。守りはいいのですが,攻撃面で最後の詰めが甘く,なかなか得点をあげることができません。特に最近の6試合で延長戦が5試合。そのうち,Vゴール負けが3試合。引き分けが2試合。勝ったことがありません。困ったことです。それだけではなく,見ている我々がイライラを募らせてしまうような内容です。攻めてもゴールを奪えない。川勝監督も,得点力不足を十分に認識しているようで,今日の試合は,いつもとは違ったフォーメーションです。
今日は,城と岡野の2トップ。中盤は,右に望月,左に西谷,ボランチにアタリバとシジクレイです。DFは,吉村,土屋,平野です。シジクレイのボランチは,以前に所属していたチームでもしていたポジションだそうですが,V神戸では初めてです。シジクレイからのロングボールを生かそうというのでしょう。そして,あわよくば,シジクレイ得意のヘッドでゴールも。平野のDFは,時々見ますが,平野の左足を生かすのなら,やはり左サイドでしょう。この試合では,積極的に上がるのでしょうか。それに,吉村のDFももったいない。吉村の攻撃的センスを生かすのには,やはり右サイドでプレーをしてほしいものです。
試合は,V神戸もFC東京も,決定的なチャンスがなく,ダラダラと時間が過ぎていきます。GWで1万人近くの観客が入っているというのに,これではファンが増えそうにありません。V神戸だけでなく,Jリーグ全体のファンも離れてしまいそうです。後半になると,多少,気合いの入ったプレーもありますが,それでもスリリングな展開はなく,これでもプロ?って感じです。やはり,ナビスコ杯は,消化試合でしかないのでしょうか。V神戸は,薮田・前田を投入して,攻勢に出ようとしています。終了近くになると,V神戸の攻勢が続きますが,FC東京は引き分けねらいなので,なかなかゴールをわることができません。ジャーンを中心にしたFC東京の守りは堅く,高さでも勝てません。V神戸は,ダニエルを中心にDFの裏をねらいますが,しっかり読まれています。FC東京は,右サイドからの攻撃がいいのですが,これまたフィニッシュが甘く,得点できません。
結局,0:0。新しい布陣も結果に結びつかず,またもや引き分けとなってしまいました。ハーフタイムには,川勝監督の責任を問う声が出ていましたが,これは当然でしょう。今のような成績で,いつまでもダラダラと同じ監督にまかせるわけにはいかないでしょう。札幌では,今年就任したばかりの柱谷監督に,早くも解任の声が出ているそうです。毎年,J2降格争いを演じているV神戸だけが,どうして監督の責任問題が出ないのか,不思議です。今の選手層なら,リーグ戦だって中位につけていなければならないはずです。ナビスコ杯でも,FC東京や東京Vに負けるはずがありません。なのに,この成績。やはり,監督に代わってもらいましょう。選手にブーイングをするばかりが,サポーターの仕事ではありません。今週の清水S戦では,「川勝,辞めろ〜!」コールを巻き起こしてほしいものです。
この試合を最後に,ホームでは7月までV神戸の試合を見ることができません。リーグ戦,カップ戦を合わせて11戦していますが,未だに1勝のみ。引き分けが3試合。あとの8試合はすべて負け。そのうち,Vゴール負けが3試合。シーズン前の大型補強で話題になったV神戸ですが,シーズンが始まってみると,このザマです。ここ数年でも,最悪の成績です。選手の個人的な能力は上がっているのに,チームとしては機能しない。結果が出ない。常識的には,こんな場合は,監督が更迭されるはずです。ところが,V神戸の監督はいつまでたっても辞める気配がありません。どうしてなのでしょう。まったくのナゾです。
スターティングメンバーは,再びシジクレイをDFに戻し,4バックです。こんなにころころポジションを変えるってのは,あり?もちろん,決定力不足ということもありますが,今日の相手は清水Sということで,守りも重視したのでしょう。ところが,試合が始まっても,清水Sは積極的に攻め上がってきません。両サイドが日本代表でいないということもあるのでしょうが,サイド攻撃もほとんど見られません。なのに,いつまでも4バックで守り重視のフォーメーションです。これでは,決定力不足の解消になりそうにありません。そもそも,今日の試合に引き分けたところで,予選突破ができるわけではありません。予選敗退が決まっているのだから,攻め手攻撃に力をいれて,失点覚悟で攻めまくってほしいところです。ちまちま,しっかり守ってカウンター攻撃なんて,今のV神戸には何の意味もありません。
いつものように?,試合開始早々,相手ゴールに迫っています。ボールの支配率もかなり高くなっています。ところが,引いて守る清水SのDFラインを崩すまでにはいたりません。ペナルティーエリア付近まではボールを持たせてもらえますが,有効なラストパスが出せません。フリーになった播戸が決めそこなったり,シュートがGK正面に飛んでしまうという不運もありましたが,それ実力のうちでしょうか。
そうこうするうちに,清水Sのカウンター攻撃。澤登から左に出したボールを,再び澤登がダイレクトでシュート。あっけなくゴ〜ル!スピードに乗った攻撃に,あっさりとV神戸DFラインが破られてしまいました。あれだけ攻めても点が取れないというのに,清水Sは一瞬のパスで素早くゴール。やはり,攻撃は攻めた時間ではなく,スピードです。
後半もあいかわらず,ボールを支配しているのはV神戸です。シュート数も清水Sを大きく上回っています。しかし,攻めても攻めてもゴールが決まりません。シュートが決まったかと思うと,オフサイド。決定的場面では,シュートがGK正面をつく。見ている観客のイライラは最高潮です。時おり,清水Sも攻撃を仕掛けてきます。引き気味なので,攻撃にかける人数は少ないのですが,それでもきっちりゴールに結び付けてきます。不運にも吉村のOGで2失点。なんとも力の抜ける失点です。これがW杯前のホーム最後の試合かいなぁ。その後も,あいかわらず,V神戸は攻撃を続けていますが,シュートが決まりません。2点を取った清水Sは,無理に攻めることはなく,ゴール前を固めてしっかり守っています。久しぶりに実践復帰の森岡も元気にプレーを続けています。
結局,0−2で敗戦。これで今シーズンは,12戦1勝3分け8敗です。得点は7。失点は,14。やはり,もんだいは攻撃です。1試合平均0.5点では,勝てるはずがありません。守備がしっかりしているだけに,攻撃の立て直しを図ってもらいたいものです。その前に,監督を代えることが前提ですが。