相生・海岸通JAZZコンサート(2002.7.25)


  
相生湾の夕焼け
相生湾の夕焼け

昨年までは 「ミュージックフェスタ in AIOI」 というネーミングで開かれていたJAZZコンサートが,今年は「海岸通JAZZコンサート」と変わっています。とはいえ,出演は例年通り小曽根実6tettoですが,今年は古谷充さんが特別参加で,このコンサートを大いに盛り上げてくれます。特に,今回のコンサートは,翌日から始まる「アジアドランゴンボート選手権大会」の前夜祭という意味もあります。アジアドランゴンボート選手権というのは,ペーロンのアジア版という感じで,街にもIDカードを下げたアジア系の人たちが目立ちます。ペーロンも国際的になったんですねぇ。

  
モニュメント 相生湾に映る夕陽
モニュメント
相生湾に映る夕陽

コンサートは,今年もペーロン護岸に船?を浮かべた特設ステージです。観客席は,ペーロン護岸です。灼熱の太陽が西に沈むころ,潮風に吹かれながらJAZZを楽しんでもらおうという主催者の相生青年会議所の趣向です。これがイイんだなぁ。空調の効いた市民会館で,狭いイスにお行儀よく座って聞くJAZZも悪くはないでしょうが,やっぱり夏の夜のJAZZには,野外コンサートが似合います。しかも,公園の野外ステージじゃなく,護岸に浮かべた船がステージというのに,相生らしさを感じます。

近年の不景気のあおりを受け,相生市の人口は4万人を切ってしまいました。人口が減ると,町全体の活気がなくなってしまいますが,その相生に元気を取り戻すのが青年会議所のメンバーです。でも,人口が減るというのは,悪いことばかりではありません。それだけ,小回りがきくということです。細やかなサービスができるということです。今後も,相生に注目です。

  
海岸通JAZZコンサート その1 海岸通JAZZコンサート その2
海岸通JAZZコンサート その1
海岸通JAZZコンサート その2

出演の小曽根実さんは,いつものようにサービス満点です。聞く者を楽しませるという点では,JAZZ界の「山本直純」的存在です。しかも,若い人を育てることにも力を入れています。毎年5月に開かれるハーバーランドのJAZZフェスティバルも,小曽根実さんが中心になって運営されています。たくさんの人にJAZZの楽しさを知ってほしいという願いからなのでしょう。

コンサートは,1間半ほどでしたが,スタンダードな曲あり,サンバあり,ガーシュインの曲ありと,多様です。いつものように,工場のサイレンに合わせて「テキーラ」も演奏されました。特に,最後のガーシュインの「ラプソディーインブルー」は,NYフィルのレコードではよく聴きますが,JAZZに編曲されたのを聴くのは初めてです。クラシックとは違った雰囲気で,これまたグッドでした。

それにしても,音楽のできる人って,スゴイです。あんなに難しそうな曲を,ニコニコ笑顔で楽しそうに演奏できるんだから。古谷さんなんて,サックスだけでなく,クラリネットも吹いちゃうんだもんね。楽器のできないボクなんて,ホラを吹くのが精一杯です。

  
小曽根実&古谷充 海岸通JAZZコンサート その3
小曽根実&古谷充
海岸通JAZZコンサート その3

ペーロン護岸の観客も,年々増えているようです。JAZZという難しそうなジャンルの音楽が,小曽根さんの手によって広く市民に親しまれた結果なのでしょう。もちろん,このコンサートを裏で支えるスタッフのみなさんの力によるものでもあります。それにしても,これだけのコンサートなのに,「無料」というのもオドロキです。有料でも,十分にやっていけそうですが,やっぱり無料というのが,主催者のこだわりなんでしょうね。ありがたい「こだわり」です。

来年もこのJAZZコンサートはあるのでしょうか。終わったばかりだというのに,もう来年を楽しみにしてしまいます。ちょっと,気が早すぎる?


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