2001 VISSEL KOBE 2ndステージ観戦記(2001.8.18〜)
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vs名古屋G(2001.8.18)
2ndステージ開幕戦を白星で飾り,ホーム初戦を迎えたV神戸です。前節は,小野伸二の抜けた浦和Rを相手だったので,楽勝です。今節は,PIXYの抜けた名古屋Gが相手ですが,タレントの豊富な名古屋GはPIXYの穴を感じさせることなく,前節はG大阪にせり勝っています。岡山,森山のスピード,調子のいい若い中村,ウェズレイやウリダの外国人もあなどれません。でも,なぜかV神戸は名古屋Gには相性は悪くありません。今日も期待大です。
先発メンバーを見ると,ワッタンがケガでスタンド観戦。ボランチのサントスやDFの鈴木がいません。帰ってきた山口貴之が左サイドです。右サイドは,若い茂原。サントスの代わりには松尾。吉村はDFに下がっています。FWはカズの1トップです。いつもと違うメンバーに,チョット不安。特に松尾は,先日の試合ではセンターバックをしたりして,いろいろなポジションをテスト中という感じです。今までなら,DFに入っている菅原がボランチで,DFには松尾だったのですが,今日は逆です。1stステージの中盤までは,3バックでしたが,最近は4バックにすることが多いようです。松尾と吉村の攻撃力を生かすためにも,3バックの方がいいような気がするのですが。
試合は,開始からV神戸の優勢です。名古屋Gは,ただ前にボールを蹴っているだけという感じで,攻撃に工夫がありません。V神戸は,サイドからの攻撃もまじえながら,ボールをキープしているのですが,攻撃の起点のダニエルの調子がいまいちです。シュートもなかなか枠に飛びません。チョットじれったい展開です。時おり,名古屋Gの攻撃がありますが,後ろからの押上げがないので,攻撃が単調です。名古屋Gがこんな調子だと,今日の試合は勝てそうです。
前半の半ばが過ぎたころ,右サイドの岡山からのピンポイントのセンタリングが,ゴール前で待ち構える森山に渡り,ループ気味にGK掛川の頭上を抜け,ゴ〜ル!あっけないゴールです。今まで攻勢が,何やったんや?という感じです。点を取られる時って,こんなもんでしょうが,それにしても優勢に試合を進めながら得点ができないもどかしさは,1stステージと同じです。
ところが,後半早々,名古屋Gゴール前のFKをダニエルが,見事な右足アウトサイドのシュート!ボールはカーブをしながら,名古屋Gのゴール右隅に突き刺さりました。このシュートには,観客も大喜び。FKからの直接ゴールは,久しぶりに見た気がします。河錫舟がいた時には,FKからの直接ゴールはよくあったのですが。ダニエルはトップ気味に上がってからは,ゴールを狙うことが多くなったようです。ラストパスの出し手も必要ですが,ゴールをしなきゃあね。
後半開始すぐのゴールで,試合の主導権を握り,攻勢が続きます。中盤もコンパクトに保たれています。が,同点にされた名古屋Gは,両サイドからの攻撃をしかけてきます。スピードに乗った攻撃は見事です。どうして,あんなに簡単にサイドからボールが上げられるの?と思ってしまいます。それだけ,V神戸のサイドが弱いということなのでしょうが。でも,サイドからボールを上げられても,ゴール前にはスキンヘッドの壁シジクレイがことごとく跳ね返してしまいます。これまた,見事です。
V神戸は,茂原の右サイドからの突破があるものの,ラストパスの精度が低く,ゴールにつながりません。もどかしい攻撃が続いていた時,CKからのこぼれ球を拾った望月からカズめがけてピンポイントのセンタリング。カズは,難なくこれを決めて,勝ち越しです。まるで,先週の日本vsオーストラリアの森島・柳沢の得点シーンのようです。どんな時も,相手のペナルティーエリア付近まで上がって精力的に動き回る望月のゴールといってもいいでしょう。
逆転された名古屋Gですが,あいかわらず,攻撃が単発です。これではゴールは割れません。しかも,DFの西沢がこの日2枚目のイエローカードで退場。もはや,勝ち目はありません。PIXYがいれば,一人でもゴールを狙ってきそうですが,そこまでの力のある選手はいません。新加入のマルセロもあまり目立ちません。でも,V神戸は,最後の最後で失点,延長戦ということが過去に幾度となくあったので,気が気ではありません。相手は1人少ないのですから,こんな時にこそ,大量得点を狙ってほしいものです。
結局,2-1で勝利。前節に続いての逆転です。以前なら,先制点を取られると,ズルズルと負けてしまうことが多かったのですが,2試合連続の逆転とはスバラシイ!2ndステージは,ひょっとするとひょっとするかもね。そんな期待の持てる試合内容です。しかし,先行されるというのは,疲れるものです。やはり,先制点を取り,楽に試合を進めてもらいたいものです。次節は,王者J磐田です。1stステージの最終試合では,ドローに終わったのですが,今度はアウェーですが,ぜひ勝点をとってほしいものです。
2ndステージ開幕から連勝。ただ今2位です。このJ磐田戦に勝てば,チーム初の首位です。ホームでないのが残念ですが,TV放送があるだけマシというものです。これも,対戦相手がJ磐田だからでしょう。Jリーグ発足時は,TV放送は特定のチームに偏らないように配慮するということでしたが,今はどうでしょう。
V神戸は,ボランチの望月がケガで欠場です。吉村が代わりに入り,右サイドは茂原です。中盤でのボールキープがうまいJ磐田が相手なので,中盤のでチェックが重要です。若い茂原には,スピードのあるサイド突破を期待したいものです。前節,ケガで欠場したワッタンは,今日は出場の機会があるのでしょうか。対するJ磐田は,前節,G大阪に競り負け。2ndステージは,いきなりの黒星スタートです。名波もイマイチということなので,つけいるスキはあるかもね。J磐田からの初勝利をもぎとり,待望のチーム初の首位に花を添えてほしいものです。
試合が始まり,V神戸が中盤で素早くチェックを入れています。J磐田は,立ち上がりということもあり,パスが回りません。期待の持てる立ち上がりです。が,シュートまでに行きません。ペナルティーエリア付近まではボールを持てるのですが,それより中には入れません。くやしいことに,J磐田のDF陣は余裕を持って対応しています。
やっぱり,チーム力の差,個人の能力の差でしょうか。しだいに,中盤を制圧され,ボールをキープすることが難しくなってきました。この試合初の松尾のシュートも力なく,攻め手が見つかりません。J磐田は,ゴールこそできませんが,サイドから,中央からと,多彩な攻撃を仕掛けてきます。V神戸は,シジクレイと土屋を中心として堅い守備をほこっていますが,それでもこれだけ攻められっぱなしでは,失点は時間の問題でしょう。
ところが,ロスタイムに入り,0:0で前半を終える雰囲気です。なかなかやるねぇと思った矢先に,シジクレイがゴンを倒してPK。ウ〜ン,せっかくここまで無失点で押えてきたのに…。なんだか,こんな時にPKをとられてしまうなんて,試合運びがヘタ。逆にいえば,J磐田の試合運びがウマイということなのでしょう。
前半を0:1で終え,後半の反撃を期待したいところですが,後半が始まってもJ磐田が試合を支配しています。それでも,最後の最後で,シジクレイと土屋を中心としたDF陣のがんばりで何とか1失点のまま。しだいに,J磐田の動きが悪くなり,V神戸が中盤でボールを持てるようになりました。しかし,中盤でボールを持てても,ゴール前に行けません。早めに放り込んでも,ゴール前にはカズ一人だけです。ワッタンの出場で,一発勝負をかけますが,J磐田DF陣にうまく押えられてしまい,シュートすら打てません。敗戦濃厚の終了間際。今度は,流れの中からゴンに決められてしまいました。これでは逆です。追いつかなければならないのに,突き放されるとは。これでギブアップです。
今日の試合は,誰が悪い,誰がいいというわけではなく,チームとしての総合力に差がありすぎます。同じJ1のチームとは思えません。もちろん,個々の技術の差もありますが,それだけではありません。スピードに乗ったパス回しと,大きな展開。それらが相まって,J磐田の試合が展開されています。V神戸にもマネしてほしいものです。次節は,復調しつつある鹿島Aです。これまた,厳しい試合になりそうです。勝点を1点でも取ってほしいものです。
2週間ぶりのJリーグです。その間に,浦和Rの岡野のV神戸へのレンタル移籍が決まり,J磐田からは佐伯が加入です。佐伯はどんな選手か知りませんが,岡野は俊足で有名です。フランスW杯の時の日本代表で,アジア最終予選で予選突破を決めるVゴールを決めた選手として有名です。ですが,最近は試合の出場機会に恵まれず,忘れられた存在になりかけていました。その岡野がなぜか,V神戸に来ました。フロントは,何を考えているのでしょう。チームの若い選手を伸ばすことより,目先の結果を求めているのでしょうか。V神戸のことを「川勝再生工場」という人もいますが,これほどの「過去」の選手を集めると,「Jリーグ博物館」の方がいい感じです。
システムは,1stステージの途中から4バックを採用。吉村が右DFに,菅原が左DFに。両サイドは,茂原とワッタンです。最近は,ワッタンがMFで出場することが多くなっています。でも,ワッタンの持ち味を生かすのは,やっぱりゴール前でしょう。このシステムには,チョット?です。対する鹿島Aは,けが人が復帰し,若手も元気で,1stステージの不振から脱しているようです。これはチョット困る〜!
試合は,鹿島Aのペースで始まりました。J磐田のような,華麗なパス回しはありませんが,V神戸DFの裏をつくパスと動き。両サイドからの攻撃も積極的です。と,早速,コーナーキックからルーズボールを拾われ,小笠原がループ気味にシュート!左ポストに当たり,ゴールイン!あっけない失点に声も出ません。早い時間での失点に,この先が思いやられます。
時おり,V神戸の攻めがありますが,攻めの形になりません。それでも,なんとかシュートするものの,GKの正面にしか飛びません。枠に飛ぶようになっただけでもマシですが,もっとコースを狙って欲しいと,欲が出てしまいます。あいかわらず,鹿島Aのペースで試合が進み,今度はペナルティーエリアの右外からのFKです。ビスマルクが蹴ったボールは,鈴木に頭にドンピシャ。FKの見本のようなシーンです。この2点目で,まわりはすっかり敗戦モード。せめて1点でもというのが,V神戸ファンの正直な願いだったでしょう。
ところが,後半に入ると,鹿島Aの動きがあまりよくありません。余裕を持って,ゲームを流しているのかと思っていたのですが,足が止まってしまっているのです。攻めるのは,前の4人ほど。あとは,守りに入っています。こうなると,V神戸がボールを支配する場面が増えてきました。半ばには,松尾に代えて新加入の佐伯の登場です。この日の松尾は,ボランチということもあってか,あまり攻めに加わらず,チョット物足りない。やっぱり,松尾は左サイドでしょう。新加入の佐伯ですが,望月同様,積極的にボールに絡み,いい動きをしています。と,左サイドからダニエルのセンターリングに,ワッタンのボレーが炸裂!ナイスゴール!この日は,菅原も積極的に攻撃に参加し,左サイドからの攻撃が冴えています。逆に,鹿島Aの名良橋の上がりも積極的です。左サイドの攻め合いって感じです。
1点が入り,俄然,目の色が変わったV神戸のイレブンは,攻め続けています。ワッタンのスローインも,強力な武器です。ワッタンのスローインを評価していたカズは,ワッタンのスローインの時は必ず反応しています。ハーフライン付近からのスローインにも,必ず反応しています。さすが,カズです。と,周りに鹿島AのDFがあまりいません。と言うよりも,鹿島AのDFがふつうのスローインと思って,DFラインを上げたままにしていたのでしょう。鹿島AのDFラインの裏に走りこんだカズに,ワッタンの超ロングスローが入り,カズが折り返します。ゴール前で待ち構えていた薮田が,ごっつぁんゴールです。ワッタンのスローインのすごさを忘れていた鹿島Aのミスです。ワッタンをなめたらアカンでぇ。ワッタンのスローインは,世界一なんだからね。
V神戸が同点に追いつき,ユニバ―競技場は,俄然,盛り上がります。もちろん,ペースはV神戸です。が,結局,延長に突入。延長でも,主導権はV神戸が握っています。時おり,鹿島Aの攻撃がありますが,バーモント平瀬と本山では,攻め切れません。延長も後半へ。引き分けの雰囲気が漂い始めた時,V神戸のペナルティエリア付近で鹿島AのFKです。ゴール前に上げず,横の本田に流し,本田から右サイドの本山へ。一瞬,V神戸のDF陣の足が止まった瞬間です。本山のシュートは,V神戸のゴール右隅に決まってしまいました。あ〜あ!延長でVゴール負けなんて!
やはり,自分たちのペースの時にきっちりとゴールを決めなきゃあ。それに対して,鹿島Aは,ワンチャンスをしっかりモノにしてしまいます。しっかり守って,自分たちの攻めのパターンで決める。これが,強いチームってことなんでしょうか。それでも,鹿島A相手にここまで戦えたということは,V神戸のチーム力が上がってきたということかもしれません。J磐田,鹿島Aと実力上位のチームに当たり,これからは勝点があげることができるチームとの対戦が多くなります。こんな時に,きっちり勝点を上げることが大切です。取りこぼしをしているかぎり,上位進出はありえません。きっちり結果を出してほしいものです。
最近,浦和Rの野人岡野の加入で新聞記事にもなったV神戸ですが,試合結果はパッとしません。鹿島Aには,延長Vゴール負け。前節のA福岡戦も試合を支配しながら,しかも10人になったA福岡相手に引き分け。どうも,決定力に難ありです。岡野の加入で,攻撃にアクセントができるはずでしたが,それも時間不足でコンビネーションがイマイチのようです。しかも,ゴール前で勝負するタイプのワッタンはMFに定着気味です。カズの1トップにワッタン,ダニエル,野人が絡んで攻撃を組み立てるということのようですが。
今節の対戦相手の柏Rは,中心選手の韓国トリオがケガと出場停止で試合には出ることができません。ということは,中心無しの柏Rです。これはもう,勝つしかないでしょう。しかも,久しぶりの90分勝ちで勝点3をゲットだぜィ。これで勝てなきゃあ,どこのチームからも勝点3はもらえません。
試合開始早々,いきなりのビッグチャンス!ダニエルのスルーパスにワッタンが抜け出し,柏RのGK南と1対1。が,悲しいことに足技のないワッタンはボールコントロールのミスでシュートすら打てず。大歓声の後には深いため息だけがユニバ―競技場に響きます。その後もV神戸ペースで試合は進みますが,シュートが決まりません。惜しいシュートはありますが,なかなか枠に飛びません。
中盤での柏Rのプレスが弱い上にパスミスが多いので,V神戸は自由にボールが持てます。新加入の佐伯も積極的にボールに絡み,読みのいいパスカットもしています。こんないい選手がJ磐田では,1試合も試合に出ることができなかったというのですから,J磐田のレベルにはオドロキです。望月の穴をすっかり埋めています。ただ,最近のサントスはミスが多く,夏バテ気味でしょうか。日本代表候補に初選出された土屋とシジクレイのセンターバックは健在です。この試合は絶対に勝点3をゲットしなければいけません。が,なかなかゴールが決まりません。
そうこうするうちに,柏Rの攻撃が多くなった時,右サイドから上がったボールに柏RのJ初出場の町田が合わせ,ゴ〜ル!なんのこっちゃ?!あれだけ押して,逆に失点かいなぁ。しかも,ゴール前で町田をフリーにしては,いけません。
後半が開始。あいかわらず引き気味の柏Rです。DFには5人も入っています。後半のいきなりのビッグチャンスもV神戸です。CKからのシジクレイのヘッドにサントスのシュート。カズが押し込んだのですが,そのカズのオフサイドでノーゴール。一瞬沸き立ったユニバ―競技場は,…。その後も試合はV神戸のペースです。ダニエルの惜しいシュートもありますが,柏RGKの南の左手1本に防がれてしまいました。なかなかゴールをあげることができないV神戸に,観客のイライラはつのります。これだけ試合を支配しているのなら,DFを3人にして,岡野をトップに上げ,吉村を右サイドにあげてもいいんじゃないかな。ワッタンは調子が悪そうなので,薮田と交代とか。
後半30分。柏RDFの裏に出た佐伯のやわらかいボールに野人岡野の突進です。DFを振り切り,シュート。ボールはファーポストに当たり,ゴールイン!待望のゴールです。久々のゴールに沸くV神戸ですが,勝ち越したわけではありません。同点ゴールです。勝つにはもう1点必要です。岡野のゴールで勢いづいたV神戸が一気に勝ち越しゴールを決めるかと思われるものの,攻撃にスピードがありません。ワンタッチパスで柏RDFを崩すことなく,あいかわらず後ろを向いたプレーが多いので,攻撃に迫力がありません。これなら,柏Rだって守りやすいでしょう。ボールを支配しているだけに,攻撃に工夫がほしいものです。
結局,3試合連続の延長戦に突入。延長に入ると,柏Rがスピードに乗った攻撃が始まりました。ちょっとヤバイ。鹿島A戦の悪夢がよみがえってきます。お互いにDFラインが下がり,中盤のない攻め合いです。カウンター攻撃を決めたいところですが,サポートが遅いのでペナルティエリア付近でボールを回すだけ。これではゴールの決まりようがありません。V神戸も柏Rも,お互いに引き分けを狙っているのでしょうか。結局,1:1のまま延長を終了。
これで3試合連続の延長戦。2試合連続の引き分け。決定力不足にもほどあるっちゅうネン!ネックはカズでしょう。岡野とワッタンの2トップに3バック。ボランチに佐伯と望月,両サイドには吉村(茂原)と薮田(松尾)。トップ下にはダニエル。これでどう?ただ,今のV神戸は,ワッタンのロングスロー,岡野の快速,シジクレイのヘッドという“見世物”はあるものの,それらが有機的につながっていないのが悲しい。岡野に対しては,中田のようなスルーパスを出せる選手が欲しい。その役を担うのが,ダニエルでしょう。ただ,佐伯のパスセンスも捨てがたいものがあります。次節のC札幌戦は,スカッと勝ってほしいものです。
3試合連続延長,2試合連続引き分けの結果,今や底が見え始めたV神戸です。またもや,今年もデビルゾーン付近で残留争いに参加をするのでしょうか。今日の対戦相手のC札幌は,V神戸の上を行く4試合延長戦を記録し,同じく「残留争い友の会」の一員です。あまり仲良くなりたくない友です。
C札幌の攻撃は,ウィル頼みです。が,そのウィルをとめるのが難題です。とにかくスピードがあります。高さには,シジクレイがいるので,十分対応できるのですが,スピードで崩されることが多いV神戸のDF陣です。一方,C札幌の守備はさほど堅くないので,何点かは取れるでしょう。今日のポイントは,ウィル対V神戸DF陣です。
今日もC札幌のホーム厚別陸上競技場は,C札幌のサポーターで真っ赤です。試合開始4分,岡野がドリブルからカズのスルーパスに反応,C札幌のDFラインを抜け出し,GKをかわしてゴ〜ル!この数試合,カウンター攻撃の形を作れなかったV神戸ですが,見事なカウンター攻撃が決まりました。さすが元日本代表コンビです。その後もV神戸のリズムで攻撃が繰り返されます。いつものようにペナルティエリア付近でもたもたせず,早いボール回しでシュートに結び付けているのがイイ。が,13分,C札幌のDFからのロングボール1本で抜け出したウィルのループシュートは,ワンバウンドしてクロスバーに当たり,辛うじてノーゴールに。やれやれ,1本のロングボールで崩されてしまうなんて。しかし,このウィルのシュートを境に,C札幌が攻勢に転じます。特に,左からの和波のスピードのある攻撃は,単純ながらもキレがあります。
C札幌の攻めは,ウィルを中心に播戸,山瀬が動き回り,チャンスメイクをしています。もちろん,両サイドからの攻撃もスピードがあり,V神戸は防戦一方です。時おり前線に放り込むロングボールも,簡単にC札幌DF陣にさばかれてしまいます。29分,ウィルの動きを止めようとした吉村がひっかけ,痛恨のPK。ウィルのダイブと思われるようなプレーでしたが,V神戸の抗議は覆るはずもありません。ウィルが簡単にゴール右に決め,1:1の同点です。C札幌の攻勢が続いているだけに,このゴールはV神戸にとって致命的です。
が,その5分後,ダニエルのボールキープから左の菅原のクロス!決定的な場面ですが,シュートできず。試合開始直後には,岡野にいいボールが出ていたのですが,この頃になるとほとんど出ません。左のワッタンにいたっては,ほとんど存在感無し。たまにボールが渡っても,プレーに時間がかかりチャンスにはなりません。前半終了直前には,サントスが望月と交代。ケガなのでしょうか。
後半開始。今度は,V神戸が風下です。不調のワッタンに代わって薮田が出ています。ワッタンは,ケガが完治していないのかもしれませんが,ここ数試合,プレーに自信がないようです。久々の出場の望月は,積極的にボールに絡んでいきます。しかし,しだいにV神戸の中盤が伸びだし,プレスが弱くなってきました。ペナルティーエリアの外でウィル,山瀬のパス交換から山瀬の豪快なミドルシュートが決まり,C札幌が2点目。そして,その5分後,今度はカウンターからウィルに押し込まれ3点目。C札幌の攻勢が続くこの試合で2点差は致命的です。
こうなれば,無理にでも攻めなければならないV神戸です。が,3分後にはウィル,播戸のスピードのある2トップでいとも簡単に4点目です。V神戸は,吉村に代わって山口ですが,ひいて守るC札幌DFにシュートすら打てません。C札幌はしっかり守って,カウンターの一発狙いです。そのカウンター攻撃が決まってしまうところが,クヤシイ!播戸とウィルの2トップに振り回され,C札幌の5点目。これでウィルはハットトリックです。37分には,CKから松尾のヘッドが決まりましたが,焼け石に水です。決めた松尾には笑顔がありません。大差のくやしさがにじみ出ています。なんとも情けない試合展開です。
この後も時おり放つC札幌のカウンターアタックにたじたじ。結局,ひいて守るC札幌を崩せず,2:5の大敗。1点を先制してからはウィルを意識しすぎたのかいけなかったのでしょうか。ウィルに点をとられるのは仕方がないとして,それ以上に点をとる,ノーガードの打ち合いを挑んだ方が勝ち目はあったかもしれません。これで,V神戸は負けが先行してしまいました。いよいよガケっぷち近しです。これからは,勝てる相手には取りこぼさない堅実な試合をしてほしいものです。
前節の大敗。しかも,V神戸と同じ「残留争い仲間」のC札幌の2トップのスピードに振り回され,DF陣がズタズタ。これでは,今日の清水S戦が思いやられます。清水Sには,市川とアレックスの両サイドに加え,高さのバロンとテクニシャンの澤登も健在です。日本代表の戸田と伊東,森岡は欧州遠征もなんのそのです。1stステージでは,シュート1本に押さえ込まれたV神戸にとっては,ツライ相手です。
ところが,前半は2:2のタイで終了。清水Sには,先手先手とゴールを許してしまいましたが,2度とも追いついています。しかし,その2ゴールは,どちらもセットプレーからです。1点目は,ワッタンのロングスローからゴール前の混戦に持ち込み,鈴木が押し込んだものです。2点目は,ダニエルの右CKを土屋?カズとヘッドでつなぎ,バーで跳ね返ったところをワッタンが押し込んだものです。清水Sは,V神戸ゴール中央のアレックスからフリーのバロンに出たパスを確実に決めたり,アレックスの絶妙の浮き球処理でV神戸DFがかわされてゴ〜ル!どちらもアレックスがらみのゴ〜ルです。この日のアレックスは,縦へのスピードあふれる突破は少なかったものの,中に入ってくることが多く,それも脅威です。それでも,決定力不足のV神戸が2点をとったので,後半に希望が持てます。
後半も清水Sが押し気味です。が,いきなりの菅原のOG!クロスをクリアーしようとしたものの,その足に当たってゴール。なんとも言いようのない清水Sの勝ち越し点です。ところが,さらに追い撃ちをかけるように,再び菅原のOG!今度はヘッドでクリアーしようとしたものの,上に上がらずゴール。最初のOGから10分もたたないうちに,2度目のOGではダメージが大きすぎます。ただでさえ,なかなか点のとれないV神戸です。この2点は大きい。ところが,気落ちしたV神戸にバロンがだめ押しゴ〜ル!先ほどのゴールから5分もたっていません。たて続きの3失点に,どうすることもできません。
しかし,ここで川勝監督は思い切った策に出ました。DFの土屋を右サイドに上げたのです。土屋の速さと強さを攻撃に生かそうというのでしょう。DF陣が手薄になりますが,攻めるしかないのが今の状況です。土屋が盛んにボールを追いかけ,再度攻撃を仕掛けます。と,右サイドを駆け上がった土屋が,清水SのDFをかわし,シュート!ボールは,戸田の足に当たり,ゴ〜ル!OGのようですが,公式記録は土屋の得点です。土屋の右サイドが早速生きてきました。
ところが,これに気をよくしたのか,土屋をさらに上げて,ワッタン,カズとの3トップにしました。これにはビックリ。新しいV神戸の攻撃が見られそうで,もう1ゴールが期待できそうです。ところが,世の中はそんなに甘くはありません。交代したばかりの横山に,カウンター攻撃を決められ,6失点目です。
結局,3:6の大敗。前節の2:5といい,失点の多いのが気になります。高さには強いDF陣ですが,スピードについていけない場面がよくあります。心配されたことではあるのですが,スピードへの対応が今後の課題です。おそらく,これから対戦する相手は,高さを捨てて,スピードでせめて来るでしょう。個人のスピードと組織的な動きのスピード,それらを止めるには,パスの出所を止めるしかないのかなぁ。次節は,G大阪とアウェーで対戦です。次々節は,好調のJ市原です。昨年までは,V神戸とともに「残留仲間」だったJ市原ですが,今年は違います。1stステージを上位で終え,2ndステージも上位につけています。コンスタントに勝点を稼いでいます。これまた強敵です。何とか勝点を!
引き分けをはさんで,目下5連敗中のV神戸。しかも,負け方が悪い。延長Vゴール負け,大差でボロ負ける,2点差をひっくり返されて負ける。負けるのに,いい負け方なんてないでしょうが,それでもあんまりです。もう,永遠に勝てないような気すらしてしまいます。しかも,今日の対戦相手は,1stステージから上位をキープしているJ市原です。昨年までの残留争いをしていた仲間とは思えない強さです。2ndステージも,現在3位。J磐田と鹿島Aの2強の優勝争いにも加わろうかという勢いです。過去の対戦成績は,V神戸の7勝2敗と,V神戸が勝ち越している数少ないチームのひとつです。しかし,今年の市原は違います。実際,1stステージで対戦した時は,1:4でJ市原の圧勝でした。これだと,今日の試合は6連敗に連敗記録を伸ばすだけ?
V神戸のスタメンは,トップ下のダニエルに代えて望月。カズと岡野の2トップ。DFは3バックとして,吉村と薮田の両サイド。サントスと佐伯がボランチです。これを見ただけで,今日はちょっと期待がもてます。岡野のトップと望月のトップ下,吉村のサイド,これを試して欲しかったからです。ただ,欲を言えば,後半からはカズに代えてワッタン,サントスに代えて松尾の出番が欲しい。対するJ市原は,ほぼベストメンバーです。崔龍洙も元気そうです。でも,この崔龍洙を止めれば,J市原の攻撃力は半減するでしょう。V神戸DF陣は,高さでは負けないでしょうが,スピードに弱いのが気になります。しかも,やっかいなことに,安部勇樹は日本代表になり,ますます元気そうです。
試合開始。ところが,両チームともどことなく動きが悪い。攻めるでもなく,守るでもなく。今日は,1点勝負の凡戦になるかと思われたほどです。試合開始15分。右CKから,シジクレイのヘッドで折り返し,ゴール前いにいた土屋が押し込み,ゴ〜ル!あっさりとゴールが決まりました。
1点を先制されたJ市原が攻め始めました。対するV神戸DFラインは下がり気味で,5人がDFラインに並んでしまっています。これはちょっとヤバイ!最近,勝ちに見はなされているV神戸としては,先生の1点を大事にしたところでしょうが,それでは攻められっぱなしです。ところが,猛攻を仕掛けるはずのJ市原は,まだ動きが遅く,攻めに迫力がありません。ゴールを決められる心配はありません。攻撃のポイントの崔龍洙を土屋とシジクレイがしっかりと抑えています。中盤では,望月と佐伯がボールに積極的に絡んで,自由にパスを出させていません。これでは,いくら攻められても怖くはありません。それどころか,トップの岡野を使って,カウンター一発勝負が決まりそうです。攻められながらも,そんな期待すら抱かせるほど,今日のV神戸の守りは安定しています。3連敗の教訓が生きているのでしょうか。
ところが,前半終了間際,ボクの期待通りの展開がありました。センターサークル付近でボールを持った望月が,すぐに岡野を見てパス。すでに望月に反応していた岡野は,中西を振り切り,シュート!ボールは,J市原ゴールの右隅に。これだよ,これ!岡野のスピードを生かすには,右サイドに限定するのではなく,トップで右左に動き回れるようにする方がいいはずです。そして,望月や佐伯が,その岡野に効果的なスルーパスを出す。今のところ,岡野に合うのは,この2人だけのようです。
2点目を前半終了間際に入れ,理想的な展開で前半を終えたV神戸ですが,問題は後半です。目下リーグ3位のJ市原がこのまま終わってくれるような気がしません。いつものように?猛攻にさらされてしまうのでしょうか。ところが,後半が始まっても,以前,J市原の動きは悪いままです。崔龍洙なんて,ボールすら触れず,失業状態です。前半,1点目を入れた直後に下がり気味になったV神戸のDFラインも上がり,中盤ではあいかわらず望月と佐伯が豊富な運動量で,J市原に自由にボールを持たせていません。前半の2点だけでも勝てそうな気がします。こんなに落ち着いて試合を見ることができるのは,初めてかもしれません。
後半15分,左サイドを駆け上がった土屋に望月からパス。土屋のセンターリングは,ゴール前で待ち構える吉村にドンピシャ!絵に描いたようなゴールシーンで,3点目。今日のJ市原には,この3点目は,ダメ押しって感じです。それにしても,今日の3ゴールは,どれもきれいなゴールです。1点目は,CKをヘッドで折り返し,それを押し込む。2点目は,スルーパスから抜け出してのゴール。3点目は,サイドからの正確なセンターリングをヘッドで決める。これぞ,ゴールシーン!です。
3点をリードされたJ市原は,林と三上を投入して,反撃に出ました。スピードのある林はやっかいですが,中盤で自由にボールをもてないJ市原は,その林に効果的なパスを出すことすらできません。結局,林も崔龍洙も存在感すらなく,試合終了。この日のJ市原は,優勝戦線に加わろうかというチームとは程遠い戦い方で完敗。水曜日の柏R戦で消耗しきっていたのかもしれません。
これで,V神戸は,2ヶ月ぶりの勝利です。いつもこんなサッカーができれば,上位進出も夢ではないはずです。しかし,好不調の波が大きいのが難。もしかすると,J2降格の危機にさらされないと,モチベーションが高まらないのでしょうか。J1残留が目的のチームなんて,チョット悲しすぎます。今日のように,上位のチームにも快勝できるのですから,チームの潜在能力は高いはずです。ということは,監督が問題?かもね。
Jリーグはいよいよ終盤戦に入り,優勝争いとともに激しさを増しているのが,J1残留争いです。わがV神戸は,例年,残留争いの常連として活躍?しているのですが,今年はチョット違います。年間勝点では,10位となり,残留は決定していませんが,ほぼ残留できそうです。残留決定に喜んでしまいそうですが,考えてみれば,J1残留が目的のチームなんて,そんなのプロ?今日,対戦する東京Vは,その残留争いの真っ只中。J2降格の2番手です。降格決定は,セレッソ大阪です。関西のチームからJ2降格がでるのは,残念です。
試合開始。序盤は,V神戸の攻勢が続きます。が,東京Vのペナルティーエリア付近でもたもた。何とも頼りのない攻撃です。トップ下の望月は,動き回っていますが,岡野への効果的なパスが出ません。今日の両サイドは,茂原と山口です。いつもは右サイドの吉村は,累積警告で出場停止です。茂原もそれなりによく動いていますが,まだ吉村ほどの働きはできていません。左サイドの山口は,ボールを持ち過ぎの傾向があり,攻めにスピードがのりません。対する東京Vは,エジムンドとマルキーニョスの2トップ頼みの攻撃です。単純ですが,目標がハッキリしている分,攻めやすいようです。と,V神戸ゴール前で茂原がハンドの反則。PKです。エジムンドがあっさり決めてしまい,東京Vの先制です。あっけない先制点に,観客は沈黙です。
交通事故のようなPKでしたが,1点に変わりはありません。なんだかイヤな予感です。その後も,決定的な場面はなく,攻めきれずなかなかゴールが上げられません。東京Vの方は,エジムンドが中盤まで下がったり,右サイドの西田の積極的な上がりがあったりと,残留のかかったチームらしく積極的に攻めてきます。特に右サイドの西田からクロスを小倉がヘッド,GKのセーブしたゴールをマルキーニョスがシュート。土屋がなんとかクリア。決定的な場面です。ここで2点目が入っていれば,もうこの試合は決まったようなものだったでしょう。
前半40分。右サイドの茂原からの低いクロスに岡野がシュート。東京VのGK菊地に当たり,そのボールを途中出場のダニエルが押し込み,待望のゴールです。それまでは,東京VのCB中澤がいるので,高いボールはことごとく跳ね返されていたので,早く低いボールが有効なのでしょう。どうにかこうにか,同点で前半を終了。
試合前から降り続いていた雨は,さらに強くなり,寒さも加わってきました。雨でボールが滑るので,ボール扱いが難しそうです。中盤でのパスミスが多く見られます。東京Vは,早目に選手交代をしています。ケガの三浦淳を投入。果敢に攻めてきます。カウンター攻撃から桜井にゴールを決められ1:2。なんちゅうこっちゃ!エジムンドに引っ張られて,後ろから来た桜井にフリーで決められるなんて!これもエジムンド効果でしょうか。またもや,先行されたV神戸ですが,攻め手を欠きます。グラウンドコンディションが悪いこともあるでしょうが,パスがダイレクトにまわりません。一回,一回,ボールを持つので,相手DFに余裕をあたえ,攻撃にもスピードがありません。なんだか,このまま試合が終わってしまいそうです。時間は刻一刻と過ぎていきます。
東京Vの三浦淳のFKが,バーをたたき,またもや命拾い。1:2のまま試合終了かと思われた44分,ダニエル,佐伯と渡ったボールが,ゴール前で待っていたカズに渡り,ごっつぁんゴール。なんとか,同点に追いつきました。結局,2:2のまま延長戦へ。延長戦でも,一進一退の攻防が続きますが,雨中のゲームに,体力のしょうものは相当激しいものでしょうが,それでもなんとか勝点2を目指して,ゴールを決めてほしいものです。しかし,攻めても点を取れず。そしてついにタイムアップのホイッスル。
今日の試合は,負けていてもおかしくない内容です。2:2で引き分けただけでも,ラッキーです。でも,試合後に「この勝点1は,勝ちに等しい」なんてコメントを言っているようでは,上位は望めません。最終節の神戸ウイングスタジアムで,こんなお寒い試合をしているようでは,満員の観客に見放されてしまいそうです。J市原戦のような試合運びを思い出してほしいものです。
2ndステージ終盤になると,決まって残留争いに加わっているのが,V神戸です。毎年,毎年,最後の最後まで残留をかけて戦っています。今年は前節までは,少し余裕があったのですが,敗戦につぐ敗戦で,一気に残留争いに登場です。あれだけ余裕がありながら,勝点をまったくのばすことができないなんて,このチームはどう見てもヘンです。そのヘンなチームも,今節は,J2降格の決まったC大阪なので,先制点さえ取れば,あとはモチベーションのないチーム相手に楽勝でしょう。今節は,C大阪のホームである大阪市長居競技場で観戦です。
J2降格が決まっても,1万5000人ほどの観客が集まるのですから,C大阪の人気はたいしたものです。ところが,サポーター自体の数は,V神戸とさほど変わりません。以前,C大阪の試合を見たときよりも,サポーターの元気がありません。やはり,J2降格の影響でしょうか。それにしても,長居競技場はきれいです。電光掲示板とカラーの大画面があり,得点シーンなどを再現できるようになっています。もちろん,芝生の状態もきれいです。こんな競技場で試合ができるなんて,C大阪は恵まれています。ただ,J2になっても,この会場を使うのでしょうか。
試合は,いきなりのカズのロングシュートで,V神戸が先制。その後もV神戸の優勢が続きます。時おり見せるC大阪のカウンター攻撃は,さほどスピードもなく,迫力に欠けます。これでは,J2降格になってもしかたがないと思えるほどです。
ところが,この優勢は長くは続きません。V神戸のMF山口が2枚目のイエローカードをもらい,退場。審判の判定にブーイングが起こりますが,それより何より,そんなときに2枚目をもらうようなファールを犯した山口が問題です。多少攻められてもゴールを決められるような雰囲気のない中で,C大阪のカウンター攻撃に慌ててファールで止めるとは。山口ほどの選手でも試合の流れを読めないのかなぁ。情けない。
前半は,それでもなんとか0点に抑え,1:0で終了。ところが,後半になると,C大阪の一方的な攻勢です。右に左にボールを回し,スピードに乗った攻撃は,J2降格チームのそれではありません。1人少ないといっても,どちらがJ1かわかりません。そして,ゴールを割られてしまい,1:1に。大柴の放ったシュートは,シジクレイに当たってコースが変わるという不運もありましたが,とにかく1点です。もうこれで,守り勝ちはありませんが。攻めるしかないV神戸ですが,勢いづいたC大阪の攻撃になす術がありません。
C大阪は,攻勢が続く中での選手交代ですが,この選手交代が見事的中。変わったばかりの工藤が,森島の1・2を受け,ファインゴール。もうこうなると,V神戸に勝機はまったくありません。ボクシングならタオルを投げ入れるところでしょう。5分後には,望月のハンドでPK。ハンドを犯した望月は退場です。これで2人目の退場です。9人で戦わなければならなくなってしまいました。当然,勝てるわけもなく,そのままタイムアップ。
なんやねん!今日の試合は!これでもサッカーか〜!これでもプロか〜!試合を自らぶっ潰し,しらけさせたV神戸の責任は重大です。こんな試合をやっているようでは,Jリーグ全体のレベルが落ちるだけでなく,観客も離れてしまうでしょう。それとも,よほど残留争いの真っ只中に入りたいのでしょうか。いつになったら,こんな情けないチームから脱却できるのでしょう。ふつうのチームなら,監督が変わるはずなんやけどなぁ。
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今日は,2001Jリーグの最終節。その上,V神戸にとっては,神戸ウイングスタジアムの柿落としとなる試合です。ここ数試合,なんとも情けない試合をし続けているV神戸ですが,4万人の観客の前では,そんな情けない試合をするわけにはいかないでしょう。今度は…,今日は…,という言葉だけなら,誰でも言えます。結果を出さなきゃあ,プロじゃない!
会場の神戸ウイングスタジアムは,兵庫駅から徒歩20分。地下鉄海岸線では,御崎公園駅から徒歩10分。交通機関は便利ですが,車はちょっと?です。2002W杯の会場ということもあって,さすがに大きな競技場です。ふだんのホームである神戸ユニバ―競技場と大違いです。雰囲気は,長居競技場に近い感じです。周辺は,まだまだ整備途上ですが,ピッチと客席は,すっかりW杯本番並みに整っています。W杯が終われば,トレセンやレストランなどができ,市民が自らスポーツを楽しめるスタジアムになるということです。ちなみに,2003年からは,V神戸のホームとなるとのこと。観客席は,2時間ほど前から埋まり,ボクが行った1時間半前には,真ん中はほとんど空き席がないほどです。柿落としということもあるのでしょうが,こんなに人が集まった試合なんて,V神戸にとっては初めてのことでしょう。でも,それにしても,入口で,どうしてペットボトルのふたを取ってしまう必要があるのでしょうか。
さて,試合です。J1残留を決めているV神戸よりも,J1残留のかかった横浜FMの方がモチベーションは高いはずです。横浜FMは,絶対に負けるわけにはいきません。が,チームの柱の中村俊輔が累積カードで出場停止。小村もケガでダメ。ちょっと苦しい横浜FMです。それに対して,V神戸は,シジクレイとサントス,佐伯を欠き,これまた苦しいメンバー構成です。今日は,DFは吉村,土屋,北本の3バックです。ボランチに望月,菅原。両サイドは,薮田と森岡です。トップ下には,ダニエル。2トップは,カズと岡野です。神戸の壁シジクレイがいないだけに,守りが心配です。
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試合開始。どちらの支配率が高いというわけではなく,なんとなくボールが回っています。横浜FMとしては,悪くても引き分けが条件ですから,リスクをおかして攻めるよりも,まずは守って,カウンターであわよくば,というようです。V神戸は,4万人のサポーターの前では,守りに徹するわけにはいきません。ところが,試合開始15分ごろ。V神戸ゴール前で,横浜FMのFKです。いつもなら俊輔がけるところですが,俊輔のいない今日は誰がけるのでしょう。見ると,ドゥトラがけるようです。左利きのようなので,ちょとマズイかなぁと思っていると,バシュー!見事なシュートが,V神戸のゴール右上に決まってしまいました。これにはさすがの掛川も,触ることすらできなかったようです。見事な,クリーンシュートです。敵ながら,アッパレ!
1点をリードされたV神戸ですが,それなりに攻めてはいるものの,相手のペナルティーエリア付近でボールを回すだけで,決定的な場面に持ち込めません。シュートすらままならない状態です。2ndステージで,よく見かける場面ですが,いったい何が悪いのでしょう。球離れが遅い,判断が遅い,展開が小さい,スピードが無い,なんかとかならんもんかなぁ。いつものようにイライラがつのった時,右サイドの上がった吉村からのセンターリングが,横浜FMの選手に当たりゴール前へ。カズがうまく受けて,1タッチでDFをかわし,シュート。見事!4試合連続のゴールです。身体の使い方といい,トラップの仕方といい,見事です。さすがキングカズです。このカズのゴールで,満員のスタジアムは,大歓声です。大きな屋根があるだけに反響も倍増。これでV神戸に勢いが出てほしいのですが。
結局,1:1のまま,前半を終了。後半は,おたがいに選手交代をして,流れを変えたいようです。それでも,徐々に横浜FMのボール支配率が高くなり,V神戸のシュートが見られなくなってきました。両サイドを使って,スピードに乗って攻めてきますが,決定力に欠け,シュートが枠に飛びません。これでは,横浜FMは怖くはありません。しかし,V神戸は攻めることもできないですから困ったものです。これでホームの試合かいなぁ。
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横浜FMの波戸は,日本代表のときとは違って,ほとんど上がることはありません。松田は,後半の最後の方には中央突破をはかるなどして,積極的に攻撃参加をしていました。でも,ゲームを作っていた上野が,後半途中からあまりボールを触ることがなくなったので,攻撃が単調になったようです。でも,終盤での横浜FMの猛攻には,V神戸DF陣もあたふた。結局,猛攻をしのぎきって,延長戦へ。
なんとも,延長戦の好きなチームです。2001年では,30戦中12試合が延長戦突入です。しかも,Vゴール負けだと,疲労感は倍増です。なんで,こんなに延長戦が好きなのでしょう。でも,J1にはもう1チーム延長の好きなチームがあります。それはFC東京です。引き分けの数だけなら,V神戸の4を上回る5です。すごいチームです。
延長戦になると,横浜FMはしっかり守って引き分け,あわよくばゴールという意図が見えています。以前ほどに攻めあがらず,おたがいに守り合っている感じです。勝負としては,堅実なのでしょうが,見ているものにとってはおもしろくはありません。そして,タイムアップ。結局,V神戸は2ndステージ5回の目の引き分けです。ある意味では,今季のV神戸を象徴した試合でした。来季の巻き返しに期待です。