2001年J1 1stステージ VISSEL神戸観戦記


  

vsFC東京(3.17)

待ちに待ったJ1の開幕です。今週は2節で、V神戸はホーム初戦です。それにしても、今年のV神戸は,開幕前から報道陣が多く,注目のチームの一つのようです。それというのも,元日本代表のカズ・日本代表の望月・鉄人サントスらが加入したからでしょう。レギュラーの半分以上が替わってしまいそうな補強です。とりわけ,カズは日本代表から外れたとはいえ,依然注目度,人気ともに高く,今の注目度もカズによるところが多いでしょう。さらには,カズのおかげでしょうか,スポンサーからのオファーもあるとか。これもカズの人気でしょうか。

前節の開幕戦の横浜FM戦は,Vゴール勝ちと,勝点は少ないものの,チームの雰囲気がぐっと上昇気流に乗る勝ち方でホーム初戦です。この試合,カズは4万人の観客を望んでいるそうですが,実際は1万人ほどではないでしょうか。1万人たって,昨年の観客動員数から見れば,倍増です。まぁ,それぐらいは来てもらわなきゃあ,大型補強の価値がないでしょう。実際,この日は,雨模様にもかかわらず,1万人と健闘。昨年のように,雨になると5000人にすら達しない状態よりは,かなりマシです。やっぱり,これだけの観客が入ると,川勝監督に殴られなくても,選手の気合いも入るでしょう。

さて,そのカズですが,試合ではそれほど目立ったプレーはありません。FC東京が,しっかりカズをチェックしていたということもあるでしょうが,1対1の勝負ができず,際立ったスピードがあるわけでもありません。が,カズにはゴールゲッターともう一つの役目があります。それは,ピッチ上でのコーチングです。他の選手に対し,的確な指示が送れる。これこそが,豊かな経験を持ったカズを生かす方法です。実際,他の選手によると,試合中のカズの指示があるおかげで,ずいぶん落ち着いてプレーができるということです。とはいえ,この日のカズは1ゴールをあげ,ゴールゲッターとしての存在感を知らしめています。さすがです。

この日のピカ一は,CBのジジクレイです。J2の大分からの加入ですが,これがスゴイ!身長もありますが,横幅もあり,フィジカル面での強さが目立っています。スキンヘッドの風貌から,K1の選手を思わせます。ヘッディングは絶対に負けない。当たりにも負けない。CBにピッタリの選手です。昨年までの海本もヘッディングは強かったですが,シジクレイほどの力強さは感じられませんでした。海本の移籍はガッカリですが,戦力面ではその代わりをシジクレイは十分に果たしています。

そして,V神戸でただ一人の現役日本代表の望月。彼は,代表では右サイドをしていますが,この試合では,右のボランチといった感じでした。右サイドには吉村がいるので,それほど右に開かなくても真ん中のポジションでボールをさばけたようです。この望月は,守備はイマイチという評価があったのです,どうしてなかなか,時にはDFラインにまで下がってしっかり守っていました。もちろん,積極的に攻撃にも参加し,吉村とのコンビネーションもよかったでしょう。ところで,望月って,ボクサーの畑山とは親戚じゃないんですか?

もう一人のボランチ,清水Sから加入したサントスですが,あいかわらず,堅実な守備とアイデアあふれる攻撃の起点となっています。今年で40歳ということですが,年齢を感じさせない動きはさすがです。実は,昨シーズンオフにサントスが清水Sを辞めると知ったとき,V神戸に来てほしいと思ったものでした。彼の豊富な経験とプロ意識をV神戸の選手に叩き込んでほしいと思ったからです。昨年までのV神戸は,いい試合もするけれども,素人のような試合もする。プロとしての一色がないんじゃないかとさえ思われる時が,何試合かありました。そんなV神戸で,サントスがプロの手本として,周りに意識改革をもたらしてほしかったのです。今では,カズがいるので,カズがプロとしての意識を高めるために動いているようですが,サントスの生き方そのものがお手本になるんじゃないでしょうか。そんなサントスは,試合でも,中盤をしっかりチェックし,早目のフォローと広い視野。そしてその広い視野から前線に繰り出される鋭いパス。やっぱり,サントスはスバラシイ!

DFの要は,シジクレイです。堅い守備力は,2試合0失点が物語っています。ゴール前にどんと構え,FC東京の攻撃に壁のごとく立ちはだかっています。ヘッドの強い呂比須に対しても,絶対に負けていません。観客席の周りから,時間の経過とともに,シジクレイへの賞賛の声が大きくなってきました。昨年まではJ2でプレーしていたので,その存在すら薄かったシジクレイですが,こうして目の前で見ると,スゴイ!の一言です。しかも,シジクレイは守りだけではありません。一度だけ,ドリブルで上がった時などは,観客がどっと沸いたものです。頼もしい助っ人です。

今までの3人に対して,チョット?なのがダニエルです。トップ下に位置するダニエルですが,前線への鋭いスルーパスを出すわけでもなく,さりとて自分でゴール前に持ち込むほどの個人技があるわけでもなく,キープ力があるわけでもなく。ゲームメイクしている感じではありません。彼には,今後に期待しましょう。

DFの松尾は,昨年からスタメンで登場することが多いですが,今年も好調のようです。左から上がりクロスを上げるだけではなく,シュートも打てます。この試合もバー直撃のシュートが1本。実に頼もしい若手です。左の松尾に対するのが,右の吉村です。昨年は,DFに入ることも多かったのですが,彼の持ち味は攻撃です。右から上がり,クロスを上げる。そればかりか,ゴールも狙えるのが,彼の持ち味です。この試合でも,2本目は,FKからのこぼれ球を相手GKの頭上をループ気味に越え,カズにごっつぁんゴールのプレゼントです。これからも,吉村にはどんどん積極的に攻撃に参加してもらいたいものです。

昨年からいるメンバーの一人,土屋は,この日,1ゴール。CKからのボールをきれいに合わせて,ファインゴール。今年も,セットプレーからの得点に期待できそうです。それにしても,どうして土屋の背番号が17なのでしょう。ナゾです。

布部は,豊富な運動量で,広い範囲をカバーしています。ただ,カズとの2トップだと,高さが足りません。スペースに動くのは得意な二人ですが,高さとポストプレーに難があります。和多田の復帰が待たれます。

そして,この日のMVPは,なんといってもGKの掛川でしょう。FC東京の決定的なシュートを何回もファインセーブ。でなきゃあ,4〜5点はとられていたことでしょう。現在,武田がケガで療養中ということで,出場の機会に恵まれていますが,こんなにファインセーブの連発だと,武田を押しのけて,レギュラーの地位を確保しそうです。

昨年の崔勇成のあとには,横浜FMから加入の鈴木が入っています。あまり目立ったプレーはありませんでしたが,DFに入った吉村よりは堅実なようです。もちろん,昨年までの崔勇成には及びませんが。

新加入の選手たちの活躍により,今年のV神戸は大変身です。昨年までのロングボールに頼る攻撃がなくなり,パスをつなぐ攻撃が主になっています。でも,それなら,ペナルティーエリア付近では,ダイレクトにボールをつなぐといったスピードがなければ,そうそう相手のDFラインを突破できません。そんなところが気になってしまいました。この試合で2試合ながらも,順位は4位です。次節勝てば,首位も夢ではありません。昨年の1stステージもこんな時がありましたが,その時は負けてしまい,首位の夢ならず。次節のG大阪に勝って,待望の首位の座についてもらいたいものです。

ところで,今年はこれで十分戦えるでしょうが,この状態が何年も続くようには思えません。カズもサントスも,年齢が高いので,いつまでもというわけにはいかないでしょう。そうなった時のためにも,若手の育成が大切です。森,茂原,北本,難波,これらの若手をどう育てるかというのが課題でもあるでしょう。

vsG大阪(3.31)

今回でホーム2戦目。この試合に勝てば,首位の可能性があります。しかも,この試合の前売り券は1万5000枚ほど売れているそうです。今年は観客動員数も快調なV神戸ですが,この試合は地元TV局のサンTVでも放送があります。こんな注目度の高い試合に勝ってこそ,V神戸の人気と知名度が上がります。さらに都合のいいことには,試合相手のG大阪は稲潤と宮本が欠場です。願ったり叶ったりとは,このことです。

V神戸の先発メンバーは,前節のFC東京戦と同じです。和多田がケガから復活し,サブに入っています。途中出場が期待されます。対するG大阪は,新井場,コータ吉原,遠藤らがスタメンです。サブには,小島,森下,松波らがいます。スピード豊かな攻撃は要注意です。

この時期としては,珍しい寒波の影響で,真冬を思わせる寒さの中でのキックオフです。が,カズと望月は元気いっぱい,半そでで出場です。シジクレイは,もちろんトレードマークのスキンヘッドです。スタジアムで試合を見ると,選手たちの細かい表情はわかりませんが,新井場や柳本が意外に長身だったり,望月がけっこうガッチリ体型だったり,そんなことがわかります。

試合は,一進一退を繰り返すものの,決定的な場面がありません。V神戸は,攻撃にスピードがないので,マークがきっちりとつき,パスを出す相手を探すのが大変なようです。松尾,吉村の両サイドからの攻撃が時折しかけられますが,なかなかシュートに結びつきません。中央突破を狙ったショートパスは,タイミングが合わなかったり,精度が悪かったりで,G大阪のDFを崩すまでには至りません。それどころか,G大阪のスピードのある攻撃に振り回される場面があります。チョット,イヤな予感です。

と,ニーノブーレが望月に対するファールで,いきなりの退場です。ビタウの抗議にもかかわらず,G大阪はこれから10人で戦わなければなりません。これで,この試合は勝ったも同然です。ここは一気に突き放すためにも,早く1点がほしいところです。1点さえとれば,G大阪は戦意喪失することは確実です。が,V神戸がいつまでも点をとらなければ,G大阪が1人少なくてもできることがわかり,カウンター攻撃の一発勝負に出てくるでしょう。こうなれば,V神戸の首位が遠ざかってしまいます。が,結局,見所もなく前半が終了。なんのこっちゃ!?これでは,TV放送の価値がありません。寒空に集まった過去最高の1万8000人の観客もガッカリです。

後半が始まりました。10人のG大阪相手に,ボールを支配し,優勢に試合を進めています。G大阪は,開始すぐにコータ吉原に代わって小島を投入。小島はスピードもある上に高さもあるので,要注意。と,V神戸は布部に代わって和多田の登場です。場内が沸きます。いまや,V神戸には珍しい生え抜きの選手だけに,声援も大きくなるのでしょう。この声援に応えてほしいものです。が,和多田はチャンスを逃し,ガックリ。でもでも,和多田のロングスローはスゴイ!助走なしで,ゴール前まで投げるのですから。

時間とともに,V神戸が攻撃する時間が増えてきましたが,ペナルティーエリア付近からはなかなか中に入れません。1人少ないG大阪ですが,真ん中を厚くして,守りを固めています。V神戸のセットプレーにも,よく集中して守っています。これでは,1人少なくても関係なしです。G大阪は,山口に代わって森下の登場です。これまたスピードのある選手です。でも,V神戸の優勢は変わりません。和多田の振り向きざまのシュートは,G大阪のGK都築のファインプレーに阻まれてしまいました。すると,今度はG大阪の速攻です。サントスのパスをカットして,森下がGKと1対1になってしまいました。絶体絶命,失点覚悟…,ところが掛川がファインプレー!森下のドリブルを止めたのです。会場の悲鳴がため息に変わります。時間は過ぎ,結局,延長戦へ。う〜ん,これはいけません。史上最多の観客の見ている前では,気持ちよくスカッと勝たなきゃあ。でも,延長Vゴールで勝つもの感激だなぁ。

延長戦が始まっても,V神戸の優勢は続きます。が,もどかしいほどにG大阪のゴールを割ることができません。と,G大阪の反撃です。人数はそれほど多くはありませんが,V神戸の守りもまばらです。ボールを持った森下からゴールの反対サイドの流れたボールに,先の追いついたのはG大阪の小島です。ちょこんと出した足にボールがあたり,掛川の脇を抜け,V神戸ゴールへコロコロ。何ともあっけない幕切れです。感激のVゴール勝ちのはずが,失意のVゴール負けです。史上最多の観客と地元TV局の放送がありながら,Vゴール負けはないやろ!ファン獲得の絶好のチャンスを,みすみす逃してしまった感じです。う〜ん。この試合は,ただの1敗とは違うんだけどねぇ。

あれだけ攻めておきながら,たった一発のカウンターで,Vゴール負け。前がかりになっていたから仕方がないともいえますが,1点を取れなかったのがいただけません。昨年のようなロングボールはなくなったものの,ペナルティエリア付近でムダなパス回しやドリブルが多い。ゴール前を固められたら,一旦,両サイドに散らすとか,サイドチェンジするとか,スペースを広く使った攻撃が望まれます。もちろん,パスも緩急をつけ,相手DFのウラを狙ってほしいものです。華麗なるパス回しと意表をついたスルーパス,そんなバラエティ豊かな攻撃を期待します。次は,清水S戦です。しかも,アウェーでの戦いです。苦戦が予想されますが,意外に相性のいい相手です。何とか,勝点をgetしてほしいものです。

vsC札幌(4.14)

好調,コンサドーレ札幌とのホームゲームです。昼過ぎには,一時雨という天気予報ですが,試合開始頃は暖かく,快適に観戦できそうです。会場のユニバー記念競技場は,大勢のC札幌サポーターが早くも気勢を上げています。見ると,V神戸のサポーターの方が少ないようです。ということは,遠路はるばる神戸に大挙してやって来たということでしょう。スゴイです。C札幌の試合に,毎回,これだけのサポーターが集まるということは,きっと選手の励みにもなり,C札幌の快進撃の要因の一つにもなっているはずです。それにしても,あのサポーターたちは,年間,どれだけの飛行機代を使っているのでしょう。

試合は,開始からV神戸のペースです。両サイドからC札幌DFを崩しています。しかし,残念なことには,ラストパスが不正確だったり,シュートが枠に飛ばなかったりと,最後の詰めが甘い。特にシュートに関しては,たった1本しか打てなかった前節の清水S戦での反省が生きているのでしょう。でも,シュートは打てばいいというものではありません。少なくとも,ゴールの枠の飛ばさなければ,ゴールキーパーがいなくてもゴールにはなりません。

松尾,布部,カズ,ダニエルとチャンスを逃し続け,ちょっとガッカリ。特に,この試合では,松尾の攻撃が目につきます。しかも,サイドからの攻撃だけでなく,右サイドの吉村のセンターリングにも,ゴール前までよく詰めています。さらに,土屋もどんどん上がっていきます。もちろん,右サイドの吉村は,サイドからの攻撃に徹し,数多くのチャンスを演出しています。この試合で特に目立つのは,両サイド,しかもDFの攻撃参加です。これも前節の清水S戦の反省からでしょう。しかも,中盤でのチェックもしっかりできているので,C札幌の攻撃は播戸とウイルの2トップの速攻が時折あるだけです。

圧倒的にボールを支配しながら,ビックチャンスもなく,前半を終了。観客席から「見所のない前半やったなぁ」という声がこぼれるほどです。BSTVの中継があるのですから,点は取れなくても,もっと迫力のある,スリリングな試合をしてほしいものです。攻めても攻め切れず,イライラのつのる試合展開です。カウンター攻撃を狙うC札幌としては,思うツボかもしれません。攻めて攻めて,前がかりになったところでカウンター一発で決める。後半は攻めに工夫がほしいところです。

後半が始まっても,V神戸の攻勢は続きます。完全に引ききっているC札幌DFを前に,攻め手が見つかりません。サイドチェンジと速いダイレクトパス,つまり,大きな展開と速い攻めです。そして最終的には,選手個人の正確な技術とアイデア,それが今のV神戸の攻撃には必要なのでしょう。人数をかけてゴール前を固めるC札幌を相手に,ゴールを割るのは難しそうです。それにしても,望月の豊富な運動量と強引な突破は,魅力的です。吉村は,今シーズン,試合のたびにスキルアップしているような感じです。この調子でいくと,吉村の日本代表入りも夢ではありません。カズは,バックパスと倒れ込みばかりです。1対1での突破は望めそうにはありません。若い松尾のサイド攻撃と高い打点のヘッドは魅力です。こういう若い選手が,どんどん伸びてほしいものです。

結局,90分無得点。しかし,後半の半ば過ぎから,C札幌のスピードが勝ってきたので,要注意です。特に,延長になるとゴール一発で終わってしまうのですから。延長に入っても,V神戸の攻勢は続きます。後半途中から入った和多田のロングスローは,見ているだけでも迫力満点ですが,得点に結びつかなきゃあ,意味ないじゃ〜ん。しかし,和多田が入ったころから攻撃に変化が出てきました。やはり,2トップは,和多田と布部がいいのではないでしょうか。カズはご苦労さんです。

延長でも決着がつかず,勝点1の引き分けです。3位のC札幌相手に勝点が取れただけでもまだマシともいえますが,あれだけボールを支配しながらの引き分けは,やはり痛い。G大阪戦でも,数的優位を生かせなかったし,V神戸は勝ち方を忘れてしまっているようです。これで3試合連続のノーゴールです。困ったものです。今週のS鳥栖戦で,攻撃を再確認してほしいものです。

ナビスコ杯 vsS鳥栖(4.18)

3試合ノーゴールのV神戸。ボールを支配しながらも,決定力不足に泣いたこの3試合ですが,今日は,対戦相手がJ2のS鳥栖です。ここで怒涛のゴールラッシュを決めて,リーグ戦に向けて調子を上げてほしいものです。が,それにしても,観客がさびしい。公式発表2100人ほどというのでは,ナビスコカップの存在すら疑問視されてしまいます。世界的にもカップ戦は低調のようですが,これではヤマサキナビスコが手を引いてしまいそうです。天皇杯との融合という話も,あり得ないことではなさそうです。

さて,試合開始。第1戦は,3−1で勝っていはいるものの,「試合内容としては点差ほどの快勝といは言えず,先制点をゆるし追いかけるというパターンになった」そうです。J2のチームは捨て身で来るので,J1受けて立つという感じになってしまいがちですが,今日の試合もその通りになっています。中盤で出足のいいのはS鳥栖です。でも,ボールを支配されてもゴール前では単調なので,それほどのピンチという感じではありません。なんともダルイ展開です。でも考えてみると,このS鳥栖の攻撃って,これまでの3試合でのV神戸の攻撃と同じではありませんか。しかも,今日のV神戸の攻撃も,S鳥栖のペナルティーエリア付近でボールを回しているだけで,決定的チャンスにはなりません。S鳥栖のDFがしっかり守っているとはいえ,J2チームを相手にこの調子では,困ったものです。前半が終わったところで,サポーターからV神戸のイレブンへ,ブーイングの嵐です。こんな試合,金を取って見せる試合じゃないやろ!ってところです。

後半が開始。しだいにV神戸がボールを支配し始めました。というより,S鳥栖の足が動かなくなった結果です。ダニエルに代えて森を投入です。先日のC札幌戦には,延長戦から出場した森ですが,何もできませんでした。今日は,そのリベンジとなってほしいものですが,この日の森はダイレクトパスを多用し,まわりをよく動かしています。しばらくして,待望のゴール。和多田も投入し,さらに点を取りにいきます。やはり,和多田が出ると,チームのムードが変わります。サポーターの声援も一層大きくなります。V神戸生え抜きの和多田だからこそです。

このころになると,S鳥栖の足は止まり,V神戸のゴールラッシュの始まりです。ゴール前の混戦からシジクレイのゴール。DFラインをすり抜けたカズのゴール。とどめは,森のファインゴール。最後まで攻めようという意図の見えたS鳥栖ですが,実力差はどうしようもありません。どうにかJ1の面目を保った試合ですが,J2チーム相手だったから勝てたという感じです。これからも続くリーグ戦には,もっとスピードのある攻撃が必要です。その意味でも,ダニエルに代わって,森を育てる必要がありそうです。トップ下としての能力は森の方が高いように思うのですが…。

vs柏R(4.29) byTV

開幕の2連勝から,勝ち星のないV神戸が,今回は,アウェーで柏Rと対戦です。柏Rは,FW北島が不振とはいえ,韓国トリオが健在です。そういえば,C大阪も韓国トリオが大活躍です。そういえばV神戸も,数年前までは韓国トリオが大活躍してたっけ。なつかしいです。いまや,韓国人プレーヤーは一人もいず,ブラジル系だけです。神戸という土地柄なので,韓国人プレーヤーが一人でもいてほしいものです。

V神戸は,不動の先発メンバーです。柏Rは,北嶋が久しぶりの先発で,柳想鉄はFWです。いきなりの柏Rの攻撃をしのいだ後,4分にカズがキーパーと1対1になったものの,キーパーにぶち当てるだけのシュートでノーゴール。プロなら,もっと他にシュートの仕方があるやろ!って感じです。でも,両サイドからの攻撃が多く,攻めの形ができています。たびたびカウンター攻撃があり,前節までの「遅攻」の反省が生きているのでしょうか。それにしても,見事なまでに点が取れないのは,FWの責任でしょう。つまり,カズ,布部,ダニエルの3人です。特に,ダニエルは,狭い地域でしか,パスを回さず,サイドチェンジなどの大きな展開がありません。カズは,あいかわら,バックパスしかしないし。和多田を出せよ!

試合は,攻めて攻められてといったところですが,柏Rの攻めの方が鋭い。V神戸の攻めは形にはなりますが,最後のパスが不正確で,決定的な場面になりません。トップに高さがないのが,ツライところです。結局,ノーゴールのまま前半を終了。イヤ〜な予感がします。

後半も同じメンバーで再開です。後半が始まると,柏Rの攻勢が続きます。時おり,V神戸の逆襲もありますが,上がりが遅く,シュートにはつながりません。これでは,シジクレイを中心としてがんばっているDF陣もたまりません。ついには,望月のハンドでPK。柳想鉄に難なく決められてしまいました。1点をリードされたところで,TVのアナウンサーは,しきりに和多田の出番を気にしています。やはり,誰も口にはしませんが,カズより和多田というのは,誰もが思っていることのようです。ところが,しばらくして,その和多田と森が出ましたが,交代したのは松尾とダニエル。う〜ん,やはり監督もカズに遠慮しているようです。試合が動き出したのは,このころからです。

数分後,GKへの危険行為ということで,DFの鈴木が一発退場になってしまいました。1点のビハインドがありながら,10人で戦わなければならなくなってしまいました。これでは,逆転の望みがちょっと…。と,和多田が強烈なミドルシュート!ボールは,ゴール隅に突き刺さり,ゴ〜ル!ゴ〜ル!ゴ〜ル!ゴ〜ル!和多田のパワー炸裂です。やっぱり,FWはこうでなきゃあねぇ。前線でチョロチョロ動き回るばかりでは,ゴールは決められません。

が,喜んだのもつかの間。数分後に,北嶋に久々のゴールを決められてしまいました。久しぶりのゴールに喜ぶ北嶋ですが,その数分後には,GKをかわしてまたもやゴール。こうなると,流れは柏Rのものです。鈴木の退場が痛い。でも考えてみると,G大阪戦では,V神戸は1人多かったのですが,結局Vゴール負けをしてしまったのです。1人退場になったからって,必ずしも有利というわけではないのに。1人少ない相手に苦戦し,こちらが1人少ないとボロ負け。なんちゅうコッチャ!もう,試合は決まったようなものです。

あとは,柏Rのやりたい放題です。北嶋にはハットトリックを決められ,西野監督にガッツポーズを決められ,散々です。とどめは,5分ものロスタイムに決められたゴールです。サイドから正確なクロスが上がり,田ノ上にヘッドで決められてしまいました。サイド攻撃のお手本のようなゴールです。同じようにサイド攻撃を繰り返しながら,なかなかゴールできないV神戸に,「サイド攻撃って,こうやるんだよ」とでも言っているかのようです。

試合は,1−5の大差で敗退。チームの実力差ともいえますが,一人ひとりの実力はそれほど劣っているわけではないはずです。やっぱり問題は,2トップですよね。点を取らなきゃあ,試合には勝てません。先日の日本vsスペインといっしょです。いくらがんばっても,勝てない,つまりゴールの奪えない試合では,結果は決まっているのです。これで,11位。いよいよいつものポジションに近づいてきました。またもや,降格へのデビルゾーンが気になります。しかし,昨年まで,デビルゾーンで同じように苦戦していたJ市原やA福岡は,好調です。これはかなりヤバイ!5月3日のA福岡戦を気持ちよく勝ってもらいたいものです。

vsA福岡(5.3) 

前節の柏R戦の大敗から4日が過ぎました。北嶋に好き放題にされてしまったV神戸ですが,今日はホームゲームです。あんな不様な負け方をするわけにはいきません。否,今日は負けるわけにはいきません。ホームの神戸ユニバー記念競技場には,今日も1万人以上の観客が来ています。昨年に比べると,観客動員数が1.5倍になったいる感じです。ホームでの試合に,いつもコンスタントに1万人以上の観客が集まってくれるのですから,選手もそれに応えてほしいものです。先発メンバーは,いつもと少し違っています。左サイドの松尾,右DFの鈴木,FWの布部の代わりに,森,薮田,和多田が先発です。右DFには,吉村が下がっています。吉村はDFもするのですが,右サイドがあっています。鈴木の出場停止が痛い。

キックオフ。A福岡は,それほどプレッシャーが強くありません。でも,V神戸は,いつものように,攻めのスピードがないので,ペナルティエリア付近でモタモタしています。A福岡は,あまり攻めの形ができません。V神戸が,ボールの支配率では高いようです。チャンスらしいチャンスも,ピンチらしいピンチもなく,なんとなく時間が流れている時,ゴール前に流れたボールが山下に合い,クリーンシュート。あっけなく,V神戸のゴールをゆらしてしまいました。それまでは,再三,左サイドからの突破を許していたのですが,このときは右から中央へ。ボールにつられたV神戸DFをスルーでかわし,ただ今絶好調の山下へ。フリーでボールを受けた山下は,狙いすまして,ゴール左隅へ。まるで,それまでの神戸の攻撃に,お手本を示したようです。山下は,トルシエ日本代表監督が注目しているだけのことはあります。ゴールへの鋭い感覚があります。

1点を先制され,これでまたもや,ずるするといってしまうのかぁ〜!とイヤ〜な雰囲気になりかけた時,それを打ち破ったのが,和多田です。山下のゴールから10分後,左サイドの森からのボールはゴール前に待ち受けるカズめがけて飛んで行きました。が,その前で後ろから駆け込んできた和多田の頭がクリーンヒット!見事,ゴ〜ル!カズにまで行くと,きっとゴールはなかったでしょう。ピッタリマークされていたので,頭に当てるだけが精一杯だったことでしょう。カズに遠慮せず,思いっきりよく飛び込んだ和多田に拍手!これで和多田は2試合連続のゴールです。和多田の同点ゴールに,まわりの観客は大喜びです。さすがに,和多田は,V神戸の人気者です。やっぱり,V神戸の生え抜きだからでしょうか。

1:1で後半が開始。後半になり,時間がたつにつれて,A福岡の動きが悪くなり,V神戸が楽にボールをもてるようになりました。こんな時にきっちりとゴールを決めておかなければ,カウンター一発で失点してしまいます。この日は,ダニエルの動き,パス出しがよく,サイドからの攻撃もスピードに乗っています。特に,ダニエルが縦に動き,しっかりとチャンスメイクできているのがよかったです。おかげで,森がゆとりを持ってボールをさばけ,吉村も上がることができます。しかし,なかなかゴールが奪えず,後半も半ばを過ぎたころ,右の薮田からカズ,縦に抜けたダニエル,そしてゴール前でフリーの和多田へ。これを難なく決めて,逆転ゴール!ごっつぁんゴールとはいえ,それまでのつながりがよかったです。しっかり,A福岡DFを崩し切ってのゴール。できるじゃない,こんなにキレイなゴールが。感動です。ダニエルが今日ぐらいに動いてくれれば,V神戸はもっと楽に勝てたかもしれません。これからのダニエルに期待です。それにしても,ワッタンがゴールを決めると,沸きますねぇ。

ワッタンの歓喜のゴール後は,A福岡が攻勢に出ます。特に,左サイドの久永のスピードに乗った突破に,V神戸DFは振り回されています。しかも,V神戸のDFラインが下がりっぱなしなので,中盤で楽にボールをもたれてしまいます。V神戸DFは,ペナルティーエリアどころか,ゴールエリア付近にかたまっている感じです。マークがずれ,A福岡の選手にフリーでボールを持たせてしまうことも多くなってきました。これでは,残り15分を守り通すことは,至難の業です。が,A福岡の攻撃は最後の詰めが甘く,決定的な場面はありません。良くいえば,V神戸DFが最後のところでしっかり守りきっているともいえますが…。でも,それは言いすぎです。正直なところ,A福岡の拙攻に助けられた感じです。この試合では,ビスコンティが全然目立ちませんでした。中払も,時々,鋭いパス出しをするものの,あまり目立ちません。A福岡は,ゲームを作る選手が目立たないようでは,得点チャンスがありません。

なんとか,15分を守り切り,歓喜のホイッスル!やっと,勝ったぞ〜!5試合ぶりの勝利です。長い道のりでした。攻めるものの,決定力に欠ける。そしてついには,ゴールを許してしまう。なんとも歯がゆい試合展開が続き,今日の試合もそうなりそうな展開でしたが,それをひっくり返したのがワッタン!さすがワッタン!これからも高い身体能力を生かして,どんどんゴールを決めてほしいものです。ダメ押しの3点目が奪えなかったので,快勝とはいえませんが,それでもなんと勝ったので,この勢いでピクシー率いる名古屋Gにも勝ってほしいものです。

vs浦和R(5.12) 

名古屋Gにアウェーで勝利。これで決定力不足も,多少解消に向かったでしょうか。デフェンス陣も鉄壁です。今日の浦和R戦は,負ける要素がありませんでした。浦和Rの攻撃は,小野伸二〜トゥットのホットライン頼みです。つまり,この二人さえ押えれば,負けないはずです。事実,前半の攻撃は,サイドからの崩しがあるわけではなく,真ん中でトゥットが一人,ボールをキープし,まわりを使い,またトゥットがゴールを狙うという感じです。それに,シンジがからむ。シンジも,ボールを持てば,トゥットを探しています。やっぱりこの2人頼みのチームです。なのに,なのに…。

前半を,お互いに攻め手を欠き,ダラダラしたゲーム展開です。トゥットとシンジさえ気をつけておけば,失点はしそうにありませんが,我V神戸もゴールを奪えそうにありません。左サイドから,薮田が崩しにかかりますが,右サイドからの攻撃が不足気味です。加えて,前半途中で,鉄人サントスが交代。吉村がボランチに入り,布部が右サイド,トップ下にはダニエルが登場。中央が不安ですが,その中央からトゥットのゴールが決まってしまいました。誰もチェックに行かず,V神戸のDF陣の足が止まった一瞬のトゥットの狙いすましたゴールです。これも,ボランチがサントスだったらチェックできたのかもしれません。でも,済んだことです。

失点をしてからは,完全にV神戸のペースです。しかも,ケガのトゥットは交代。もはや,浦和Rは1点を守りきるしかありません。5バック,6バックの守備で自陣ゴール前を固めます。こうなると,攻めにスピードのないV神戸はツライ!サイドからの攻撃もありますが,最後のセンタリングに精度がありません。吉村も再三,浦和Rのゴールを脅かしますが,得点にはならず。敗戦濃厚の後半の終了間際,右サイドの薮田からのセンタリングにカズが反応。見事,頭でゴールに押し込みました。さすがカズです。たまには,ゴールをあげないと,FWの存在感がありません。さらに攻撃を繰り返すV神戸ですが,決定力がありません。そのまま延長戦へ。

こうなると,1点をとった方が勝ちです。浦和Rから勝点3を目論んでいたのですが,勝点2しかゲットできなくなったのがチョット残念。延長に入ってもV神戸の攻勢は続きます。が,なかなかゴールが決められません。見ているとイライラしてしまいます。延長後半,久しぶりの浦和Rの攻撃です。と,ゴール前のシンジにボールが渡りました。一瞬,V神戸の足が止まったのを見逃さず,シンジが左足を振り抜きました。ボールは,見事,V神戸のゴールに転がり込み,ゴ〜ル!なんのコッチャ,あれだけ攻めて,シンジの個人技で決められてしまうとは!トゥットのゴールも,トゥットの個人技からでした。浦和Rなんて,トゥットとシンジしか得点できないのに,その2人に得点されるなんて。マンマークでも付けとけよ!あれだけ攻めて,2人にやられるとは。クヤシイを通り越して,かなし〜い!

ところで,前半終了間際,ロングスローをしようとしたワッタンの前に浦和Rの選手が立ちはだかっていたのです。これは試合開始から,ずっとやって来た浦和Rの「作戦」だったようです。このジャマにキレたワッタンが浦和Rの選手にボールをぶつけてしまったのです。見ている我々は,ちょっとビックリ。あんなにおとなしいワッタンが,キレるなんて!よっぽど腹がたったのでしょう。でも,ボールをぶつけたワッタンもあまり誉められたものではありませんが,そのワッタンのスローインの前に立ちはだかる作戦を取った浦和Rもプロとは言えんません。ワッタンのロングスローをとめるための作戦でしょうが,ルール違反じゃなければ何をやってもいいというものではありません。それなら,ワッタンだって,ボールをぶつけたのもルール違反ではないはずです。相手にボールをあげたんだから,ちょっと強めの。

ワッタンのロングスローは,V神戸の見せ場のひとつです。ワッタンのロングスローを楽しみにしている人は多いはずです。そのワッタンのロングスローを警戒するあまり,スローインのジャマをしては,プロとしてのショーマンシップにかけるというものです。ワッタンのロングスローをうけ,競り合う。それに勝つことこそ,DFでしょう。こんなことをしているようじゃあ,浦和Rはダメダメ。勝つことで精一杯のJ2ならそれでもいいかもしれませんが,J1では,見せる=魅せるということも大切なんですよ。でも,こんな浦和Rに負けちゃったV神戸も,…やねぇ。

ナビスコ杯vs名古屋G(6.13) 

日本代表が予想以上?の好成績を上げたフェデ杯が終わり,Jリーグの再開です。まずは,ヤマザキナビスコ杯2回戦の第1戦です。和歌山でミニキャップをはったV神戸は,どのように立て直してきたでしょう。これからのJ1の1stステージをうらなう上で大切な試合です。相手は名古屋Gで,楽しみ倍増です。

スターティングメンバーは,和多田と布部の2トップです。カズは,ケガのようです。久しぶりの生のサッカーは,やはりいいものです。ピッチの緑がきれいだし,選手の声なども聞こえたりするし。なんといっても,ピッチ全体が見渡せるのが,いいです。ピクシーの視野の広い展開を見るにも,やはり生です。

試合は,いきなりのピンチとチャンスで始まりました。土屋の裏を抜けたウェズレイがシュート!久しぶりに登場の武田が右足1本でセーブ。V神戸は,ワッタンのロングスローから布部の浮き球がゴールポストの当たる。それ以後は,V神戸のボール支配率が高いものの,決定的なチャンスにはならず。逆に,ゴール前のFKをウェズレイに見事に決められてしまいました。ピクシーが蹴るものと思っていたので,意表をつかれたかも知れません。しかし,前半終了直前,V神戸は,右サイドの吉村からピンポイントのセンターリングが薮田に渡り,ヘッドでクリーンシュート!見事です。流れの中からキレイな展開に拍手〜!それまであまりいいところのなかった吉村のお手柄です。

後半は,どちらが優勢といえないような展開です。まず,勝ち越し点を決めたのが名古屋Gです。これもセットプレーからです。ピクシーのコーナーキックに,平岡が飛び込みゴール!GKの前に飛び込んだんじゃあ,守りようがありません。そして,そんなボールを蹴ったピクシーは,やはりスバラシイ!この日は,目をみはるようなサイドチェンジがなく,不調かなぁと思っていたのですが。敵ながら,ピクシーの華麗なプレーを期待するV神戸ファンも多かったのではないでしょうか。でも,今回のようにゴールに直接結びつくようなプレーは,チョットご遠慮願いたいものです。この試合が神戸でのピクシー最後のプレーというのは,悲しい〜!

勝ち越し点を入れてからは,いきなり名古屋Gの動きがよくなりました。ダイレクトパスでV神戸DFをすり抜けるプレーは,さすがです。しかし,V神戸DFもギリギリ最後のところで粘っています。ホームでの勝利が必須条件のV神戸は,中盤でカットしたボールを前線のダニエルに。名古屋GのDFの間を抜けたダニエルがシュート!GK楢崎の手をすり抜け,ゴール前に詰めたワッタンがごっつぁんゴール!今回も,流れの中でのゴールに,満足です。しかし,結局はゴールは2点のまま。2:2の引き分けです。ホームでの引き分けでは,来週のアウェーがツライ!でも,今回のナビスコ杯は,この名古屋G戦を勝つと,3回戦はS広島?準決勝は,横浜FM?で,もしやすると決勝戦進出も狙えるブロックです。これはチャンス,これはチャンス。来週,ガンバロウ!

16日からは,J1の1stステージの再開です。今回のように,流れの中からゴールが決められると,決定力不足は解消です。ただ,大きな展開が見られないのが残念です。ボランチのサントスや望月が広い視野で,大きな展開をすれば,もっとゴールが狙えるでしょう。土曜日が楽しみです。

それにしても,海本の名古屋Gのユニフォーム姿はイケてねぇ。

vsS広島(6.16) 

J1stステージの再開です。3日前のナビスコ杯に引き続き,V神戸はホームゲームです。今日の試合相手は,目下4連勝中の好調S広島です。今年は監督が変わり,昨年のような守って勝つという試合運びから,攻撃てきな試合運びに変わっています。そのために,今時珍しい3トップを採用しています。しかし,ポストのできる久保と,スピードのあるアホ踊り主税と高橋の3トップがうまく機能しているから4連勝をしているのでしょう。もともと守備力のあるチームだけに,攻撃力がアップすれば今の成績ぐらいは残せるでしょう。開幕当初の不振がウソのようです。

今日のV神戸のシステムは,珍しく4バックで,トップはワッタン1人です。S広島の3トップ対策として4バックにしたのでしょう。ちょうどFW陣にけが人が多かったので,1トップもやむなしです。観客はというと,これは今までの試合よりも少な目です。1万には入っていないようです。でも,昨年までのS広島戦だと5000人程度だったことを考えると,今日もよく入ったといえます。これで,今年になってから観客は,昨年の1.5倍です。これからもこの調子で観客数が増えていけばいいのですが。

試合開始。さっそくV神戸のペースです。サイドからの攻撃が決まり,ワッタンがボールをトラップして,シュート!…?空振り!なんで,目の前に止めたボールを空振りすんネン!ワッタン,中学生でもシュートできるぞ!まわりの観客もガッカリです。でも,こんなところがワッタンらしいのでしょう。なんとも愛嬌があります。それでも,V神戸がボールを支配し,両サイドからの攻撃もよく決まっています。S広島の中盤でのチェックが甘いことも幸いし,ゆとりを持ってボールをさばけています。V神戸のパス回しが早いためにチェックができにくいのかもしれません。いずれにしても,S広島は,攻撃の形を作ることができません。たまにカウンターを狙うだけです。でも,3トップはDFのウラを虎視眈々と狙っているので,安心はできません。それに,セットプレーにも要注意です。3日前の名古屋G戦では,セットプレーから2失点しているのですから。

V神戸の攻勢が続いて17分がたったとき,ワッタンが左のDFの裏に走りこんだ薮田にパス。そのパスを受けた薮田がゴール前に出し,ダニエルのごっつぁんゴール!絵に描いたような見事なゴールです。このゴールを皮切りに,ゴールの量産をはかりたいところです。あいかわらず,ボールの支配率は高いものの,なかなかゴールのワクに飛びません。ダニエルも,先ほどのゴールに気をよくしたのか,積極的にゴールを狙っています。一方,S広島はというと,時おり,3トップによるカウンター攻撃があるものの,ゴールの形になっていません。サポーターたちのもう1点という期待が高まりますが,結局は1ゴールで前半終了。

後半もV神戸ペースで試合が進みますが,しだいにS広島の攻撃が多くなってきました。特に,右サイドの沢田のスピードある突破から,ゴール前に攻め込まれます。前半とは逆に,V神戸がカウンターを狙うといった展開に変わってきました。左サイドからは,服部が積極的に上がってきます。そのウラをついて,吉村が速攻をかけます。3対1になり,2点目!と思った瞬間,S広島DFの身体をはった守りに,あえなくシュートにもならず。その後,吉村は惜しいヘディングシュートを放つものの,得点にはならず。逆に,右サイドの沢田からの突破から,ゴール前でGKをかわされ,客席から悲鳴が聞こえた瞬間です。日本代表の久保がなぜか大きく外し,ホッ〜!大きな安堵のため息と共に,「あれでも日本代表かぁ?」今は外してもらった方がいいけど,日本代表の時にこんなシュートは絶対にダメダメ。

決定的なピンチを切り抜け,あとは時間がたてばというところです。でも,時間稼ぎということで,掛川と鈴木にイエローカードが出ました。これではアカンがな。時間稼ぎなんて,セコイことをせんと,もっともっと攻めまくって,ゴールを決める方が観客だって喜ぶのにね。

結局,1:0で試合終了。あれだけボールを支配していたのだから,もっと点が入ってもよかったはずです。まだまだ,決定力不足は続いています。でも,中盤での早いパス回しと,サイドからの攻撃,少しは広く使った攻撃と,しだいに攻撃の形ができてきたのはうれしいことです。これで,順位は6位です。4位ぐらいから14位ぐらいまでは勝点の差はそれほどありません。だから,次節の東京V1969にも勝つと,グッと上位に浮上です。大いに期待しましょう。

vsC大阪(7.7) 

勝点3をゲットの予定だった東京V戦で,Vゴール負け。いよいよ,あとがなくなってきました。このままズルズルと負け続けると,デビルゾーン突入です。これでは,今年の補強の意味がありません。せめて,通算成績をタイにしなければ,まわりの注目度も下がってしまいます。やっぱり,強くなきゃあ,注目されないし,観客も増えません。もちろん,スポンサーも付きません。ここはなんとか踏ん張って,勝点3をゲットしてほしいものです。

C大阪は,1stステージは,下位に低迷。おまけに,森島は先日のコンフェデ杯,キリン杯とハードスケジュールをこなし,お疲れ気味でしょう。こんな時にこそ,しっかり勝たなきゃあね。しかし,C大阪のスピードのある個人技には,要注意です。特に,森島,西谷,盧廷潤。V神戸のDFは,高さには強いのですが,G大阪戦の小島のようなスピードにはもろい面があるからです。

今日も1万人以上の観客が入っています。七夕らしく,浴衣姿のカップルも目立ちます。しかも,この時期にしては涼しく,さわやかです。数日前の天気予報では,雨の予想でしたが,きれいに晴れています。こんな日にサッカー観戦ができるなんて,ラッキーです。試合の方も,C大阪にさわやかに勝ってもらいたいものです。先発メンバーは,若手の松尾・茂原が入り,カズが久しぶりの登場です。4バックに1トップという珍しい布陣のようです。やはり,C大阪のスピードを警戒したのでしょうか。

試合開始早々,C大阪の攻撃が続きます。なんとなくV神戸の選手の動きが重いようです。キリン杯の期間,2週間も試合がなかったので,休みボケで逆に身体が動かないのでしょうか。でも,C大阪の攻めには鋭さがなく,ボールを支配されて入るものの,点を取られる雰囲気はありません。時間の経過と共に,しだいにV神戸のボール支配率が高くなり,攻撃が増えてきます。が,情けないというか,シュートが枠に飛びません。吉村の代わって出ている茂原ですが,若さに任せた強引な突破がなく,チョット物足りません。もう一人の若手の松尾は,いつものようにたびたび上がり,攻撃に参加しています。攻撃の鍵を握るダニエルは,右に左に開き,ダイレクトにボールをさばくこともあります。今日のダニエルは,イイ感じです。悪い時は,いつまでもボールを持ち,結局は潰されてしまい,攻撃の起点となれません。

V神戸の攻勢が続く中,カズのスルーパスに反応した土屋がゴール前に切れ込み,ゴール正面で待つダニエルにごっつぁんゴールのプレゼントです。カズは,全盛期のスピードはないものの,こんな形でのプレーはまだまだできそうです。ようやく入ったゴールに,まわりは大歓声。待望の先制点です。今日のC大阪の出来からすれば,先行逃げ切りも可能です。でも,せっかくの攻勢なんだから,もう1点はほしいものです。が,結局,前半は1:0で終了。

後半が始まると,いきなりのC大阪の怒涛の攻めです。お疲れモードの森島に代えて,長身の岡山の投入で,ロングボールでV神戸ゴールを脅かします。前半は,なんとなくボールを動かしていた感じのC大阪ですが,ターゲットができ,攻撃がシンプルになった分,攻めやすくなったようです。もちろん,ハーフタイムに副島監督から気合いを入れられたのでしょう。でも,高さではV神戸DFは負けません。シジクレイを中心にきっちり守っています。時々,ゴール前で混戦になることはありますが,勝利の女神が微笑み,ノーゴール。久しぶりのV神戸の攻撃です。スローインから,ペナルティエリアの外でフリーになっていたカズが,思い切りよくシュート!なんと,C大阪ゴールキーパー下川の頭上を弧を描きながら,ボールはネットへ。ループ気味のシュートでしたが,気持ちのいいシュートです。久しぶりのカズのゴールにユニバ―競技場は大歓声です。やっぱり,たまにはカズにもゴールを決めてほしいものです。

カズのゴールに集中力が切れたのか,10分後にはコーナーキックから,フリーの松尾が頭でごっつぁんゴールです。今季のC大阪のDFはザルという感じですが,今日は納得できてしまいます。しかし,攻撃の時の個人技のスピードは,さすがです。西谷が前がかりになり,スピード豊かに切れ込んできます。さすがのV神戸DFも振り回されてしまいます。と,西谷のドリブルからのシュートにあっけなく失点。観客は声が出ません。シ〜ン!こんなに簡単にDFラインを破られるとは,やはりV神戸DFはスピードに対応するのが苦手なようです。ここが課題です。

結局,3:1で試合終了。後半は攻められることが多かったものの,3点の先行が効き,余裕を持って観戦することができました。メデタシ,メデタシ。1stステージ最終戦のJ磐田戦は,V神戸のホーム最終戦です。この勢いで,鹿島AとJ磐田を連破して,上位にいってほしいものです。

vsJ磐田(7.21) 

5ヶ月にわたった1stステージが,いよいよ最終節をむかえました。最終節にふさわしく,今日の相手はJ磐田です。もうすでにステージ優勝を決め,消化試合の感のある最終節ですが,それでも王者J磐田としては,V神戸ごときに負けるわけにはいかないでしょう。ベストメンバーでのぞんでいます。対するV神戸は,DFの要の土屋が出場停止ですが,代わりに若い北本の出場です。ほぼベストメンバーといっていいでしょう。しかも,この日,ユニバー競技場につめかけた観客は24000人。V神戸の過去最高の観客動員数です。さらには,地元TVのサンTVもテレビ放送をしています。舞台は完璧です。これで,ブザマな試合はできません。せめて,J磐田のゴールネットを揺らさなければ,盛り上がりません。でも,…。

V神戸の布陣は,カズの1トップで,ダニエルがトップ下,薮田と吉村の両サイドにサントス・望月のボランチです。DFは,最近よく採用する4バックです。真ん中に北本・シジクレイ,両サイドに松尾・鈴木です。攻め込まれることを考えたフォーメーションです。いかに守って,カウンターでどれだけ決めることができるかというところでしょう。J磐田相手なら,しかたがありません。それだけの実力差は,確かにあるのですから。

試合が始まると,予想通り,J磐田の攻勢が続きます。中盤での速いパス回しと両サイドからの大きな展開。さすが王者です。V神戸はシュートすら打てません。かなし〜い!J磐田のCKからの逆襲で,ダニエルからカズにわたり,ゴ〜ル!なんと,この試合で初めてのチャンスをきっちり決めてしまいました。予想外の展開にまわりの観客は大喜びです。これは,今日はひょっとするとひょっとするかもねぇ。こうでなきゃあ,最高観客動員もサンTVの放送も値打ちがありません。しかも,キングカズのゴールです。さすが,役者です。

1点を入れられたJ磐田ですが,さほど慌てることもなく,あいかわらずボールを支配しています。にくいほどのパス回しと大きな展開,そして2列目,3列目から次々にゴールを目指して上がってきます。これでは,マークにつききれません。が,最後の最後でなんとかくいとめ,ノーゴール。時々,攻め上がるV神戸ですが,パスを出すところがなく,攻め切れません。と,ペナルティーエリア付近でフリーになった望月が,ミドルシュート!さほど,強烈なシュートではなかったようですが,J磐田のGKヴァンズアムが大きくハンブル。詰めていた薮田が押し込んで,V神戸の2点目をゲット!これには,ビックリ。うれしい予想外です。まわりも大喜び。「今日は勝てるかも」という声も聞こえてきます。内心,「そうかもね」とうなづく。

でも,このままで終わるJ磐田ではないよなあぁ。2点をとられたJ磐田ですが,あせることなく,あいかわらず両サイドをうまく使った攻めでV神戸のゴールを脅かします。守る時間が多いV神戸ですので,DFの活躍が目立ちますが,その中でも,今日初スタメンの北本のがんばりが目を引きます。速い引きと,的確なポジショニング。そして何より,激しいマーク。日本代表のゴンを相手にも負けていません。頼もしい若手の登場です。

結局,前半は2:0でV神戸のリードのまま終了。こうでなきゃあ,盛り上がらないよね。逃げるV神戸,追うJ磐田。後半が楽しみです。後半からは,右サイドの西に代わって,川口の登場です。ところが,これがまたスゴイ!川口のスピードあるドリブル突破に,右サイドは破られっぱなしです。しかも,いいボールが上がってきます。そして,後半開始6分。あっけなく,ゴンゴールです。これではあきまヘン。途中で薮田に代えて布部を投入するも,川口のスピードにはついていけず,好き放題やられっぱなしです。川口のスピードのついていけない布部を早目にあきらめて,スピードのある森を出してほしかったです。J磐田の2点目も時間の問題です。さらに,J磐田は左サイドをジブコヴィッチに代え,攻撃を強めます。代わったジブコヴィッチからは,精度の高いセンターリングがバンバン上がってきます。こんな選手がサブにいるJ磐田は,さすがです。

半ば過ぎに,V神戸の守りの要であるシジクレイが負傷退場。これは,ピ〜ンチ!センターバックは,北本と松尾の若い2人のコンビです。2人とも身体をはって守っていますが,シジクレイほどの安心感はありません。それでも,なんとか守りきっていましたが,36分,ついに快速川口からのセンターリングをゴンにピッタリ合わされ,ファインゴール。とうとう,2:2になってしまいました。もうこうなると,引き分けもむずかしい状況です。さらに攻勢が続くと思われたのですが,さすがのJ磐田もお疲れ気味。逆にV神戸が攻める場面があり,もしかすると勝てるかもしれません。でも,試合巧者のJ磐田です。それぐらいのことでは簡単にゴールを許しません。結局,延長戦突入です。

もちろん,延長戦に入っても,J磐田が優勢ですが,V神戸も果敢に攻めに出ます。終盤に投入されたワッタンも,得意のロングスローでチャンスメイクをしています。が,悲しいことに,そのロングスローを受けるヘッドの強い選手がいません。こぼれ球には,J磐田の選手の方が素早く反応しています。しかし,前半に見せたようなテンポのいい流れるようなパス回しは見られません。かなり疲労しているようです。結局,この延長でもゴールは決まらず,2:2の引き分けです。王者J磐田を相手に,健闘といってもいいでしょう。この試合では,なんといっても北本の活躍が収穫です。これで,森,茂原,松尾,北本の若手の活躍が楽しみになってきました。2ndステージの楽しみが増えました。次につながる最終節になり,メデタシ,メデタシです。


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