春陽の甲山 春のOL練習会(2001.2.25)
2度目の甲山森林公園
2月の最終日曜日。春がもうすぐ目の前です。ここ1週間ほどは,もう春になったかのような気候が続きましたが,今日は久しぶりに冬型の気圧配置です。でも,前日とは違って,朝からきれいな青空が広がり,やわらかな春の陽射しがいっぱいです。気持ちよくOLができそうです。
場所は,西宮市の甲山森林公園です。ここは,昨年の関西学連定例戦第3戦の会場になったところです。今回は,大会ではなく,豊中OLC主催の春の練習会です。練習会ったって,大会同様,ポイントがあるのですから,ボクにとっては,大会と同じようなものです。逆にいえば,大会が練習会のようなもの,と言ういい方もできますが。本番なき練習ってところです。
会場の甲山森林公園は,「森林」という名が付くだけのことはあって,大阪城公園などとは違い,森や林がけっこうあります。そんなところにポイントがあると,公園内のOLなんて感じではありません。里山のOLと同じです。ただ,里山なら,山が大きいとアウトマップすると果てしなく歩き続けることになりそうですが,甲山森林公園はまわりが車道ですから,大きくアウトマップすることはなさそうです。とりあえず,ここで一安心。
参道の石仏群
阪急甲陽園で下車,大師道を登り始めると,前方に岩峰を発見。時間もあることだし,早速オジャマすることに。住宅地を抜け,さらに坂道を登ると,眼下に大阪の街や大阪湾,生駒連山が見え始めます。見事な展望です。このあたりのおうちの人は,この展望を毎日楽しめるんですよね。イイねぇ。
坂道の右手に,例の岩峰が。早速登ってみるとこに。最上部までは行きませんでしたが,途中の岩から見た展望は,さらにGOOD!です。見事な展望を楽しんだ後は,神呪寺らしき方向に歩きます。道ははっきりわかりませんが,カンを頼りに坂を登ります。と,途中の分岐で道標が。やはり,神呪寺はこの道で正解です。スバラシイ!見事なカンです。さすが,OLで鍛えたカンです。OLでコンパスを使わずに,ポストを探しているだけのことはあります。我ながら,あきれてしまいます。
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峠っぽいところからは,左右の尾根に石仏がたくさんあります。神呪寺への参道だからでしょうか。少し下ると,道の脇にもたくさんの石仏。あきれるほどあります。いったい何のために?会場へは,車道を進めばいいのでしょうが,それでは楽しくないので,右手の谷に降りる道を進みます。シングルトラック(ST)の快適な道です。この道の脇にも石仏があります。と,快適なSTは,甲山森林公園に入口の真ん前に。
受付を済ませると,いつでもスタートできるとのこと。スタート時刻を指定される本格的な大会より,準備ができるとすぐにスタートができる練習会の方が,時間のムダがなくていいかも。準備をしていると,上空に黒い雪雲が広がり,白いものが舞い落ちてきました。やはり冬型の気圧配置だけのことはあります。
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ツーマップ!?
着替えをすませ,スタート地点に移動。スタート地点(△)には,「スタート」の横断幕もあり,本格的な大会と変わりません。ただ,例の四角い枠がないだけです。やってきた人から,クラス関係なく2分おきにスタートです。後ろの2人組(親子?)は,本日初のグループだとか。このままだと,ゴールさえすれば,クラス優勝です。スバラシイ!とりあえずは,今の時点では,優勝候補の最右翼です。
時間がきて,スタート。早速,地図を見ます。が,地図が小さいので見えにくい。ポイントも12まであります。しかも,この地図が1枚目ということで,2枚目もあるそうです。ということは,合計で20近くのポストを見つけるわけです。ポストがたくさんあるということは,それだけポストを探す楽しみだあるということです。スコアOLみたいで,楽しそうです。
まずは順調な滑り出し
前にスタートした人は,尾根に登ったようですが,ボクは広めの道を進みます。らしい所に到着。ここから,上に登らなければなりませんが,道がない。しかたがないので,木の間を強引に突破。が,まだポストはありません。よ〜く地図を見ると,高圧線の鉄塔になっています。な〜んや,鉄塔かぁ。尾根の上の鉄塔で,ポスト(@)を発見。やはり,最初に見つけたポストはうれしいものです。
Aのポストは,会場に来る時に通った参道の峠付近の尾根にあります。ということは,来る時に通った道を通るだけです。楽勝です。難なく,Aのポストへ。このピークからの展望は,東神戸の街が望め,さらには淡路島の島影も見えています。これまた,スバラシイ展望です。Bへは,尾根を下り,高圧線の真下の巡視路を西に進みます。案の定,ポストが。そして,下の車道をへだてた谷の奥にCを発見。今日は,なんだか好調のようです。うれしくなってきます。
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Dへは,少し距離があります。通行量の多い車道を走ります。神呪寺の下を通り,分岐を左。ここからは,日曜日は自動車通行禁止なので安全です。Dのポストへは,車道のカーブ地点から尾根に下ればいいのですが,なんと!車道にはフェンスが続いています。尾根らしきものを見つけるものの,まだフェンスが続きます。…,と,フェンスの切れ目があります。森林公園への入口です。やれやれ。行き過ぎたので,尾根を目指して,引き返します。すぐに尾根に到着。尾根から下ると,白黄のDポストを発見。
甲山森林公園は春の陽射しがいっぱい
Eへは,公園内の道を走ります。前からは,中年熟年ハイカーが大集団でやってきます。手軽に山歩きを楽しめる甲山森林公園は,人気スポットなのでしょう。広場では,家族連れが暖かい春の陽射しを浴びながら,遊んでいます。気温は低いものの,やはり春です。気持ちがいい。ただ,OLには少し暑いかもね。
Eの記号は,○です。?山頂かな?右手の小高いピーク(E)に登ります。あった!山頂の記号だったのでしょう。次はFです。噴水のある広場から南の尾根を目指します。が,あまり道が明瞭ではありません。始めは谷かなと思っていたのですが,どうも違うようです。地図をよ〜く見ると,尾根じゃありませんか。尾根筋を通っている踏み跡をたどると,右手にポスト(F)が現れてきました。当ったり〜!
さてこれからが道のないGです。でもよく見ると,Gは高圧線鉄塔の近くです。谷に降り,木の枝の間から空を見ると,高圧線が見えます。尾根に登ってあの高圧線の下に出れば鉄塔があるはずです。とりあえず,目の前の尾根に登ることに。登ってみると,踏み跡があります。巡視路にしてはきれいではありません。左右を見ると,左手上空に鉄塔が見えます。ヨシ!あの鉄塔だ。行ってみると,鉄塔の策の反対側にポスト(G)を発見。
Hへは,東の広い道に出るか,広場に戻ってそこから広い道に出るか。東に行く方が距離が短いかもしれませんが,広場に出る方が確実です。ここは,確実なルートを選択。ピークに出ると,遊歩道があります。この遊歩道を下って,広場へ。広場の手前は,前回の学連定例戦の時にはポストがあった地点です。小川を渡り,広場から広い道へ。そして分岐へ。Hは,この分岐にあるトイレの裏手のようです。裏手には,小さなピークが。そしてそのピークの上にポストがあります。目指すHのポストです。
ちょこっと迷走その1
次のIは,とりあえず,高圧線鉄塔に行き,そこからSTを下ることに。分岐からは高圧線を見ながら進みますが,どうも高圧線から離れていくようです。これはマズイ。踏み跡がある小さな谷から登ると,鉄塔に出ます。ラッキー!鉄塔からは,東のSTを下るだけです。でも,なんだかヘンです。下るどころか,岩だらけの尾根です。わからないので,とりあえず,岩だらけの尾根を下ることにしました。下りきると,展望台です。あれ〜?こんなところがあったっけ?地図をよ〜く見ると,鉄塔の所在地を間違っていたようです。展望台を地図で確認すると,北の広場から東に向かって階段を下ります。地図ではかなり細い道のように感じたのですが,遊歩道なのでチョット心配。でも道のつき当たりの岩にポスト(I)発見。
IからJへは,道がいろいろ分岐していて,わかりにくそうです。分岐,分岐で確認しながら注意深く進みます。広場からは,細い尾根道を登ることにしました。これなら,ただただ尾根を登るだけですから,迷うことはないでしょう。ピークまで直登です。ピークに出ると,西の谷に下ります。予想通り,Jのポストを発見。なんだか今日は,順調です。あとは,Kだけです。
チョット迷走その1
Jから谷を強引に下ると,広場に出ました。この広場の向こうの谷にKのポストはあるはずです。谷へ突撃!が,無い!凹んだところにポストがあるようなので,死角になっているかもしれません。注意しながら谷を下ります。が,無い!今度は水平移動しながら探します。が,無い!う〜ん。向こうの尾根かも。行ってみても,無い!こうなりゃあ,さっきの広場に戻って再考です。もう一度地図を見ると,広場の南のピークの向こうのようです。ピークを巻き,南に出ると,Kのポストがありました。なるほど,やはり地図は落ち着いて細かく見なけりゃいけません。Kからは,受付地点(□)に戻って,2枚目の地図と交換です。これをツーマップというのだそうです。これだと,比較的狭い範囲でも,いろいろなポストと長い距離がとれるというわけです。納得です。
受付(□)に戻って,ゴ〜ルイン!の予行をして,2枚目の地図と交換です。地図を見ると,グルッと回ってくるだけの単純なルートのようです。でも,道にあるポストが少なそう。こりゃあ,大変だ。先ほどのKのポストのあるあたりに戻り,尾根を直登します。地図ではハッキリした道のようですが,今,登っている道はそれほどハッキリはしていません。尾根に登ると,向こうに遊歩道が見えます。あっれ〜!だとしたら,今はどこにいるのでしょう。?です。
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ラッキー!
地図を見ると,尾根の東側,浄水場の近くでしょう。道から浄水場の方に下ります。と,水路が。地図ではわかりにくいですが,2本ある水路の長い方でしょう。ということは,この水路をたどれば,Lのある水路に出そうです。我ながら,いい加減な地図読みですが,とりあえず行ってみることに。水路をたどり,尾根を回ったところ,左手にもう1本の水路が出てきました。そして,その左手上部にLのポストを発見。う〜ん,これはラッキーとしかいいようがないのかな?
Mへは,このまま水平移動です。道に出ると,少し下にポストがあるハズです。ヤブっぽい林を抜け,予定通り,道に到着。下を見ると,道の曲がりがあるので,もう少し手前のようです。やはり,水平移動をしているつもりでも,知らず知らずのうちに,下がってしまいようです。少し登ると,分岐です。あれ〜?ということは,もっと下かなぁ〜。岩の記号もあるので,道の脇の岩のまわりを探してみます。が,無い!う〜ん,もっと下かなぁと下がると,何のことはない,すぐ下の道にMのポストがありました。あとで考えてみると,この道は,1枚目の地図で,Jのポストへいく時の登った尾根道です。そういえば,ポストがあったよなぁ〜。後で気づいても,もうおそいっちゅうネン!それにしても,違う方向から入ると,同じ道も違う道に思えるものです。人間の認識というものは,そう簡単にはいかないものです。
Nは,1枚目の地図でIのポストに行く時に通った展望台です。これは簡単。道を思い出しながら,登ります。すると,展望台の北に到着。遊歩道や展望台には,家族連れやカップルが散策を楽しんでいます。中には,お弁当を食べているカップルも。暖かい春の一日を楽しんでいます。汗をたらしてポストを探すボクは,チョット…です。人目をはばかりながら,フェンスに取り付けられたポスト(N)でパ〜ンチ!です。
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やはり思うようにはいきません
Oへは,鉄塔から分岐,その分岐から北の尾根を下ることにします。まず,鉄塔です。鉄塔から分岐,分岐から尾根へ入ります。踏み跡のようなものはありますが,疎林ですので,どこでも歩けます。らしい尾根を下るものの,無い!谷に下りきっても,無い!もう一度,尾根に登りましょう。尾根の登り始めに赤テープがあります。?OLのスタッフがつけたものでしょうが,まわりにはポストはありません。しかたなく,尾根を登ります。と,ポスト(O)を発見。どうやら,尾根を下る時に,東に寄っていたようです。わずかな違いのようですが,それでもポストにヒットしないのですから,OLは奥が深い!
Oから東に谷を登りつめて,Pのポストです。これは予想通り,ピッタリです。数m上では,遊歩道があり,車道もあるのですが,この谷は薄暗い林です。なんとも不思議な空間です。
Qは,昨年の関西学連定例戦で通った尾根です。これは楽勝です。噴水広場を通り,野外ステージの脇から尾根に登ります。あとは,この尾根を下るだけです。前方には,送電線が見えます。と,目の前にポスト(Q)が現れました。
2度目のゴ〜ルイン!
これで,最後のポストをゲットするだけです。尾根をさらに下り,巡視路に入ります。巡視路から谷に下ると,道らしいものが見当たりません。でも,左手にはゴール付近の管理事務所が見えています。谷を下ると,管理事務所に出てしまいました。このまま,ゴールから逆走してRへ行ってもいいのですが,コイツはチョット恥ずかしい。そっと,事務所の裏にまわって,尾根に登ります。道ではないのですが,なんとか歩けます。尾根に登ると,Rのポストはすぐです。分岐(R)で最後のパ〜ンチ!やれやれ,これで2度目のゴ〜ルイン!です。
今回は,練習会ということでしたが,万年初心者のボクには十分楽しめました。大迷走はなかったものの,いくつかのポストでちょこっと迷走。ほどよい?迷走で,楽しさ倍増といったところです。大迷走なんぞをしでかすと,楽しさどころか,絶望感と自己嫌悪に陥ってしまいます。これほどまでに楽しい練習会を主催してくださった豊中OLCのみなさんに感謝,感謝です。ありがとうございました。
地質ハイキング
甲山は,森林公園だけではありません。甲山とその周辺は,地質的にも見るべきものが多いところです。OL練習会の帰りに,チョイと地質のお勉強です。まずは,青年の家です。ここには,六甲山の花崗岩と甲山安山岩とが接触しているようすを示す岩が置かれています。安山岩が花崗岩を取り込んでいる部分があることから,安山岩が六甲花崗岩に貫入したことがわかるそうです。
この青年の家からも甲山へ登ることができそうです。甲山は,冑の鉢か,おわんを伏せたような特徴的な山容ですが,鐘状火山(トロイデ)とか溶岩円頂丘とかといわれていたそうです。でも,今では,侵食地形で,火山の火道を作っていた安山岩が,風化に弱い花崗岩中に取り残されてできたものと考えられているそうです。但馬の神鍋山のような山容だけに,火山と思ってしまいます。
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車道を長々と歩き,五ヵ池に到着。テニスクラブト前の電柱の脇には,海成粘土層が露出しています。この地層の中には,海棲のケイソウの化石が含まれているそうですが,もちろん,ボクにはわかりません。この五ヵ池からの甲山もきれいです。テニスコートでは,主に中高年の方がテニスを楽しんでいます。山歩きといい,テニスといい,昨今の中高年は元気そのものです。
これから阪神仁川駅まで散歩です。五ヵ山遺跡,五ヵ山古墳もあります。右手に甲山森林公園,前方には大阪の街が見えます。住宅地に入り,1.5kmで仁川駅。OLも地質見学も楽しめるお得な練習会でありました。メデタシ,メデタシ。
(地質関連は『兵庫の自然を歩く』参照しました)