青空に 初雪遊び 氷ノ山(2000.12.9)


快晴!

前夜の天気予報では,9日は近畿地方一円快晴,しかも気温も高めでポカポカ陽気だとか。こりゃあ,もう,山に行くしかありません。が…,どこへ行く?本を眺めながら,あれこれ目的地を考えますが,行きたい所が多くて困ります。段ヶ峰から笠杉山の縦走,白岩山から高畑山の縦走。いつも気になる中町の妙見山。それとも,近場で金剛童子山からシビレ山縦走。際限なく,候補地はありますが,せっかくの快晴です。ならば,初冬の氷ノ山で,360°の展望を楽しむのもよさそうです。今日をのがすと,氷ノ山は春まで深い雪の中。そうなるとボクのような素人が登れる山ではありません。ということは,今回がラストチャンス。よし!氷ノ山に決定!

ところが,前夜の意気込みとは裏腹に,いつもどおりの7時に起床です。まあ,昼前までに,坂ノ谷分岐に着けばいいんだからと,のんきなものです。準備もこれからです。さらに家を出ても,軽油を入れ,郵便局にも寄り,さらに遅くなってしまい,加古川を出たのが9時ごろです。しかも福崎町あたりからは,道路工事のための渋滞が何ヶ所も発生しています。珍しいことに,車の接触の瞬間まで目撃してしまいました。はみ出し禁止の道路にもかかわらず追越をかけている車が,前で右折する車に接触!なんとも無謀な運転です。安全運転には定評のあるボクですが,この事故を教訓として,さらに安全運転を心がけなければと思いました。

初めての殿下コース

結局,坂ノ谷分岐に着いたのは11時をまわっていました。早速,準備にとりかかります。ゴアの手袋にゴアのソックス,水対策は完璧です。11時半に出発。今回は,今までとは違って,林道をさらに登り,殿下コースから登ることにしました。が,林道は登るにつれて,積雪が増えてきます。日なたには雪はありませんが,日陰では雪が凍りアイスバーン状態になっています。途中で「単車 通行止め」の看板がありました。MTBはいいのでしょうか?でも,どうして単車だけがダメなの?

結局,殿下コース入口についたのが12時ごろ。初めてのコースですが,入口から見ると急な登山道が続いています。もちろん,積雪付きです。30分の林道登りの後の担ぎとは…。雪面を見ると,人間の足跡はありません。あるのは,ウサギと鹿らしき足跡のみです。まわりのブナの木は,すっかり葉を落としています。見ると,ブナの木の下にネットを設置している所があります。ブナの実を採るためでしょう。

殿下コースの名所「仙人門」

  
仙人門 見返りの丘から奥播磨の山々
仙人門
見返りの丘から奥播磨の山々

斜度がゆるやかになったところで,右手から登ってくる道があります。地図にはない道ですが,新しくできた登山道なのでしょうか。しばらくして,殿下コースの名所「仙人門」に到着。なんともユニークな木です。ふたたび急な登りになりますが,まわりの木々が少なくなり,青空が広くなってきました。抜けるような青空という表現がピッタリです。

青い空と奥播磨の山々

しだいにゆるやかな登りになると,目の前には2mほどの笹が広がっています。坂ノ谷コースとの合流点が間近です。いつもは右手に殿下コースを見ていますが,今日は左手に坂ノ谷コースが見えます。ここからは,いつもの登山ルートです。このあたりになると,積雪が多く,雪中ツーリングそのものです。見返りの丘からは,奥播磨の山々が一望できます。藤無山三久安山一山東山,その右手には黒尾山,後山,手前に三室山。左手奥には,段ヶ峰も見えています。雲ひとつない青空ですが,少しモヤっているのが残念です。

ひとふん張りで三の丸。展望台には,5人ほどの登山者がいます。少しオシャベリをしていると,「春になるとスノボーやMTBでも来る人がおるでぇ」だって。今日は,スノボーやスキーができるほどの積雪がないので,歩きの登山者ばかりです。MTBだと,今日ぐらいの積雪(5〜10cm)が限度でしょうか。でも,withMTBには出会いませんでした。

「山頂までは30分や」という声に励まされて?山頂を目指します。いつもならMTBで登れる登りも,積雪のために乗れません。下りは,勢いをつけて下らなければ,雪にハンドルをとられてしまいます。でも,雪が路面の凸凹を隠してくれるので,走りやすいこともあります。いつもの湿地帯も雪でかえって歩きやすくなっています。このあたりは,春でも積雪が多いのですが,今日もかなりの積雪です。なぜか,雪が溶けにくいのでしょう。

  
氷ノ山山頂 氷ノ山山頂
氷ノ山山頂
氷ノ山山頂

氷ノ山山頂

湿地帯を過ぎると,頂上直下の急坂です。ここは,展望はいいのですが,とにかく大変!それまでに疲れた身体に,最後のダメ押しです。息を切らしながら登ると,頂上です。13時半ということで,先客は,1組の熟年夫婦とソロのお二人です。珍しく静かな山頂です。いつものことながら,360°の展望はすばらしい!西の方には,あの青ヶ丸,仏ノ尾,扇ノ山,遠くには大山らしき山容も見えます。眼下には,ハチ高原が見えます。高原の真ん中に白い筋ができています。降雪機で作ったコースでしょうが,滑っている人はあまりいません。今年は暖かいので,まだまだ,スキーやスノボ―って気にはならないのでしょうねぇ。

  
氷ノ山山頂 山頂から青ヶ丸をのぞむ
氷ノ山山頂
山頂から青ヶ丸をのぞむ

温かい昼食のあとは,待望の下りです。いつもなら快適に下れる直下の下りも,雪のためにヨタヨタ下りです。滑る,つまづく,ハンドルを取られる。悪戦苦闘の下りです。でも,おもしろい!三の丸へは,いくつかのUpDownを繰り返します。乗れるのは,下りだけですが,その下りも雪のために思い通りにはなりません。でも,おもしろい!

雪中ダウンヒル

三の丸で小休止。少し展望を楽しみ,いよいよこれから下り100%です。防水のズボンをはき,さらに防水性をアップし,下ります。雪で少し下りにくいですが,それでも楽しい!いつものルートも,雪が降ると少し変わって見えます。奥播磨の山々を見ながらの下りです。早くも殿下コースの分岐を過ぎ,坂ノ谷コースへ。熊の水飲み場付近では,まだまだ積雪がありましたが,下るにしたがって,積雪は少なくなり,走りやすくなってきました。

いつものように丸太越えポイントで遊び,木の根道でしびれ,植林帯へ。いよいよ下りの終点です。薄暗い植林帯の中は,雪はなく,路面も乾いています。木のぬくもりといったもののせいでしょうか。単車止めのくいを抜けると,坂ノ谷登山道入口です。林道く少し下り,分岐へ。

下りは約1時間。登りは2時間でした。時間的にも,これぐらいがちょうどイイ感じです。今回は,少し積雪があったり,殿下コースで登ったりと,いつもの氷ノ山ツーリングとは少し違いましたが,それはそれで季節を感じることができ,楽しかったです。


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